あらすじ
新頭取、爆誕! そして中国進出!?
殺すか殺されるかの死闘を経て、日本右翼の巨頭・海胴総次郎になぜか気に入られてしまった莉音と俺。その不可解なツンデレぶりにはふりまわされるばかりだが、一難去ってまた一難。
リテール部門における利率の高い定期預金と、中小企業への無担保融資とを特徴とするビジネスモデルをもつ、日本商業銀行を買収した俺たち革命部。だが破綻寸前の経営状態にあったその銀行の頭取は、なんと後継者を勝手に指名し、株式を譲渡して消えてしまった――。想定されうる限りで最悪の人間を新頭取に据え、そのやりたい放題の暴走を横目に見ながらも、俺たちは銀行の経営状態を改善させるべく、高いリスクを承知で利益を上げるために銀行の投資銀行化を画策する。銀行に巣くっていたタチの悪い連中との丁々発止の交渉を進めながら、だ……。
そして革命部はついに世界進出の一環として、自ら開発した画期的なファイナンスのスキームを用いて、中国全土での衣料事業を展開させる・・・のだが。
チャイナリスクを乗りこえて、俺たちはさらなる拡大を遂げることができるだろうか?
世界最大スケールに向かってぶっ飛ばす、まったく新しい起業ライトノベル第5弾!
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
仰天w
カリスマ頭取www
フィクサーデレMAXwww
これはなんだ?予言書か?1年半後を御見通し?
つい最近ニュースでみたような…ゾクゾクした。
6巻に続く。
Posted by ブクログ
ちょうど刊行当時にタイムリーだった中国半日暴動ネタ。
時事問題のフィクションへの消化で、ラノベが一番乗りなのが出版ジャンルとしての勢いって事でしょうか?
3巻→4巻の方がよりピンチだったけど、解決方法が無さそうな意味で4巻ラストは「これ、どーするの?」と言いたくなるような事態になって、さてどうする? と言ったところですぐの刊行。素晴らしいです。
4巻ラストの問題でしたが、この展開は読めなかった。でも一番アツい。そして納得してしまう。今までの作者の著作全部合わせて一番面白かったかも。
Posted by ブクログ
今回の主な内容は買収した銀行の再建。
その過程で中国進出を進めていくというのが大まかな流れ。
専門用語などは相変わらずさりげなく分かりやすく説明されていて好印象。
話の設定も現実世界の時事問題を用いているためか結構リアルでなかなか面白いです。
特に最近、いろいろと話題になっている中国を取り上げて、
うまいこと作品にネタを持ち込んでいくところは流石だと思います。
実際に作者さんが経営をやっているからですね。
今後は経済以外にも政治関連が深く関わるようになってくるのか…今からすごく楽しみです。
Posted by ブクログ
建国を目指す高校生たちの物語の第5話
今回は証券銀行立ち上げからの中国進出、そして…。
このラノベの仕様(?)なのか、後半は見事に失速するなぁ。
前半は問題が起きて、それに対して解決していく展開は見ものなんだけど、最後はグダグダ、ほっぽり投げ。
その辺が解決をお願いしたい。
まぁ、今回はギガスに十分楽しませてもらったからいいんだけどね(笑)
Posted by ブクログ
今まで以上に含蓄のある巻だと思った。
銀行の仕組み、商業銀行と投資銀行の違い、サブプライム問題、証券化といった金融面のトピックから、なぜ中国に反日感情が根付いているのかといった政治的なことまでが丁寧にわかりやすく解説されている。
思わずストーリーそっちのけで「ほうほう」と頷きながら読んじゃいました。
Posted by ブクログ
「ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる!頭を撃って自害しろ!」
みたいな調子の福山潤ヴォイスが聞こえてきそうなキャラですよね.
春日くんて.
春日くんが史上最年少の銀行頭取へ.
そしてどんどん集まる預金.
しかし高額な金利(2.1%)以上を稼がなければ即死してしまう.
そんな感じで5冊目ですよ.
毎回アレだ,怒涛の勢いで物語が進んでいくなぁ.
で,暗殺騒動の主犯だった海胴さんってツンデレですよね.
むしろキレデレ?
男のツンデレなんてベジータさんみたいじゃないか.
なんなんだろうね,莉音が昔の嫁さんに似てるのかしら.
それとも孫を可愛がりたい的なアレなのかしら.
Posted by ブクログ
2011年16冊目
証券化、中国進出、反日運動とまたまたスケールが大きくなっていく。
自分の会社もアジアシフトといっている最中なので、ビジネスを行う国のことは勉強しておかないと、と思う。