結賀さとるのレビュー一覧
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試し読み
購入済み愛おしい
ヒロインが弱くて強い、そして自分から箱に入ったお姫様。
なので、一般的な知識が欠如してても、他国の言語が完璧じゃなくても、キレイな心から人柄が滲み出てて。
素敵な妖精と口の悪い悪魔、時折りトンチンカンな王様の魅力満載でした。 -
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ネタバレ宮野美嘉さんの新シリーズ?
おもしろかったです。
諜報活動を生業としている伯爵家の跡継ぎに指名されたアイリーンは徹底した男嫌い。でも逆に女の子にはモテモテで、かなりかっこいいです。(アイリーンの性格的には、「幽霊伯爵の花嫁」のサアラに近いかなって思いました。)
そんなアイリーンの男嫌いを直すべく、送り込まれたヴィルはエスパーと思われるくらい人の心が読める男で、単にアイリーン好き好きっていうだけの男じゃないのがよかったです。
ルルル文庫にはめずらしく、けっこうHっぽい雰囲気になったりもしてますし、ヴィルを手下に諜報活動をするアイリーンの活躍、期待してます。(続くよね?) -
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ネタバレ「ご主人様なシリーズ」の最後は、最初っからいい脇役だった、花盗人のアロイスと前巻の主人公、ティアナのお友だちとなったフリーダ姫です。
兄の太子ディートリヒから、アロイスを籠絡した上でこっぴどくふるという特命を受けたフリーダ姫が、がんばってアロイスを誘惑?しようとしますけど、恋愛初心者で真面目なフリーダが一生懸命なのが、かわいいです。
アロイスもさすがにフリーダの罠にははまりませんでしたけど、ほっとけない感じで、構っているのを見る限り、妹への扱いじゃないよなぁと。
そんな二人の仲が進まない(アロイスの自覚が足りない?)のを見てか、ディートリヒの最後の追い込みはすごいです。さすが腹黒兄。フリ -
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こ れ は や ば い。
読みながら萌え転がりました。読後感も良く、幸せです。
正直、タイトルとかあらすじを読む分じゃ、そこまで面白いとは想像してませんでした。でも評価が良かったので何となく購入したんですが…クリティカルヒットです。
美女と野獣的な王道を貫きつつ、良いツンデレを見せてもらいました。ニヤニヤ。
主人公のパミーナも根性あって好感もてるし、感情移入してラスト付近とか、ちょびっと涙出ちゃいました。シンデレラ的なサクセスストーリーが熱いです。
イラストも合っててピッタリでした。
あと何気にお兄さんのアロイスがいいキャラしてます。ナイスアシスト。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ久々に面白かったです。
借金の形にエロおやじの後妻に収まるのが嫌で、3ヶ月以内に金貨30枚を稼ぐため、通常「悪魔の屋敷」という、ゴミ屋敷ではたらくことになったパミーナ。
変わり者で毒舌な主人のクルトに無理難題言われるけど、不屈の精神で、それをこなし、逆にやり遂げたあとのクルトの驚く顔を見たいと、それ以上のものを突きつけて・・・っていう、軽快な二人のやり取りがおもしろ方です。
特に、押してもダメならひいてみろって「太陽と北風」作戦でパミーナに優しくし、自分に惚れさせてダメージUPを計ったクルトが、ミイラ取りがミイラになって、パミーナへの気持ちに悶々として、自分の観察眼がどうのと言い訳してると -
Posted by ブクログ
この巻で完結です。
主人公の戒と登場人物との関係も含め、きちんとまとめられていて私は本当に好きな作品だなぁと思いました。
中1からこの作品を読み続けての完結で寂しいような、終わりを見届けられて満足なような…不思議な気持ちになったのを覚えています。
私はずっと曳士さんが大好きだったので彼の周りばかりを注目しつつ読んでいたのですが、この巻を読んで今までの彼の言葉や行動を振り返ると一番優しくて傷ついてた人はこの人だったんじゃないかなぁと思いました。
それぞれの登場人物が魅力的で物語の中での成長や人間の二面性など、作品に出会った当時に読んで感じた気持ちと最近になって読んだ気持ちとでは自分の受け -