ヒキタクニオのレビュー一覧

  • いつか青空

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    復讐の物語。とてもきつい話なのに、なんだか軽く読める。なかなか現実離れしているけど、物語としてはラストはこれで良かったと思う。

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    2022年01月23日
  • 東京ボイス

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    ボイストレーナーの吉本を中心にした連作短編集。それぞれ濃い登場人物が出てきます。この作者の作品は、裏社会というかアンダーグラウンドなのか業界の話がとても面白い。全然知らない世界だけど、、、。声に対する描写も面白い。読んでよかったです。

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    2021年05月11日
  • ヒキタさん! ご懐妊ですよ

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    男性目線からの不妊治療。

    読んでみて改めて、不妊治療はゴールの見えないマラソンを治療費を稼ぎながら走り続けることなんだと思った。

    そんな中、前向きでオープンで積極的で協力的な旦那さん。
    自分に原因があることもオープンにしているなんて、すごく驚いた。まだまだ珍しい存在だと思う。
    ヒキタさん以外だとダイヤモンドムカイさんくらいしか知らない。

    不妊の原因は女性にあると言われていた時代も終わりに近いのかな。そうだと嬉しい。

    妊娠出産は当たり前にできるわけではない、奇跡なんだってことがもっと一般的になってほしい。
    そしてそれには心合わせ、夫婦で話して協力することが必要なんだ。
    婚姻届提出の時に、新婚夫婦に啓蒙本として、この本渡したらいいんじゃないかな。

    精子を元気にする方法、最新の技術で何とか分からないものかなぁ。

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    2019年12月29日
  • ヒキタさん! ご懐妊ですよ

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    ユーモアたっぷりで読みやすかった。自虐などもあって、つい笑っちゃうところもたくさんあった。男性目線の不妊の話ははじめて知る事がとにかく多かった。次こそ!次こそ!って読んでるこっちまで力入っちゃったな。授かって本当に良かったと思って心あったまったな。

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    2019年10月07日
  • 跪き、道の声を聞け(PHP文芸文庫)

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    『跪き、道の声を聞け』
    ヒキタクニオ 著

    関東の裏社会を二分する十四会会長・今切の足取りが途絶える。若頭補佐の君島からの依頼で、裏社会専門探偵・時園がその行方を追う。

    筋者を書かせると、ヒキタ氏はやはり切れてるね。これまでの消し屋シリーズから比べ、場面運びがかなりスマートになっている。
    十四会、消し屋、様々なヒキタ作品に登場する本作はファンには嬉しい限りだね。

    生き様と死に様、矜持、叶わぬ恋慕。
    男臭さに溢れる重厚な一冊でした。
    『凶気の桜』が懐かしい。『消し屋』シリーズ読み返そうっと。

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    2018年01月03日
  • こどもの城殺人事件

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    面白い。思春期の少年少女の危うさ、苦悩、そして怖さを丁寧に汲み取っている。一気読みでした。
    あらすじ(背表紙より)
    男子高生の刺死体が、青山の路上で発見された。被害者は近隣の名門校に通う17歳、原田聡吾。美形で成績優秀、評判の優等生だったが、恋人の敷島亜子は、生前に彼が凶悪犯罪に関与していたとの情報を得る。同級生達の証言は食い違い、亜子は聡吾の親友から、警察捜査を妨害するよう指示された。彼は、聡吾は幼い頃に自分と交わした約束を守るため死なねばならなかったと言うのだが…。どんでん返しが冴え渡る、青春ミステリ。

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    2017年04月08日
  • こどもの城殺人事件

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    題名とは違いダークな感じだ。この作者らしく現代の暗い部分と隠された展開が楽しめた。 2016.12.2

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    2016年12月02日
  • こどもの城殺人事件

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    なんとか殺人事件といタイトルの本は基本的に買わないのだけど、こどもの城との違和感で購入。
    実際にこんな事やってる賢しい高校生も居るんじゃないかと思う話もあり恐怖を感じる。
    殺人事件そのものは、更に人の心の根深い部分に起因するのだけど、結果、登場する高校生は誰も救われない。

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    2016年11月08日
  • ウドブノ~裏原宿・神宮前情報社~

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    ロシア人が持ってきた高価だとされるウドブノを巡って,小さな探偵社のアンナ,ノア,ヨーコがやくざの白瀬や三田村たちと繰り広げる戦いを面白おかしく語っているる物語.アンナたちに強力なデブの助っ人,元警官の津屋崎が表れて,巧妙な作戦が展開される.偶然ウドブノを手にしたアンナたちは,ボイスチェンジャーを駆使して白瀬とやりあう.ヨーコが捕まってしまうが,ノアの秀逸なアイデアが功を奏して,勝利を得る.ウドブノ自体より張られていた切手が高価だとわかり,アンナたちは分け前を得る.楽しめた.

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    2015年12月24日
  • ウドブノ~裏原宿・神宮前情報社~

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    ヤクザとの騙しあい。情報社の3人、デブの津屋崎ともにシリーズができそう。デブカッコいい!
    2015.5.1

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    2015年05月01日
  • さようなら、私の嘘

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    原題は『ザンパーノが来たよ」だったらしい。
    どうも、この題名が上手くない気がする。最後まで読んでも納得しずらい。
    まあ、でも中身は面白い。
    小暮美奈は、十和株式会社というPR会社に勤めている。34歳。
    ある日、社長の高辺から、新しい仕事の打診がある。実質的な左遷だった。が、新会社の社長だという。
    その会社は、ここの会長、津田菫が立ち上げていた「スミレ大サーカス」だった。
    まるで違う世界に来てしまった美菜だが、何とか社長としてやらなければ、と社ちぃ緒ウノ高辺い教え込まれたやり方でサーカス団の人間を掌握しゆとするが、はじかれてしまう。
    そして、美菜はこれまでの仕事の仕方を捨て、サーカス団に入り込むことにした。すると、今まで自分のやってきたパブリシティの仕事がいかに相手の弱みをつくことによってなりたっていたかが見えてくるのだった。
    美奈は、サーカス団の中から、本心で宣伝したいと思った。そして、その仕事は実を結び、サーカス団は連日満員の興行となり、グッズも売れるし、マスコミにも売れ、会社としての売り上げは大幅にアップする。
    それを面白くないのが、社長の高辺だった。彼女はある人物を雇って、切り崩し工作に出る。

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    2015年04月17日
  • 角

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    1411 どのキャラも個性的で会話のテンポも良く楽しめました。初めての著者作品でした。ことばの回し方が好みで星4つ。

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    2014年11月20日
  • 負の紋章

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    仇を取ることでしか終わらないことってこういうことだろう。公判中に萩山の両親が石渡に示談を申し入れるが、被害者も加害者も親は親だ。殺人と自殺は人生で取り返しがつかないこと。ヒキタのいつもの主人公ではなく堅気のサラリーマンがそうせざるを得なかったことに引き寄せられた。非現実的だが、その抑えられない衝動はわかる。出所した石渡に言った由美子の「ありがとう」が象徴的だ。

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    2014年10月04日
  • 俺、リフレ

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    マンションの一室で、ほぼ全ての物語が進行して行く。なので凄く舞台の芝居っぽい。終盤における登場人物達の壊れ方が怖い。ジワジワ静かに進行していて。であるが故に、穏やかなエンディングがじわっと沁みる。

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    2014年05月03日
  • 俺、リフレ

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    冷蔵庫の視点から、ある家族と才能について考察する物語。冷蔵庫が意識を持つにいたった経緯が書かれていますが、そんなことはどうでもよくなってしまうほど、家族それぞれ(作家の伊作さんと妻の悦ちゃん、そして伊作さんの甥である光君)の様子に引き込まれていきます。読み終わって感じたのは、冷蔵庫は小説における読者だということ。冷蔵庫はお話の一部ですが、お話に出てくる人たちに干渉することはできません。もどかしい思いを抱える読者の視点で伊作さんの書く掌編小説を読み、この読者(=冷蔵庫)はこれをどう思うのだろう、と想像し、そして同じようにハラハラしながら、結末を迎えるしかありません。読者はお話の外に置かれていながら、お話の中で読者と同じ立ち位置を占める冷蔵庫に共感しつつ、お話を最後まで読むことになるのです。小説というものの本質を見たような気がしました。

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    2014年04月21日
  • 俺、リフレ

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    吾輩は冷蔵庫である。というお話。
    確かに我が家の冷蔵庫も、居住空間を見渡す位置にいるわ。家族の話題を書くのには、いい対象。構図の上手さとストーリー展開に、引き込まれました。

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    2014年01月26日
  • 紅い三日月

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    文目屋。現代の仕事人!?こんな人たちがいたら怖いけど、かっこいいかも…
    2013.9.23

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    2013年09月24日
  • いつか青空

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    変態のオタクに娘を殺されたサラリーマンの復讐劇。
    やもすれば陰鬱な作品になりそうなところを、ひょんなことからサポートすることになったメンバーが見せる筋の通った拘りによって、一部でユーモアすら感じさせる内容に仕上がっています。
    カミナリオヤジを描くのが得意のヒキタ氏らしく、現代の日本のおかしな風潮に対する怒りが込められており、中年の自分としては共感するところが多いです。

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    2013年09月09日
  • 跪き、道の声を聞け

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    クールなハードボイルドだし、
    格好いい殺し屋は出てくるし、
    めっけもんの小説でした。
    表紙は目目連みたいで怖いけど、
    そんな恐ろしい話ではありません。

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    2012年12月26日
  • 遠くて浅い海

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    ネタバレ

    ターゲットの痕跡もこの世から消し去る「消し屋」が主人公。
    恋人の蘭子(おかま)と一緒に沖縄へ向かったところ、
    とある天才を自殺させるという依頼が来る。

    やくざの組長を消した後、沖縄へ向かうフェリーの中で物語は始まる。
    遺体を始末しながら、いかにターゲットを消していくかを描いて、最初から惹きこまれる。

    途中から無邪気な天才・天願の少年時代の壮大な「実験」が挿話的に入るが、
    これがまた面白い。

    死にそうにない男を「自殺させる」仕事をどうやって完遂するか。
    展開は意外だった。
    急転直下。
    読み終わって、もしかしたらこれも全て作戦だったのかとも思うけど、真相はわからない。

    消し屋の仕事だけでなく人間ドラマの部分もかなり濃厚。


    そしてレビューを書き終えて知った、
    これは3作目だったのね。。。
    前2作を読んでたらもっと感動ポイントがあったかも。
    ちょっと残念。
    遡って読もう。

    ヒキタ氏はまだ2冊目だが相当文章と見せ方がうまいなと思う。
    なんだか映像的。
    かなり読み手を意識して、いかに物語世界に引きずり込むかを心得ているように思う。
    計算なしでこれをしていたら天才だと思うけど、どうなんだろう。
    まあ計算でも天才的です。

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    2012年02月14日