あらすじ
花火大会の夜、元ヤクザで芸能プロ社長の関永が見つけたのは、印象的な瞳をもつ美少女リン。関永の弟分で健康マニアの小松崎や、ヘアメイクの大御所・仁の手によって、リンは洗練されたアイドルに変貌してゆく。しかし人気が急上昇し始めた矢先、大手プロからの横槍で移籍を強要されることに……。個性豊かな登場人物、リアリティあふれる業界描写、圧倒的なビジュアル喚起力とスピード感をもつ痛快青春小説。
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Posted by ブクログ
<内容>
跳ねっ返りの野良猫のような美少女リンは、元ヤクザで芸能プロ社長の関永と出会い、大きな人生の転機を迎える。だが、人気が上昇し始めた矢先、大手プロからの横槍で移籍を強要されることに。鍵を握るのは、承諾書にサインの必要なリンの母親なのだが―。個性豊かな登場人物が駆け回る痛快青春小説。
Posted by ブクログ
この著者の小説ははじめて読んだが、アタリをひいた!と思った。17歳の少女リンが、もとヤクザのプロダクション社長関永に拾われ、騒動に巻きこまれる。リンをアイドルとして磨き上げる過程や、人物の描き方、人間関係などにリアリティと説得力を感じた。痛快。他の小説も読んでみたいと思った。
Posted by ブクログ
ヒキタクニオ氏の作品に登場する職人気質の男たちはいつも格好良く、そしてどこか寂しい。本書でもその格好良さが存分に発揮されており、暴力的なエピソードでも読んでいてかなり心地よくなる不思議な魅力があります。
でも小松崎の最後に取った行動だけは、それはないんじゃない?と言いたくなった。
今のところ続編はないようだけど、是非書いて欲しいなぁ。
Posted by ブクログ
17歳のリンを元ヤクザで芸能プロ社長、関永と専務、小松崎がアイドルとして売り出す。
大手プロからの移籍強要。母親のサインがネックに・。
仁が良かった
Posted by ブクログ
美少女リンがアイドルになるまでの痛快青春小説。って普通アイドルが主人公の青春モノにヤクザなんて出てきませんが、そこはこの作家。『凶気の桜』に通じるものがあった。
リンも、その周りの大人たちもその生き様がかっこいい。続編、映像化に期待したい。
Posted by ブクログ
野良猫のような娘・リンがアイドルになっていくまでの話。と思って読んだら、意外や意外、深かった。端々に出てくる言葉が新鮮で強い。
タイトルである「ベリィタルト」の意味について語られるとことか、好きだったな。
Posted by ブクログ
主人公は17歳の美少女。
「アイドルになってみないか」ひょんなことからアイドルを目指すことにした主人公。
しかし、所属する事務所は元ヤクザが経営する芸能プロダクション。
言葉使いからメイクの仕方まで、一から指導され・・・
はたして、アイドルになることができるのか?
予想以上に早くアイドルへの階段を昇りはじめ、それにともない
事件も発生!!
テンポよく話が進み、読書が苦手な方でも読みやすいと思います。