田村由美のレビュー一覧
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一番印象に残ってるのは安吾のエピソードで、彼なりに新しい道を見つかられたのが救いでした。
許されなくて当然の事をしているのですが、夏Aの過去編見てるとそこまで憎めないんですよね。
どちらかというと人の生き死にを勝手に決めていた花の父親や要先輩が許せない。
夏Aのガイドにカウンセラーでも連れてきていたら違った未来もあったのかなと思いました。 -
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彼らの愛と国を守る気概は、周りのものを納得させるには十分なもので、素晴らしい結末に感動を覚えました。 そして、幾つかの外伝では可愛らしいエピソード、また目を背けたくなるエピソードと色々あり、それは知りたくなかったなと思う事も、知って良かった事もあります。 何より、タタラ達が去り、新たな国を目指し各地のトップが揉めてまとまらない話に驚愕でした。一つのまとまった国を目指して闘って来たはずなのでは?何の為に、揚羽は命をかけてタタラを守り、何の為に命を捧げて礎になったのだろうか…罪のない多くの命が奪われたのは、何だったのか…もう、言葉になりませんでした。運命のたった一人の女の為に生きた揚羽は、見事な生き様でした。タローちゃんも。 辛くて、苦しくて、読むのが辛い時の支えは、ひーちゃんと那智の二人でした。彼らが気持ちをホッコリしてくれて、群竹さんとの絡みが最高に好きでした。お市さんと菊ちゃんの婚礼が見たかったなぁ。 一番オススメは、那智とひーちゃんの外伝で、二人の子供の頃の出会いです。可愛い〜。
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大変今さらながら、田村由美さんの著作を初めて手にとりました。 舞台は、現代の文明が崩壊した未来の日本。 ただ村人たちを助けたいだけだった更紗が、王族を追放し新しい国を作る、という大きな流れの中で、"運命の子供"として民を率い革命を起こすことを期待され…。 たった15歳の少女が背負うには、あまりにも重い運命。 何度も壁にぶち当たり、理想と現実の差に打ちのめされながらも成長していく更紗の幸せを祈るようにぺージをめくりました。 多くの魅力的な登場人物の中でも、とにかく揚羽の生き様がかっこよすぎてしびれます…! 奴隷として育った過去がありながら、いやだからこそ、気高く崇高な揚羽の魂が眩しくて、終盤の神がかったような美しさは息を飲むほど。 彼の中に光る、揺るぎない信念がそうさせているんですよね。 誰にどんな扱いをされても決して魂は汚されない、その強さに心を打たれたし、わたしもそうありたいと思いました。 相手を激しく憎みながらも、愛さずにはいられない…人の心はままならないものですね。 綺麗事ではない、様々な形の愛を描いた作品。 同時に、国について、政治について、自分の生き方について、考えさせられる物語でもありました。 20年ほど出遅れましたが、この作品に出会えてよかった! これからも読み継がれてほしい名作です。
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今日が仕事休みで良かった……レビューの評価の高さが判ります。お若い方が多く少女マンガだったので躊躇していましたが、いやはや、もっと早く読むべきでした。少女マンガ侮り難し! 感想は、まずは『トップが無能だということはそれだけで罪だ』という台詞が終盤にあるのだが、今の椅子取りゲームばっかりしている政治家達や社会的地位のある人達に義務として読んでほしいわ! 次に、大作の割に早く読めました。登場人物が多く、名前と特徴をメモしておいたのが良かったと思います。キャラクターも個性的だし、ビジュアルもバラバラだからすんなり頭に入る。 戦闘モノなので、残虐かつ哀しい場面が多く泣けるシーンが多いです…… 救世主の身代りとして自ら死んだ少年とその母の強さと切なさ。ヒロインが一族の為に救世主の後を継ぎ、男として、生きていかなければならなかった決意。そんな生活の中で束の間、少女に戻った時に、また相手も朱の王としてではなく一個人としての時間の運命の出逢い。そして恋に落ち、彼女と接していくうちに絶対的権力で王権主義だった朱の王に少しずつ変化が現れる描写も絶妙。その相手がお互いの宿敵だと判った後の二人の心の葛藤と生きざま。各々の立場が最優先され、個人としての気持ちを後回しにしなければならない状況。最終目的は同じなのに、敵同士として闘わなければならない苦しみ。二人の背負う物が余りにも大きく多すぎるが故に時には迷いそして強く優しくならざるを得なかった事。私個人的には某大老の絵描きの息子さんとジャーナリストの彼女の強さと哀しみの中での最期、太郎さんと揚羽さんの最期が哀しすぎる。他にも泣けるシーンは沢山あります。作者さんが、泣き所をよく押さえられている。つまり、上手いんですよね、この世代に書かれた作品は本当に秀作が多いですね。勿論、この作品もです。あらすじは読みすすめているうちに大体分かるのですが、それ以上にキャラクター設定が抜群に上手い。敵、味方双方ともに天晴れな人物が多く各々の生きざまも何とも魅力的。展開も乙女心を鷲掴みにする見事さでグイグイ引き込まれたいろんな事を考えさせてくれる心にしみる大変良い作品でした。
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ネタバレとなりますので、ご注意下さい。 ただいま、職場で懐かしの漫画ブームが沸き起こっています。そしてBASARAの無料版に歓喜!3月6日日まで4巻無料となっています。懐かしい〜。親の敵と知らず、恋に落ちた更紗と朱里の悲恋に胸を痛めた若かりし頃の記憶。 リアルタイムで読んでいた当時、強烈なインパクトの四道の死。朱里と更紗の恋に気づき、剣を立てる事をためらった四道。朱里への思いを馳せ、断末魔の叫びに号泣しました。そして何より、千手への最期の想い。「わたしの死が彼女に優しく伝わればいいけど」この台詞。嘘みたいに今でも丸々記憶に残っていて、自分でも驚きました。もう涙しかありません。それほど四道の死は強烈でした。 そして、五十路になってからの再読。この大作を読むには年をとりすぎたのでしょうか…あまりにも何の罪もない善意の人々の命が奪われる事が辛く、読み進める手が何度も止まりました。それでも、どこかに希望が見えて行くに違いない、何処かに一筋の光が差し込む事を信じて読み進めて行きました。 腐った国を叩き潰し、奴隷も階級もない民衆のための新たな国を目指して、敵同士で、恋仲同士の二人の血を吐くような想いに涙が溢れます。どうやってこの話を着地させるのか、とても興味深かったです。
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もうなんか
もう話が進むにつれて、どんどん事件が難しく大きくなって、一回読んだだけではわからない。ますます物語にのめり込んでしまいます。さすが田村先生!はやく続きが読みたいです。
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素晴らしい傑作です。試し読みした後、止まらなくなる確信があったので実は一年くらい読み始めるのを迷ってました。確信は当たり、一気読みで読了。田村先生の漫画は人生に爪痕を残すくらいのエネルギーがありますが、今作も本当に凄かった。特にナツの性格が、自分と重なる部分が多く、彼女は一体どう成長するのだろうと気になりながら読みました。自分は今大人になり、表面的には社会に馴染めるようになりましたが、ある時仕事で疲れ悩んだ時に、読み始め、毎日心揺さぶられながら読み切りました。今作も人物描写が素晴らしい、短所も長所も読むのが辛くなるくらい鋭く描きながら、突き抜けるような感動がある。ナツをはじめ、皆が変化していくことにとても希望を感じます。日常闘い続ける方にこそ読んで欲しい名作です。
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すっごく面白かったです!作品の存在は知ってましたが、どんな話か全く知らないまま無料お試しの機会に読んだので、主人公たちと同じくいったいどういう世界?何が起きたの?という気持ちで読めました。最初、宇宙人に連れ去られたとか、タイムスリップで古代に飛んだのかしら??とか色々想像しながら読みました。先が気になって気になって、これだけの巻数をほぼ一気に借りて読んでしまいました。面白かったので途中ちょっとずつ読み進めて楽しみを延ばしたい気持ちもありましたが、我慢できませんでした。
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ミステリから入った読者さんもいるし、巴から読んでる古参のファンの方もいる…レビューを読んで何だか嬉しくなりました。まず、長編を完走されたことに拍手。未完結のまま作者逝去や、ゴールが果たして来るのか?という大作も多数ある中、最終回を読めたことに感謝。この作品を振り返ると、あの時こういう状況でこんな精神状態で読んだなぁ…と人生の振り返りにもなってしまうんです。そんな風に寄り添ってきた本はやっぱり特別だし、この作品の持つパワーはほんと凄かったなと思う。各チーム約7人として、30人超のキャラを操る田村さんはまさにマジシャン。最終章のみ、さすがにダレてしまったかな?とは思いましたが。一番印象深いのは、シェルター竜宮かな。何度読んでも胸が締め付けられそうになります。冬チームで泣いたし、夏のAに震え夏Bには癒され、秋は最初冷えしか感じなかったな。そして、なぜか一番苦手な春…笑。壮大なスケールと、緩急の巧さ、何よりストーリーがほんとによく出来てて面白かった。この話を全く知らず、今から一気読みできる方が羨ましい。チマチマ追いかけ、それなりにストレスもあった私とはまた違う読み方になるはず。ぜひ楽しんでください。
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巴がゆく!で子どもの頃田村さんの作品にハマり、BASASAのスケールの大きな世界観に惹き込まれ、この作品の完結に作者の器の大きさを感じました。最後の外伝については賛否両論ありますが、この後に続くミステリと言う勿れ を読むと、作者の「性暴力や力で捩伏せることに対する怒りと本当の意味での反発」を感じます。花は安居を赦すことはできない、暴力という事実は決して絆されていいものではない、それでいいんだと納得しました。とはいえ個人的感情からいえば、花と嵐のカップルは非常に自己中心的厨二的で、しかもそれに周囲まで巻き込む…いるよね、実際こういう人。周りをいつも振り回して騒いでケロっとしてる人。と、どうしてもこの2人だけは最後まで好きにはなれませんでしたが。主人公の一人に同調できなかったという点だけ-☆1つ。あとは作者の作品の素晴らしさにただただ脱帽です。