秋月こおのレビュー一覧
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シリーズ第3弾
アッジールが政権奪還のために帰国する時彼についてアラブに降り立った美晴たち。王権回復の為に有力な家に交渉に来ていたが、アッジールの存在が政府軍に洩れ、撤退を余儀なくされる。
アッジールの替え玉になり足止めを目論んだ剛志と美晴は掴まってしまい、剛志は拷問を受ける。美晴は過去のトラウマに重ねてそれまでの緊張感からか自分を見失って心神喪失になり誰も分からなくなっていて、、、。
うーん、何気に壮絶。死と隣り合わせにあるってこういうことなのねと、まぁ小説なのでそこまで酷い描写ではないけれど。
他のSP小説のように警護による緊張感はあっても華々しい内容なのかと思ったら、結構ちゃんと重 -
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要人警護 第2弾
日銀襲撃事件の時に重傷を負った立花はやっと退院できた。退院した日に元彼の淳志が寮に来ていたが思いの外冷静な自分にやっと思い切れていたと認識する。
そして傷もまだ完治ではないのに以前警護したイシュタバールのアッジールが国内クーデターによる内紛の為、日本で警護することになり、立花がその責任者としてあたることに。しかも帰国に伴い、特命でアラブまで動向することになり、片思い中の剛志は…。
スケールがでかくなりました。
私は攻め様としてアッジールが好きだから、対アッジールでお話が進んでもいいのよ?と思うけど(笑) 剛志も頑張ってます。
音声化するなら剛志はわちゃだな。こんな年 -
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3年付き合った同期の男が結婚するというので手痛い別れをアメリカ研修という現場を離れることで少しは癒されたと帰国した立花美晴の前に現れた新人SPは、その男の弟で…。
SPやSATの仕事や訓練など詳しい描写で面白かった。
秋月先生、安定の内容。
私はアッジールのような男は好きです。今後もアッジールと接点があればいいなぁ、美晴。
ただ、絵師さんに力量がなく、SATの装備服の薄っぺらさ(P.67)や、身体の細さなど、全体的に描写が悪く、こんなにしっかりした内容の小説に少女マンガ風な絵師さんで台無し。
これ、ちゃんと男が描ける絵師さんなら更に良かっただろうに、と残念すぎる。
という訳で評価4 -
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アンコールシリーズになるらしい。第2弾(笑)
サムソンとのゴタゴタも終わり、予定のない日々を送る圭。悠季はロン・ティボーのツアーの為と講師で忙しい中、悠季が参加するカルテットの練習に付き合うという形でビオラを演奏することに…。そのためにビオラを買いにクレモナへ。
本編完結したあとで、本編では書ききれなかったエピソードや伏線などの回収目的みたいな感じだけれど、圭と悠季の話がまた読めて嬉しい。
オペラや曲についてのうんちく、調べた分を書きたいんだろうなという作者の気持ちは分かるけど、もっと二人の感情面をいっぱい書いてほしいなぁ。
エチ描写も1回だけだし、ちょっと不足気味。せっかくソフトSMの道 -
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シリーズ外伝
シリーズ15周年スペシャル外伝集
『愛とクッキングナイフ』
ロン・ティボーに挑戦する悠季の食欲(と性欲)が落ちた悠季のためにあの手この手で特別メニューを捧げる圭の涙ぐましい努力の数々(笑)
――お弁当を持たせるのがすごい!あと、すっぽん!朝からの幾多のメニューも。
『噂の姫君―桐院小夜子様の憂鬱』
ハーバード留学中の小夜子の様子。
――折しも圭のスキャンダル記事が出た頃の話。ジャーナリスト志望のルームメートが今後の圭達に取って何らかの助けになるといいのだけれど。
『招かれざる十六人の客が来た日』
チャイコンでソリストとしての大役を勤めた悠季とその開花を受け止めきれ -
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シリーズ第7部2巻目。
『スキャンダル(後編)』
圭をめぐるバッシング記事が増えて行く中、渦中のデイビッドが来日し、二人を対象にした記事が写真週刊誌に掲載される。
『訣別』
ロン・ティボーの予備選に通った悠季に福山先生のみならず麻美奥様からもフジミの定演はキャンセルするようにと言われた悠季はそれが正しいと分かっていても納得出来ず…。
ここへきて、駆け足で読んでいたせいか、宅島が二人の仲をきちんと知ることになった描写が思い出せない(汗)
二人(というか悠季)が思ってる以上に二人の仲を知ってる連中は多いよね。
長くなってくる作品だといつもいつまでも楽しく幸せな二人という訳にはいかないけ -
Posted by ブクログ
シリーズ第6部9巻目
M響との競演は成功したが、圭の失言によるわだかまりは払拭出来ないまま、お正月に圭の過去を知る羽目になった上に、生徒たちの学業外の活動に圭が一枚噛んでいたことが発覚し、悠季はとうとう家出を。
家出しなければ持たないほどのイライラの原因が圭の失言ではなく、女性を愛しえた、そして流された命、の圭の過去だったことに、そっちかぁと思ってしまった。いや、大切なことなんだけど。過去は過去じゃんね?と思ってしまう私とは感覚が違うか…。私が悠季なら失言についての方が収まりがつかないけど。
まあ、そういう訳でこの巻もエチ無し。
でも相手をいついかなる時でも好きでいるなんて無理な話な