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1部の中では2作目が一番好き
長いシリーズの中、第1部の中ではこの2作目が一番好き。圭が悠季への思いを爆発させまいと必死に苦しみ悶える様が何ともたまらないし、悠季はほだされつつもまだ完全に陥落してはおらず、圭と悠季が完全にくっつく前の微妙な緊張感と攻防戦が楽しめるのがこの1部2作目と思う。大昔に初めて読んだころは特に気にならなかったのだけれど、今読むと文章の表現というか、セリフ回しとかにちょっと芝居がかったくささみたいなものを感じたけれど、それでも今読んでもやっぱりおもしろい。悠季がうじうじうじうじうじうじずっとしてるのも、今40代になった自分が20代前半を振りかえってみたらうだうだくだらないことでずいぶん迷っていたことを思い出してみたりして、20代前半の若者が必死に悩んで迷ってるんだと思うとうじうじも許せた。
Posted by ブクログ
富士見二丁目交響楽団(通称フジミ)のコンサートマスターの悠季が、帰省先の実家から帰ってくると、住んでいたアパートが全焼。
気前よくお金を実家の両親たちにも渡してきてしまったから、持っているお金もなく、銀行に行くも振り込まれているはずの給料が振り込まれておらず、大ピンチを迎える。
あちこちに連絡をして、何とか宿を確保しようとするも、折りしもお盆休み。
連絡を取ろうとした人間はことごとく不在にしている。
居場所がなくなってしまった悠季は、仕方がなくどうしても避けたかったけれども、楽団の指揮者・圭の部屋にころがりこむはめになる。
以前、悠季は圭に襲われたことがあり、和解はしたものの圭は悠季に対する想いを忘れられずにいた。
けれど、自分の家の前に倒れていた悠季を圭がほうっておけるはずもなく……。
という。
結局、圭がどんどん煮詰まっていく中で、悠季も悠季で当然ながら、自分のことで精一杯で圭の異変に気がつけなくて、それを回りに責められたりいろいろしているうちに、結局、悠季も悠季でキレちゃって。
今度は、悠季が許可を出して二度目の行為になる……という感じ。
もどかしい感じはすごくあるんですが、いかんせん、基本的には悠季視点で物語が進んでいくので、すっごくもう一度関係を持つことを悠季が嫌がっていることは伝わってきてたのに、突然、そういうことになってしまった流れが、私の残念な頭ではイマイチ理解できない。
もうちょっと次の話も読めば、その後、どう悠季が考えたのかわかるからわかりやすいのかしら……?
ちょっと消化不良感が残る話でした。
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