中原裕のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
隠れた名ドタバタ劇。
優遇されすぎな主人公一家に多少反感もあるが、慣れればそれも面白さの一部。最後までゆるい調子で楽しませていただいた。
題名の「頼りにしてます。」は、実はずっと砂を噛まされていた下山さんに対する言葉なんじゃないかと思った。
からかうような態度を終始とっていた反面、能力や仕事ぶりについては意外と馬鹿にしていない。それどころか華をもたせてやろうとしたり、なりふり構わず夢を応援していたりもした。
もっとも、主人公の愛は下山さんよりも息子に対するものがずっと大きいので、上記の応援等は途中でおじゃんになってしまうことが多いのだが…。
何にしろ、最終的にしれっと大成功を収めている下山 -
Posted by ブクログ
今作では、見つけたスラッガーをチームに引き入れる部分が軸になる。ようするに、この段階になっても補強を考えなければならないほど甲子園への道は険しいと言うことでもあるが。描写は鳩ヶ谷の知恵を見せることに終始し、この作品が高校球児を描く作品ではなくあくまでも監督主導の作品であることを印象付ける。元キャッチャーである鳩ヶ谷の状況を判断し勝ちに導くリードが果たして結果を出すのかは今の段階では全く読めない。今年をスルーし1年の猶予を得てその間鍛え上げ来年にかけるという展開なので、試合までは間が空く。その間何を描くかというのがこの作品の良し悪しを決定付けることになると思う
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ネタバレ 購入済み
準決
前半は浦和第一対聖母。聖母はエース温存してリードされるが、余裕で逆転。相変わらずに嫌みな監督。後半は彩学対安政。安政のエースの不思議な投球の秘密を見つけたポッポ。しかし、顧問は役に立たないキャラだな。