新城カズマのレビュー一覧

  • 15×24 link one せめて明日まで、と彼女は言った

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    ERや24が好きな人は是非。
    自殺志望の少年と、それを阻止しようとする少年少女達が東京を
    舞台に追いかけっこするだけと思ったら、もっと大事に発展。
    登場人物が多数登場するけど、各キャラが立っているので、
    実にすんなりと読めます。
    1巻2巻が同時発売で、次の3巻が待ち遠しいです。

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    2009年10月09日
  • サマー/タイム/トラベラー1

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    SFを読んだときに、不思議な雰囲気に包まれるのはどうしてでしょうかね。Homuraはその不思議な雰囲気と哲学的な話がすごく好きです。これもSFもので、やっぱりおもしろい、としか言いようがないです。どうおもしろいかっていうと、世界に存在しないものだからこそ、あるかもしれないし、ないかもしれない可能性ってのがSFだと思います。それを文にして形にすると、本当にSFのような物語があってもいいと思います。

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    2009年10月04日
  • サマー/タイム/トラベラー2

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    切ないラスト。 
    一巻の独白で、予想はできていたけれど・・・。 
     
    アエリズムは個人的にお気に入り。

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    2009年10月04日
  • サマー/タイム/トラベラー1

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    ほろ苦い青春群像劇。
    少年少女の夏の思い出。
    お山のお嬢様が、結構かわいいと思うんだ。

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    2009年10月04日
  • サマー/タイム/トラベラー1

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    娯楽小説としては過去最高モノ。何度も読み返したくなる作品。この作品全体に漂う青い緊張感は多分二度と味わえない。

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    2009年10月04日
  • サマー/タイム/トラベラー2

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    娯楽小説としては過去最高モノ。何度も読み返したくなる作品。この作品全体に漂う青い緊張感は多分二度と味わえない。

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    2009年10月04日
  • サマー/タイム/トラベラー1

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    古今東西時間渡航者SF大作戦と青春活劇…って感じ?
    何か起こりそうな思わせぶりな振りがえんえん続いて、とにかく先が気になる。
    がジェット選びのセンスが絶妙。

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    2009年10月04日
  • 15×24 link one せめて明日まで、と彼女は言った

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    全6巻のライトノベル
    15人の24時間
    ライトノベルとはもったいない(読み手が限られるだろう)
    大変、面白かった そして長くてくたびれた

    濃厚な24時間を15人の視点でザッピング
    セガサターンの名作「街」
    恩田陸の労作「ドミノ」またはin上海
    そこにこれは並ぶべき作品なのだが、古い割にあまり聞かない。本当にもったいないなあ
    これも労作ですよ、雰囲気が若者向けだけれどやってることは素晴らしかった
    ただ、マジ長い
    これ映像にしたらウケそうなのに…

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    2025年11月09日
  • サマー/タイム/トラベラー1

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    2巻と合わせて。

    小さな世界。
    ローカル世界。箱庭。
    それがいい。その空気感がいい。
    細かい設定の不備に突っ込むとか、
    ヒロインの決断に納得が行かないとか突っ込むなんて野暮。
    小さな世界。素晴らしい世界。
    こういう青春を過ごしたい人生だった小説。

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    2021年09月10日
  • 日本SFの臨界点 新城カズマ 月を買った御婦人

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    ネタバレ

    ――



     SFはここまでできる。


     楽しく読むためにはこんなにも注意深くならなくてはいけないのか、という恐ろしさもあるけれど、まぁそれはなんでもか…。
     ほんとにひとことで云えば、情報過多作家である。短編から掌編まで、どんな細かな設定にもタグがぶら下がっていてそこからどこへでも飛べるような。そして飛んでいるうちにここが何処か解らなくなって、着地したら別の短編に居るような。まさにトラベラー。夏だしもう一回読むか。

     本編もそうだけれど、伴名練による解説…解説と云うには膨大な新城カズマ論も情報過多。しかしこういうのがあると、不真面目な読み手である私のような人間は非常に助かります。


     

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    2021年08月13日
  • 日本SFの臨界点 新城カズマ 月を買った御婦人

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    「月を買った貴婦人」以外は初読。多彩な作風ゆえに、個人的には好き嫌いが分かれるところ。「ギルガメッシュ叙事詩を読みすぎた男」はショートショートでありながら、はちゃめちゃな展開に強烈な印象を受けた。1番面白かったのは、SFではない「ジェラルド・L・エアーズ、最後の犯行」。作品を埋もれさせないために、SF傑作選にあえてSFでない作品を収録した編者の判断は素晴らしいと思う。

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    2021年07月22日
  • サマー/タイム/トラベラー1

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    一人称視点。主人公のぼくが語り部です。結果を先回りで伝えてくる割に、説明となる過程は主人公の回りくどい思考そのまま読むことになるので、非常に読みづらいです。しかし、たまに秀逸な情景描写があるのと、随所にワクワクする謎が散りばめられていることで先が気になります。読むのやめようかなと思いながらもギリギリ読み進めたくなる絶妙な
    ラインでした。笑
    これが計算なら素晴らしいです。

    途中で時間跳躍の考察のために、参考になりそうなSF小説を集めるシーンがあります。名だたる傑作に並んで小林泰三の『酔歩する男』が出てきたのが何だか嬉しかったです。自分の好きな本が出てくると嬉しくなりますよね。

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    2021年05月30日
  • サマー/タイム/トラベラー1

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    ネタバレ

     人は自分の気分次第で壊せるものをそれぞれ持っている
     お前はそれが人よりデカい
     それだけだ。

     という玄海師範の言葉がなんでかずっと刻まれている。

     壊せるもの、の中に玩具やペットから始まり、
     恋人とか家庭とかの人間関係が含まれているのがいかにも富樫さんっぽいけれど
     要するにこれは誰に甘えるかという話なのかなって。


     考えるべきことを考えないのも甘え、だし。
     大切なものが大切なまま、側にあり続けると思うことだってもしかしたら、甘えだし。


     なんとなく、解った気がする。
     オレは取り残されたいんだね。いつだって。
     取り残されて、それでもそうしている自分を、悪くないって思い

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    2020年10月05日
  • サマー/タイム/トラベラー2

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    #日本SF読者クラブ 悠有は「時を駆け抜ける少女」になった。1巻からのレビュー続きです。高校生5人組のプロジェクトは、騒動というか事件になり、悠有は時を駆け抜けた。青春も駆け抜けるもの。やはり青春SF小説だ。

     1巻のレビューで本書のタイトルを「夏/あの時/往く人」と解釈したが、まあいい線いっていたと思う。「往く人」というよりは、そのまんま「旅人」だったけど。あと、喫茶店「夏への扉」がキーとなっていた。「難しい言葉が出てくる」とか「読むのに疲れる」とかいうレビューもあるようだが、そこは悠有のように駆け抜けて(?)読めばよい。

     エピローグで、未来の出来事として大地震と原発事故が起きたとの記

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    2020年06月15日
  • 15×24 link four Riders of the Mark City

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    ネタバレ

    次に巻き込まれていくのは新たな東京のアンダーグラウンド。背景に暴力団、ネズミ講、電子通貨、そして、野球(!)である。徳永準に加えて、ピンクのケータイというアイテムが捜索対象に加わり、一体どれだけの勢力と思惑が重なり合うのかという混沌。消えたいはずの徳永準はコードと化し独り歩きする皮肉。主要人物に対しても次々に驚きの事実が明らかにされていき、ストーリィの収束以外にもそれぞれにきちんと落ち着くのかが心配なくらいの状況。次を読むしかないでしょ!

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    2020年02月16日
  • 15×24 link three 「--裏切者!」

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    ネタバレ

    ファブリの登場によって一気にステージが変わった捜索劇はそれでもまだ「遊び」の感覚が残っていたはず。それを打ち消す「死」。その衝撃は捜索隊へ波紋を広げていく(もちろん読者にもだ)。ファブリの正体も分かってきたが、それは新たな闇への入口で、今度はネットを介して広がっていく噂の噂の噂…。そして、またも笹浦に襲いかかるは受難。彼には最後に報われて欲しいと願わないではいられない。

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    2020年02月16日
  • 15×24 link two 大人はわかっちゃくれない

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    ネタバレ

    シリーズ2巻目。三橋が動き出し、様相を変える徳永の捜索劇。ファブリの登場によって、他人の命を救うために自分の命を懸けることになっていく様には目が離せない。2巻に入ってから急加速で面白くなっていく。広がっていくネットワークに狭まる包囲網。警察に自警団についでに東京のアンダーグラウンドに知らず識らず足を突っ込んでいく捜索隊の面々。徳永発見から捕獲へ至るが、最早徳永が見つかったところで畳まれない大風呂敷。続き続きっ。

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    2020年02月04日
  • サマー/タイム/トラベラー2

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    あの夏、
    放火事件が町を揺るがし、
    隣市との合併問題が議会を揺るがし、
    兄は精神病院の病室で頭の中だけ並行世界に住み続け、
    友人は住基ネットにハッキングをしかけて、
    BGMはシカゴのSaturdayInTheParkで、
    そして僕らはただいつもの「夏の扉」で本を読んでいた、
    あの夏。

    マラソン大会のただ中3秒間だけ未来へ時間旅行をした
    幼馴染を巡って、僕らがSFを読み漁り実験を繰り返して
    「時空間跳躍少女開発プロジェクト」に夢中になったあの夏。


    ジャンル:「頭のいい高校生が額つき合わせてうだうだ」系衒学小説。

    小難しい理屈と、大量のSF本を元ネタに一説ぶちまけるのがメインであるかのよう

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    2019年10月05日
  • 15×24 link one せめて明日まで、と彼女は言った

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    「現代的な」青春ミステリライトノベル風味
    キャラクタが日本人だけでも一億通り以上あるとして
    それをどのように定義付け分類分け出来るのか
    その数は想像より多く想像より少ない

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    2019年01月10日
  • サマー/タイム/トラベラー1

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    タイムトラベルの理論とか作中に出てくるネタはほとんどわからないのだが、こういう話は楽しい。ラストが自分好みの展開だった。せつなさの残る読後感がいい。

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    2014年11月24日