あらすじ
富士見二丁目交響楽団のコンサートマスター・悠季は難関コンクールへの挑戦を決心する。彼を見守る恋人で、天才指揮者・圭の尽力で銘器「まほろば」も入手。そんな中、コンクールのための伴奏者として出逢ったピアニストの三条薫子から、思いがけない侮辱の言葉をたたきつけられて…。(表題作)その他、圭の里帰りで家族との確執が明らかになる外伝等、オーケストラを舞台にした青年音楽家達の純愛物語3編を収録。大人気シリーズ、絶好調!
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Posted by ブクログ
最終巻が出るというのでまとめて再読中。
この巻に収録されている、三条さんの言う身体上の男女の違いは、生き方すべてに影響している。基本属性が受身である女がほんとうに何かを乗り越えたかったら死に物狂いで努力するしかない、という内容の言葉はとても印象的です。
その一点で、めったにつけない☆5つ。
Posted by ブクログ
第二部4巻
『ヴィナスの昏い洞窟』コンクール挑戦を決意した悠季はオケ練習日やウェイターとしての仕事の合間を縫って課題曲の練習に明け暮れていたが時間は不足していて…。
そして圭の妹のバレエ団との共演や、コンクールの為に学生時代の恩師に習いに行ったり。
小夜子と初対面の回。
『金のバイオリン・木のバイオリン』
縁あって悠季用の弓が出来たが、バイオリンの方は…。こちらも注文することになったがその間にはプロの音楽家に借り出すことになり。
『オー・ソレ・見よ(外伝)』
圭の年末年始の実家での話。
相変わらずエチ場面は少ない。
もうこれはたまたま同性愛者の、音楽家としてそして人間としての成長物語なんですね。まだまだ若い二人なんだもの。
BLカテゴリーじゃなくていいよね、的な。