秋月こおのレビュー一覧
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ネタバレ富士見二丁目交響楽団(通称フジミ)のコンサートマスターの悠季が、帰省先の実家から帰ってくると、住んでいたアパートが全焼。
気前よくお金を実家の両親たちにも渡してきてしまったから、持っているお金もなく、銀行に行くも振り込まれているはずの給料が振り込まれておらず、大ピンチを迎える。
あちこちに連絡をして、何とか宿を確保しようとするも、折りしもお盆休み。
連絡を取ろうとした人間はことごとく不在にしている。
居場所がなくなってしまった悠季は、仕方がなくどうしても避けたかったけれども、楽団の指揮者・圭の部屋にころがりこむはめになる。
以前、悠季は圭に襲われたことがあり、和解はしたものの圭は悠 -
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ネタバレ少し前の小説だったので、ちゃんと楽しめるかどうかちょっとだけ不安だったんですが、まったく無用の心配でした。
悠季は富士見交響楽団(通称フジミ)のコンサートマスターだった。
来るもの拒まずの姿勢の富士見交響楽団は、レベル的には高くなかったが、とても居心地のいい場所だった。
そこにある日、芸大出で留学帰りの二枚目指揮者・圭が就任してきた。
エリート指揮者がどうしてこんなところに……と疑問に思う悠季だったが、圭は初対面の時から人を見下ろすようなデカい態度。おまけに、圭の思い人は彼に夢中。
面白くない圭は彼に敵意を燃やすが……。
という話。
結局は、他の団員の話を鵜呑みにした圭が、 -
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ネタバレ英真の得体の知れなさがすごい……。
まぁ、ある意味素直、と言えば素直……なんですが。
そして、紘一はとにかく真面目で素直……でした。
まぁ、この組み合わせになった場合、確実に紘一が英真に一方的に振り回されるのが道理な訳で……
振り回されてました。
でもまぁ、それはさておき。
何ていうか、いろいろ矛盾が物語の中にちらほら見えていて……。
それが微妙に気になったかなー……。
紘一に関係なく、勝手に英真を引き込んでいながら、いざとなったら邪見にしてみたり……。
まぁ、親なんてそんなものなのかもしれないですけど……
そういう掌を返すみたいな行動って個人的にあんまり好きじゃな -
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ネタバレ音楽家としての悠季本、でしたね♪
少しずつ成長していく悠季なわけですが
圭との音楽家としての立ち位置が面白くなってきました。
圭に傾倒するだけじゃなくて、ここ数冊は
音楽家らしい悠季が読めて面白いです。
(主婦な悠季はイマイチ好きではない)
さぁどうする、桐ノ院。
懐の深さが試されてるよなぁっ♪
展開的にはもういわゆる王道というか
ありきたりというか、見せ方を心得ているというか
新鮮味がないんだけど
それでも好きなので読み切れる。
だらだらと長いわけでもなく。
今後の二人がとにかく気になる。
プライベートと音楽家同志である面と。
その辺がどう今後見せていくかに期待。 -
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ご存知の方も多いと思うこの大作。
富士見二丁目交響楽団シリーズ第7部の2作目です。
この本というかこのシリーズの話になってしまいますが、
私がこのシリーズと出会ったのは高校生の時です。
しかも文庫ではなく、某雑誌に掲載されていた3話目だったと思います。
これが、私がBL小説にはまったきっかけです。
こんな世界が!と目を輝かせて、没頭していきましたさぁ
新刊が出るたびに買い続けて、早○年。
主人公の悠樹はすごい成長しましたね。
引っ込み思案で内向きな性格で、なかなか新しいことに一歩が踏み出していけないイジイジ君だったのに、
桐ノ院圭との出会いで、だいぶ逞しくなったと思います。
もう二人は恋人 -
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ロンティボーコンクール優勝者としての日々が始まった守村くん。
いきなり華やかな場所に出されることになって、戸惑いつつ、割としっかり地面に足がついてる、守村くんなのである。
実直な性格っていうのが、ここでしっかり生きてるよなぁ。
でもって、守村くんの成功に、一歩引いてみてる感じの圭。
いや、普通に喜んで、普通にしてる感じだけど、なんとなく引いてるなって雰囲気があるんですけど。
守村くんの成功に、一番戸惑ってるのは彼かもしれないね。
と、ガラコンサートのあれやこれは、ちょっとやりすぎな気がする。
うん、秋月先生、筆がはしりすぎましたか?
ともあれ、がんばって、がんばっ -
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少年漫画好きな那義なので、家臣を使い捨ての駒として扱うのではなく、太平の世を共に目指す仲間として誰一人欠けることなく護ろうとする幸村に共感し、迎えたこの話のエンドにも一応納得。要するに未熟な幸村の成長のお話ってことで。恋愛については右腕の佐助、左腕の才三ではトライアングルは呈してもカプには出来ないので外部の景勝を立てたのでしょうね。もしかしたらこの話、BLではなくラノベレーベルで幸村&佐助&才三のニアBLでやった方が面白かったんじゃなかろかとふと思った。大阪夏の陣での壮絶な幸村の最期を知って史実上の幸村が好きになった那義なので、このシリーズの意地っ張りともいえるほどの意志の強さは嫌いじゃないん
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ロンティボーコンクールがはじまりましたよ。
非情にリアルなコンクールの内部に、すごく取材したんだろうなあと思ったのが正直なところ。
でも、誰もが押しつぶされそうなプレッシャーに立ち向かって、っていうのに、吐いてる子を象徴的に出してたけど、なんかねぇそれは違う気がするんだけど。
守村くんの音楽への、特にバッハへのアプローチっていうか、とらえかたはとっても実直的なんだけどなぁ。
ともあれ、相変わらず刺激を受けます。
これ読むと「あああ、練習しなきゃ」って気になります。
さて、新しいステージつか、レベルに進むことになった守村くんだけど、どうなるんだろうなぁ。
案外、なんかあ