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Posted by ブクログ
星は4つ。けど勧めないという珍しいパターン。
酔っ払いに飲まされて起きると、私の頭に角が生えていた。
文章の校正を生業とする主人公はお団子ヘアのようにして、
フツウに出版社に出勤する。
虫になったザムザとは違い、ごくごくフツーに暮らしつづける主人公。
角をとれるかもしれないと情報を持ってきた恋人と中国まで行くが、
実は恋人は忙しい中でたまには旅行を、と思っただけだった。
角は、主人公の感情を反映して、
ちょっときゅんとしたり、しんと冷えたり、ぽっと熱を帯びたりする。
それだけ。
ひたすら校正する麻起子。
角がばれ、なぜかそのばたばたで、嫌っていた編集者や作家から求愛される。
恋人と別れて、作家に乗り換えるか?
そうして角は、とれるのか?
角がなくても十分成り立つストーリーではある。
ただ、角という異物が小さくて完全に隠れるところ、
だのに異質なところから作家の気持ちに火がつくあたりは、
そうか、角まで行く必要があったのね、かつ、全身が虫になったんじゃダメだったのねと納得。
しかし、狂気の桜ほどキョウレツではなく、
鳶がクルリとほど温かくもなく、
さくっと折れるように人が死んで幕引きだったのが、うーん、うーん、うーん。
Posted by ブクログ
ある日突然頭に角が生えてきてしまった女の子の物語。
女の子といっても社会人。
角が生えたこと以外は特別変わったこともなく、
何か特別な能力に目覚めて闇の組織と戦う~
みたいなストーリーでもない。
角生えちゃった。
けれどつづく日常。
もちろん角が生えたことは主人公にとっても大きな恐怖で
不安になったり、周りの目に敏感になったりもするのだけど
そこから日常に溶け込むまでが自然。
いやぁ、自分の頭に角生えたらそりゃびっくりするよなぁ、
でもどうしようもないよなぁと思いながら淡々と読めてしまう。
展開が映像向きかもね、って思いながら読んだ。
さらっと読めるので、がっつりしたミステリーを読んだあと
息抜きしたい時なんかにどうぞ。
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