ヒキタクニオのレビュー一覧
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◆殺すだけでなく、その人物の生きて来た痕跡までも消してしまう「消し屋」。仕事を一つ終え、オカマの蘭子とともに沖縄へ向かった消し屋のもとに、若き天才を自殺させてほしいという依頼が舞いこんだ。どうやって天才を追い詰めるのか。沖縄の地に忌まわしくも哀しい記憶が蘇る。大藪春彦賞受賞の傑作。
◆ヒキタ クニオ
1961年、福岡県生まれ。イラストレーター、マルチメディア・クリエーターを経て、作家に。2000年に『凶気の桜』でデビュー。2006年、『遠くて浅い海』で第8回大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
◆ところどころ、気持ち悪いし、常軌を逸した人の喜びや苦 -
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初ヒキタクニオ赤 は 思想的な赤 この世界に存在することに息苦しさや閉塞感と怒りを感じている女子高校生と在日韓国人であるのに日本名を名乗って生活していることに疑問と違和感を持つ女子高校生。二人の爆発的怒りが向かうのは 商業主義そのものとそれに踊らされる現代の人々。その巨大な「敵」と戦うために必要な力と頭脳をそれぞれが有している。高校生 普通に生きていても、どこからか湧き出るもやもやとした不安と、向かうべきところのない怒りに翻弄される年頃。二人が不幸だったのはその行き場のない怒りを静める安心できる「家庭」が無かったこと。二人の取った行動は目的も方法も間違っていたけれど、質屋の伊勢爺と同じように
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ネタバレそんなの都合のいいはなしじゃないですか!
子供は親の所有物じゃないんです!
親の影響がいかに子供にあるか。
母親になりきれない、自分のことだけを考える。子供にとってはやりきれない存在。しかしそれを理由にして同じように自分の事だけを考える人になる。
親からの血が自分の中にあり、子供にふとしたことで出ていないか。そんなことを考えると恐ろしくもある。
晴子が自分を守りたいだけの言葉。
世間体!?
まともな人生を歩めなくなる。
まともな人生って何!?
子供の幸せを考えている様で自分のことしか考えていない。だから殺しも出来る。
あまりにも身勝手だ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ触法少年を題材にした小説をあまり読んだことがないので興味をもって選んだ。
カバーイラスト。
右側が、実行犯で、左側が、影で支える人物、または利用される人物かと思って読み進めていくが途中からそうではなかった、影で支えるだけじゃなく、行動もしていた人物。
彼女のすべてを影のようにずっと追いかけていた。触法少女は、影の方だった。
華蓮が、同じような環境で育ったとはいえ、あまりにも共感しすぎるから、九子の自作自演的、二重人格なのではと思いながら読む。
里実が、九子に話しかけられたりするだけで、目を輝かせたり、落胆する。
10代特有の同姓に憧れるもの、それ以上のなにかか?と推理。近からず遠からずで