駄犬のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ勇者により見事に魔王は倒されたが、勇者は死んでしまった。
勇者の活躍を文献におさめるべく、かつての仲間達に話を聞いてまわる。
「なぜ、勇者は死んでしまったのか」
その答えは。
もう〜ただただ面白かった!
皆からは、剣技に優れ、回復魔法も攻撃魔法も使える素晴らしい勇者様と言われている。
しかし、仲間達が語る勇者は、不器用で剣も魔法も才能がない。ただ、目標に向かって努力と鍛錬を怠らず、泥臭く勝利を求める。そして、誰より真剣に勇者になろうとしていた。
死が隣り合わせの、誰もなりたがらない勇者に。
「誰が勇者を殺したか」
真相に涙と驚き。
登場人物みんな推せる。
読後の満足感がMAXでした。 -
ネタバレ 購入済み
ミステリー要素満載
ひとりの勇者を多角的に語るという手法を用いた作品。
様々な逸話をいろんな人から聞いて、その人物像に迫っていくのだが、あれ?おや?という事も出てくる。それを辿る事で見えてくる真実。
勇者とは。心に刺さる作品。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ一月ほど前にこのシリーズを手に取りドハマり。
そしてすぐに新刊が出るという巡り合わせで即こちらも読み切り。
シリーズの中で一番好きなソロンの物語。
人が好きで、でも嫌いで。
臆病なのに、人を信じたいそんな彼の物語。
エーヴがソロンに語りかける彼女の、もしくはエルフの人生観「理屈はいいから思うままに行動しろ」。
そうなんだよなそうなんだよなー、調べれば一通りのことが予測できるこの現代。
いろいろ考えちゃって、自分のしたいことと行動が一致しないことがままある人には刺さる言葉。
旅の道中で王国では感じることのなかった居心地のよさを実感するソロン。
ソロンの畏怖する美しさの象徴である彼女にその感情を向けるのは精霊魔法に惹かれていたからなのか、それとも本来のソロンはそういう人間だったからなのか。
ラストのエーヴがソロンを逃がそうとするところも、ソロンがエーヴを逃がそうとするところも、今回の旅で彼、彼女が変わったことを強く感じられるやり取りで良かったですね...。
ラストも綺麗に終わり、今作も楽しかった。 -
購入済み
これは壮大なミステリーだ!
めちゃくちゃ面白いんですけど!湊かなえのミステリー形式に少し似ていて、第三者による登場人物へのインタビューと勇者主観の振り返りによって物語が過去から現在へ近づいてくる今までに読んだことがない勇者物語です。しかもインタビュー時は登場人物が自分を正当化・美化するため、勇者の記憶(おそらく一番事実に近い)とかなり差異があったり一体誰が本当のことを言っているのか?勇者パーティーがどのように魔王を倒したのか?そしてインタビュアーは何者なのか?
作画と構成が素晴らしくて映画を見ているようです。