東京ボイス
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東京ボイス

764円 (税込)

3pt

4.2

牛丼屋のカウンター、向こう側から注がれる以前とは違う視線。スキャンダルが元でアイドルでなくなったカズヤは、そんなものには慣れっこになった。マイナスからのしあがるうち、様々なことが麻痺していく。さあ、ボイス・スタジオへ行こう。ここには東京の空の下に居続けたいと喘ぐ人間が集まってくる――。東京で暮らす「普通」の人たちの喘ぎが響く!

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東京ボイス のユーザーレビュー

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    Posted by ブクログ

    官能小説っぽくって初めはちょっと引いたが、ストーリー構成、心理描写がすばらしい作品だった。
    作者は、ロジックよりは感性を重視しているようで、小説家というより芸術家的な思考回路に思えた。
    他の作品も読んでみよう。

    0
    2010年09月13日

    Posted by ブクログ

    ボイス・トレーナーの吉本の元へ訪れる7人を主人公にしながら、
    繰り広げられる物語。
    どちらかというと、明るい太陽の元を元気に歩く人たちではなく
    いろいろ背負った危うい人たちばかり…。

    トレーナーの吉本自身も、過去を背負って生きています。
    東京で七転八倒しながらも、生きる強さ、
    その力を感じました。

    0
    2010年02月14日

    Posted by ブクログ

    鮮烈なカバーイラストで手に取った作品。でも読み終わって心に残ったのは、やや掠れ気味のボーカルだった。読み終わった小説で音声が響いたのは、初めての経験だ。

    東京の片隅でプライドどころか自分の才能の残滓を切り売りする、元シンガーのボイストレーナー吉本のところに集う彼らはそのまま、東京の縮図。大麻使用で

    0
    2009年12月14日

    Posted by ブクログ

    ボイストレーナーの吉本を中心にした連作短編集。それぞれ濃い登場人物が出てきます。この作者の作品は、裏社会というかアンダーグラウンドなのか業界の話がとても面白い。全然知らない世界だけど、、、。声に対する描写も面白い。読んでよかったです。

    0
    2021年05月11日

    Posted by ブクログ

    元売れない歌手でゲイの男性が教えるボイストレーニングの生徒達は、それぞれ人には言えない悩みを抱えている。トレーニングを通して少しは悩みが軽減されるものの、決して完全解決には至らないところがミソ。この中途半端加減が「無理しなくてもいいよ」と言われているようで、なんとなく暖かい。

    0
    2011年07月28日

    Posted by ブクログ

    以前読んだ『角』が面白かったので東京生まれ東京育ちとして気になって買ってみました。内容は、無防備で読んだらけっこうエロシーンが多くてちょっととまどいました。表紙がちょっとイヤだなと思いながら買って読んだら内容も少しイヤだった、みたいな感じ。表紙から受けた印象(線はシンプルなのになんかヤだ)とちょうど

    0
    2009年10月07日

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