西炯子のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレ2巻は、つぐみと海江田さんがいろんな人とのエピソードの中で距離を縮めていくお話。でも、どちらかというとつぐみがどんどん海江田さんに惹かれていくような感じでした。
つぐみは、一人でなんでもできて、強い、と思うのですが、それは自分の自信のなさの表れでもあり、そして過去の男性との不毛で辛い恋愛経験から抜け出せない自分を隠すためでもあるのかと思うと、つぐみが急にいじらしくなってきてしまって、そういうつぐみを好きになった海江田さんはやっぱかっこいいなと思いました。
とにかく、つぐみがきちんと海江田さんへの想いを自覚して、海江田との夫婦という関係を築こうとしはじめてくれた2巻は良かったです。 -
Posted by ブクログ
ネタバレなんとなーくおじさまとの恋のお話が読みたくなって読んだ漫画。
祖母の家に長期休暇でやってきていたつぐみ。祖母が亡くなって一人で家にいると、知らないおじさまが離れでいつのまにか暮らしていた。そのおじさま、海江田は、大学で哲学を教えていて、昔祖母に片想いしていたという。そんな二人の、微妙な共同生活のお話でした。
最後の、海江田さんが”恋なのでしかたありませんでした”と、つぐみと結婚をしたいというシーンはただただ驚き。え、いつそんなアプローチしてた?と思わず最初から見返してしまいました。
でも、50半ばの海江田さんが、恋って言葉を使うのは正直すごくどきっとしました。普通あんまり言えないと思うのですが -
Posted by ブクログ
真木と別れお見合いも破談、改めて「おひとりさま」になったヨリ。
「忘れなくたっていいよ
おぼえててもいいし 愛しててもいいんだよ」
「捨てるべきなのは執着 愛を捨てる それは人の力ではどうにもならない」
このふたつの言葉が心に沁みた。
しかし、愛も仕事もバランスよく、とはなかなかいかないものだなあ。
いくつかの愛や仕事の間で行ったり来たり。
仕事バリバリこなし始めても、それはそれでどこかさびしげに見える。
歳をとると荷物が増えるという表現にもなにか納得。
八木沢さん、ここまで話に食い込んでくるとは思わなかった。
ちょっと押しが強すぎるけどいい子だし、同級生の子とくっつけばいいのになー。