駄犬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ表層的なファンタジーを装いながら、その実、「勇者とは何か」「正義とはいかなるものか」といった根源的な問いを静かに投げかけてくる、極めて重層的な群像劇です。“勇者殺し”という衝撃的な事件を軸に、登場人物たちそれぞれの過去、信念、矛盾が丁寧に描かれ、読む者の感情を巧みに揺さぶります。リュドニア王家をめぐる姫と王子の複雑な関係性、そして“もう一人の勇者”の存在が物語に深い陰影を与えており、緊張感に満ちた構成が際立ちます。軽妙な会話と緻密な戦闘描写が絶妙なバランスで挿入され、読後には単なる事件の真相以上に、人が何を信じ、どう生きるのかというテーマが静かに残響します。静謐かつ劇的な一冊でした。
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Posted by ブクログ
ネタバレ前回出てきた預言者のくだりがあまり好きではなかったので、彼女が主人公だったらと思うとあまり乗り気になれなかった本作。結果、確かに彼女の出番は多いが、また前作とは別パーティーの話であり、面白かった。
レナードという金に目がない腕利きの冒険者に、槍術使いに魔法使い、僧侶のパーティ。最初は、レナードの粗暴さと金への執着に少し驚いたが、まあその方が人間らしいなと思いながら読んでいた。だって、勇者は人のために我先に自分を犠牲にするのが当たり前っていう風潮、よく考えたらおかしいものね。金に汚い勇者がいたっておかしくない。むしろ、命を張って、人を守るんだからその対価を求めるのは当たり前。
でも、どう見たっ -
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Posted by ブクログ
逃げてしまった過去を持つ者たちが、再び前に進もうとする物語。一作目で語られなかった部分が補完され、ミッシングリンクのようになっている。
「後悔先に立たず」という諺があるが、私はこれを「あとで後悔しないように、ちゃんとやりなさい」という意味だと思っていた。準備をしっかりしなさいとか、全力を出し切りなさいとか、逃げないで立ち向かいなさいとか。でも歳を重ねるにつれて、それは違うんじゃないかと思うようになった。
世界を繰り返すことができない僕たちは、何が最善だったのかを結局知りようがない。何をやったところで、後悔が残るときはどうしたって残る。それなら、後悔が「これでよかった」に変わるように、これ -
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Posted by ブクログ
世俗を捨てた男が少女と暮らすことになって愛を取り戻せするという大枠ではよくあるパターンだが、高い画力と丁寧な描写で非常に面白い。暗い背景と光の描写がきちんとしていて、人物が輝いて見えるのがとても素晴らしい。
私がこの世捨て男と少女パターンが好みなのを差し引いても面白い。面白いんだけど、古い漫画読みであるところの私としては、この内容を1,2話分にぎゅっと圧縮したものが読みたいという気持ちはある。話的には何も始まってない気がするし。先が楽しみと言うことでもあるが。
あとネクロマンサーネタも大好きなので今後どう生きてくるのか楽しみ。
漫画力高すぎて原作より面白いパターンの気がしているので原作は今の -
購入済み
読みやすかった
とても読みやすくて一気に読むことが出来ました。
登場人物がそれぞれとても魅力的でとても良かったです。
個人的にはタイトルがセンス良いなーと思いました。 -
購入済み
おもろいよ
わかりやすく言うと、陰の実力者になりたくてから女性成分を抜いて、男臭さを増やした亜種という感じ。
ストーリーは結構な駆け足なので、普通の作品なら3巻ぐらいかけてやる話が、一冊に濃縮されいる。
そのぶん中だるみと無縁だけど、軽さもあるので、頭空っぽで読めるものさがしてる人にはいいと思いますよ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレプロフィールコメントやあとがきに書かれている通り、あの作品やこの作品のキャラから展開から名シーンや名セリフまで、悉くオマージュ
これ、改めて書いて発表する意味有る?と思う位の丸パクリかと思いきや
エマが誘拐されて以降、各キャラの背景が描かれ、オリジナリティが出だして、俄然面白くなって来た
過去に傷ついた人狼を助けたエピソードにも、小さなどんでん返しが有って流石
それだけに、やはり前半の既視感が残念
この作者さんなら、全てオリジナルにしても良い作品になったと思うのに
後、誘拐される際にクロードが自分を庇って死んだと思っているはずのエマ
修道院でも同じ事してるのに、その割に悲壮感がなくて、 -
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