篠原千絵のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『蒼の封印』に続いて読んだ、篠原さんの作品。
ミステリーやサスペンスものって、まず何も情報がないところから、見た目だけで犯人を当ててみようとするんですが…犯人だと睨んでた奴の出番がほとんどなくって、いちばん安全圏だと思ってた奴がまさかの犯人でしたョ(-_-;)
鷹士が妹・えりなに宛てた手紙に、「逃げ場所にこの国を選んでよかったと思ってる」(142頁)という一文があるのですが、私はここが特に印象深かったです。
人間って逃げなきゃやってられないこともあって、でも逃げた先で何か掴めたなら、それはそれでいいんじゃないかなと思うのです。鷹士の場合、アルプという友人やシェリフェという恋人ができ、トルコの -
Posted by ブクログ
篠原千絵作品を25年以上愛読してきた自分としては、懐かしいタッチの作品が入っていて楽しめました。
ただ、セレクトはいまいち。特に「暁~」とか単行本になっている物を入っていて、代表的過ぎた。せっかくだから、傾向が同じ内容が多くもっとミステリー感のある作品や、スピンアウト作品などを盛り込んでもらいたかった気がします。
装丁が凝っていましたので、愛蔵版として保管したい人には向いているとおもいます。装丁代という感じでは無いお買い得感はありました。
別冊のトルコ旅行記は、薄かった割に面白く、トルコに関する本を出してくれたらいいのにな~と思いました。たまたま家族がトルコへ旅行計画をたてたのに誘われ、「