ヒキタクニオのレビュー一覧

  • ベリィ・タルト

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    美少女リンがアイドルになるまでの痛快青春小説。って普通アイドルが主人公の青春モノにヤクザなんて出てきませんが、そこはこの作家。『凶気の桜』に通じるものがあった。
    リンも、その周りの大人たちもその生き様がかっこいい。続編、映像化に期待したい。

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    2009年10月04日
  • 消し屋A

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    凶気の桜の外伝?消し屋の三郎が名前を変えて博多に。今回は殺しなしでのお仕事。実際にやくざの世界には消し屋なんて職業あるんでしょうか?これ読むとありそうな気もする。ありえなそうな世界が無理なく描かれてる。
    この人の本はあいかわらず脇役のキャラ設定が面白い。どの人物も別の話の主人公になれそうな濃い人ばかり。

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    2009年10月04日
  • 青鳥

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    広告代理店なんてすごいおしゃれな感じの職場なのに、ここで描かれているのは結構ふつーの生活。そこへ「GOで行こうよ」なんて言う奇天烈な上司やおいしそうな料理の描写がアクセントになっている。読み終わると自分も頑張ろーと思える。
    気持ちが塞ぎがちなとき必要なのはやっぱおいしい飯とお酒だ。

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    2009年10月04日
  • ベリィ・タルト

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    野良猫のような娘・リンがアイドルになっていくまでの話。と思って読んだら、意外や意外、深かった。端々に出てくる言葉が新鮮で強い。
    タイトルである「ベリィタルト」の意味について語られるとことか、好きだったな。

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    2009年10月04日
  • 触法少女

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    14歳未満は刑罰が科せられないという、触法少年をテーマに扱った小説。
    九子という少女がギリギリ14歳で犯罪を犯してしまうのですが⋯えっそうだったの!?って展開が待ってます。

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    2025年06月29日
  • 触法少女

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    13歳か14歳か、触法少年という言葉も初めて知ったが、良質なミステリーだった。
    後半の真実が明らかになる点も良かったし、最終的に母親の想いも伝わったと感じた。
    ただ、違和感があったのは九子の年齢設定。中盤まで高校2年生と思ってました。

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    2025年04月20日
  • 跪き、道の声を聞け(PHP文芸文庫)

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    筋目を守る。
    なかなか出来ない事をやっているからこそ
    ヤクザはかっこいいんだろうなぁ。
    実際は知らんけど

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    2025年03月20日
  • 触法少女

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    ネタバレ

    触法少年を題材にした小説をあまり読んだことがないので興味をもって選んだ。

    カバーイラスト。
    右側が、実行犯で、左側が、影で支える人物、または利用される人物かと思って読み進めていくが途中からそうではなかった、影で支えるだけじゃなく、行動もしていた人物。
    彼女のすべてを影のようにずっと追いかけていた。触法少女は、影の方だった。

    華蓮が、同じような環境で育ったとはいえ、あまりにも共感しすぎるから、九子の自作自演的、二重人格なのではと思いながら読む。

    里実が、九子に話しかけられたりするだけで、目を輝かせたり、落胆する。
    10代特有の同姓に憧れるもの、それ以上のなにかか?と推理。近からず遠からずで

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    2025年01月17日
  • 触法少女

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    触法少年をメインに扱った小説は中々ないので、新鮮な気持ちで読む事ができた。
    事件の真相や、読者へ向けた叙述トリックなど、初心者にも分かりやすい良質なミステリだった。

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    2024年03月20日
  • 遠くて浅い海

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    最初の方は面白くないな〜と思いながら読んでたけど、最後らへんが結構面白かった。
    巧妙なトリックがある訳じゃないんだけど、というかむしろシンプル?
    でも最後にそうなるのかー、と。
    沖縄の方言を聞き慣れてると、「〜さぁ」つけるだけじゃ無理があってなんか笑っちゃった。笑

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    2024年03月08日
  • 触法少女

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    初ヒキタクニオさん

    虐待やネグレクトをテーマにした
    「黄色い家」からの提案本。

    とても読みやすく
    すらすら読めた

    ただ、主人公が中学生なのがリアリティがない。
    高校生だったらまだわかるかなぁと。

    もう少し現実味を帯びてたほうが
    ひきこまれる感じがしました。

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    2024年01月15日
  • 触法少女

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    養護施設で暮らす少女・九子は、自分を虐待した末に捨てていった母親の殺害を計画する。
    ミステリらしく捻りの効いた展開とミスリードがあるのはよかった。

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    2023年07月12日
  • 触法少女

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    10代の犯罪についてのはなしかな。
    犯罪に至るまでの心情が大人には説明つかない、若い故の犯罪って感じ。

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    2023年03月04日
  • ヒキタさん! ご懐妊ですよ

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    ネタバレ

    深刻な問題を深刻に書かない本も世の中には必要。でも、奥さんの手記を一緒に載せたらまた違った価値が生まれそうな本。

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    2022年10月24日
  • 触法少女

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    【2022年41冊目】
    面白かったです。一気に読み切ってしまいました。触法少年、13歳と14歳の大きな分かれ目。リシン、毒殺、ジンジャーエール、いろいろなキーワードがからみ合い、一つの大きな事件を巻き起こすーー時系列もしっかり書かれているので読みやすかったですし、伏線回収もちょっと予想はしていたもののなるほど感がありました。

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    2022年08月23日
  • 触法少女

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    ネタバレ

    なぜ黙秘するのか。
    九子がやったという物的証拠は無いんだから誕生日会をして普通に帰ったと言えば良くないか?
    黙秘したら自分が犯人だと言ってるようなものでは…。
    PCだって普通に使わせてもらえばいいのにあの無駄なやりとりはなんなんだ。
    下僕、支配、崇拝というワードから九子はカリスマ性のある冷酷で大人びた印象だったのにあまりにも普通というかなんなら中学生にしては子どもっぽい女の子に成り下がってしまって勿体なかった。
    最初の印象のままいけば里実の行動にももう少し説得力が増しただろうに。

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    2021年07月25日
  • 触法少女

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    ネタバレ

    ラストびっくりした。。華蓮の声を全部自分でやってると思うとゾッとした。自分で仕掛けて自分で実行してるの恐ろしすぎる。親から愛情を十分に受けれなかった子は大なり小なりどこか精神に異常をきたしてしまうものだなと思った。弱冠14歳でここまで頭が回るのもすごいな。

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    2020年12月18日
  • バブル・バブル・バブル

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    今思えば、F1もバブルを象徴していた。レースクイーンのハイレグなんて…なんとも恥ずかしい限りの流行だろう… その輪の内側には、面白い仕事、カッコイイ仕事、多額の資金、所謂、富と名声がぐるぐると回っている。 じんむ神武景気 ツーバイフォー2×4住宅 金がないやつは工夫するしかない。俺はアドレナリンを噴き出しながら、アパートの一室で作品を作り続けた。 てっぺん天辺取ったと感じていた 日本電信電話公社 三公社五現業 インスタレーションというアートが興った 企業がアートに金を出す、文化事業によって企業がイメージアップを図るということが起こったのがバブル期だと思う。 東郷神社に行く裏道でしかなかったが 

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    2020年03月15日
  • ヒキタさん! ご懐妊ですよ

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    本当に子供が欲しいのかねえ? 小津安二郎 りゅうちしゅう笠智衆 ご懐妊 デカダンを気取ったわけで恥ずかしい限りですが 鬼子母神を拝んだり 「この数値なら、生本番でも妊娠してたでしょうねえ」 けいりゅう稽留流産=胎児が子宮内に留まったまま死亡 心臓部はパコパコパコと動く 双六をやっていて、「振り出しに戻る」の升に止まってしまったようなものだ。 外科手術によって死んだ胎児を掻爬そうはするのである。 仕事にこの曇天どんてんな気分が影響しないか 精子に活力を与えるという行動目的がある 言いたいことはしっかり言わなければ食い殺されるような場所にいたからだ 無精子症や輸精管の狭窄など つわり悪阻 みゃくら

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    2020年03月04日
  • バブル・バブル・バブル

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    平成の御世が終わり、令和になった現在。
    戦後、好景気と呼ばれた時代はいくつかあったが、その中でも崩壊とついた好景気はバブル景気だけ。

    さて、そんな時代をイラストレーターの二次元から、立体造形の三次元、マルチメディアの四次元を経て、小説家としても活躍するヒキタクニオ氏のドキュメンタリーノベル。
    氏の著書の元ネタはこの熱きバブル期の実体験から生まれていたんだと、フリークとしては嬉しい内容。

    日本グラフィック展、日本オブジェ展、日比野克彦、谷口広樹、タナカノリユキ、芸術関係に疎い自分としては、ネット環境がまだ発達してないバブル当時のイラストレーター達の仕事環境、食っていくための挑戦段階が実に

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    2019年12月29日