至道流星のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
中世ルネッサンス期のイタリアをモデルにした架空戦記。
弱小国が大国との戦いに知恵と勇気で戦う展開は王道。
うん、悪くはない。
ただ、主人公にあまり魅力がないのがちょっと残念かなあ。
主人公リノはいわゆる宰相タイプなのだけど、軍備増強や外交はできてもいざ戦いの場面では軍師的な役割ができないため、ワクワク感にかけてしまう。
平時の能吏であって乱世の英雄ではないのだ。
一方、軍事部分は全てヒロインの役割になっている。
なので、むしろヒロインを主人公にしたほうが盛り上がっただろうと思う。
この先起こるであろう幾多の困難に主人公の機転が発揮されることを期待したい。 -
購入済み
戦記物の入門としては○
ルネサンス期のイタリアを舞台に、フィクションを織り交ぜた戦記物です。
魔法などはなく、剣と弓、初期の鉄砲、大砲による攻防が描かれています。
文章の中にはやたらと数字にこだわる描写があったり、ご都合で敵が弱くなったりして展開する部分もあって「なんでそうなるの?」と思う面がないことはないです。
しかし、戦記物としてみるならば、寡兵の小国が強国に立ち向かう姿を描けていると思います。
戦略としては、初歩的であまり複雑な駆け引きもないままに主人公の思うがままに進む面が多く、ヒロインが異常なほどに強い。
蒼天航路の呂布の籠城をまんまパクッて使えるほどには強い。
また主要な役職が女性で占 -
Posted by ブクログ
「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!頭を撃って自害しろ!」
みたいな調子の福山潤ヴォイスが聞こえてきそうなキャラですよね.
春日くんて.
春日くんが史上最年少の銀行頭取へ.
そしてどんどん集まる預金.
しかし高額な金利(2.1%)以上を稼がなければ即死してしまう.
そんな感じで5冊目ですよ.
毎回アレだ,怒涛の勢いで物語が進んでいくなぁ.
で,暗殺騒動の主犯だった海胴さんってツンデレですよね.
むしろキレデレ?
男のツンデレなんてベジータさんみたいじゃないか.
なんなんだろうね,莉音が昔の嫁さんに似てるのかしら.
それとも孫を可愛がりたい的なアレなのかしら. -
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Posted by ブクログ
この話、めんどくさい人間しかいねぇな。
恋愛の話と経営対決の話が分離してる気がする。
主人公攻略においてはむしろビジネスに失敗した方が良さそうで、
(主人公の助けがないとたいてい失敗するとはいえ)
こいつら一体何の為に争っているんだろうとは思う。
というか、前巻の結論は「3人一緒じゃないとケツの毛毟られて死ぬ」だったはずで、
それでもまだ対決とか言ってるバカさ加減はアレ。
今巻の結論も「主人公放置すると泥棒猫が出てきて死ぬ」だったはずなのに、きちんと拘束しないヌルさも感じる。
別の言い方をすると、第三勢力の排除を「主人公のセルフイメージの低さ」に依存してるのはあんまり面白くない。
その -
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Posted by ブクログ
ネタバレ神社の一人娘と教会の一人娘、そしてその間に挟まれた家に少年という幼馴染みの三角関係。
主人公の少年の何気ない一言から両少女に対抗心が芽生え、
幼い頃は良かった仲が何かと詰らないことに至るまで競わずにはいられない状況に陥ります。
両少女共に才色兼備であり、二人の対決はなかなか決着を見ません。
高校に通うようになったところで主人公のまたの余計な一言で
両少女は少年を奴隷にする権利を賭け、何れの実家の資金を増やす勝負へと発展してしまい、
そこから少年を間に挟んでの駆け引き、トラブルも起こる間に少女の少年に対する意識も変わり。。
著者は起業家であった経験もあったらしく、商売のアイディアはラノベの割に -
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Posted by ブクログ
キャラが死んでる。ヒロインの莉音はまるっきりハルヒ。
女性の登場人物の容姿端麗さを表現するのに「可愛い」という形容詞を多用するのには閉口する。文章の修辞について勉強して欲しい。
著者は会社経営者らしいが、天は二物を与えないようで安心する。
以上のような難点から、2章までは地獄。読めない;
だが会社設立後の3章からは俄然面白くなってくる。
会社経営の初期段階で、美少女幼馴染みのタレント事業という飛び道具を使って財をなしたのは少し残念だったが、概ね楽しく最後までノンストップで読み進められる。
キャラが良ければ直ぐにでもアニメ化出来そうなのに、本当にそこだけが残念な作品。
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