あらすじ
※電子版は書き下ろしショートストーリー
『ブルーリングの事情』など4本の特別付録つきです。
勇者亡き後、世界を救うのはーー金!?
金にモノを言わせた商人の非人道的 魔王討伐が始まるーー!!
Sランク冒険パーティーの一員でありながら、不人気職“商人”のトラオ。
戦力として微妙な上に、金の使い込みがバレて
「おまえはクビだ!」
とパーティーを追放されてしまう。
仕方なく金の使い込み先だった女子達と組んで
魔王討伐を目指すトラオだが、その初仕事はなんと
全滅した旧パーティーの遺体から装備を回収するというもので……!?
「関係ないよ。もう仲間でも何でもないないんだから」。
「ずっと仲間だと思っていた」と言われても、今さら遅い――。
大ヒットシリーズ『誰が勇者を殺したか』の著者が仕掛ける
テンプレからの逸脱と裏切りの物語。
※ウェブ投稿サイト小説家になろうに掲載の
『「足手まといなんだ!」と言われてパーティーを追放された商人は、金の力で世界を救う。「ずっと仲間だと思っていた」と言われても、今更遅い。』
より大幅に加筆・修正のうえ改題しました。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
1度最後まで読んだら、また最初から読みたくなる。
明かされた情報を踏まえて読み直すと、主人公の見え方がまた違って味わい深い。
いわゆる「追放もの」の体でいて、始まりこそ「らしい」が作者様がピンと来なかったと言うとおりその実、一味も二味も異なる。読み終わった後はトラオや仲間たちの心情に思いを馳せるばかり。
Posted by ブクログ
『誰が勇者を殺したか?』と同じく、結局みんな良いやつというオチだった。
「追放もの」の王道から外れる内容ながら、主人公最強系の爽快さは残しつつ、金の力を全面に押し出して物語が進んでいくけど、最後はやっぱり人の温かさに触れられる。
悪くはないが中途半端
書くのが難しい話を書いたなぁ、という印象。
つまらない訳でもないが感心できるほど面白くはない。
人物の魅力を書けてない、と感じます。
凝った話のわりに、裏付けの描写が少ないためリアリティがなくて、なんか高校生が書いた本みたいになっている。
(実際には高校生には書けないだろうと思うが)
シリアスなのか、コメディなのか、いい人なのか、そうでもないのか、どうにも中途半端です。
しっかりスタンス決めて、もう少し丁寧に描写を入れれば、完成度はかなり違うのではないか、とも思ったが、良い出来にするには、そもそもテーマというか筋書きの難易度が高すぎた、ということのように思います。