あらすじ
莉音倒れる! 不在のままTOB天王山へ――
「ぼくが真実を口にすると ほとんど全世界を凍らせるだらうといふ妄想によつて ぼくは廃人であるさうだ」とは吉本隆明の詩の一節ですが、日本最大の衣料チェーン・アクアスをめぐるTOB(株式公開買付)合戦の討論の席でテンパって「世界を革命し、あたらしい人類の未来を創るのです。何かに支配されない社会。連綿とつづく争いの歴史からの脱却。機能不全に陥った世界をいちどリセットしましょう!」などと叫んだ株式会社革命部社長の巳継もまた、観た者すべてを凍らせてしまいました。……スベったわけですが。
さて、メディアを利用したPR戦においてアクアスに対して劣勢となり、かつ、資金調達のアテが外れて大ピンチの革命部に、追い打ちをかけるような出来事が起きます。
今まで革命部をひっぱってきた莉音が倒れてしまうのです!
巳継たちは莉音抜きでアクアス戦に勝ち抜かなければいけません。
しかし、政府転覆発言の真偽を問われる記者会見の前夜、恒太が巳継のもとに持ってきた質疑応答の想定問答集「天才・春日恒太の軍略」には「無関係の人間が見た場合には爆発する」などと注意されていました……そんな調子で大丈夫なのか、革命部!?
※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
TOB合戦に決着。大金持ちにツテがあって、いいモノ持ってりゃ、なんとでもなりますよねーという感じ。しかし、そこに部員の覚醒を促す展開とは、なかなかに熱いですね。
はっきりいって全2巻までにおいて、痛いだけだった子が意外と有能?な片鱗を見せ始めたり。
国の根幹たる軍事の話も出てきたりして、最後は「買っちゃうか」で続く。
328頁
Posted by ブクログ
買収戦の後半戦.
世界第二位の金持ちのところへ.
99.999999%の人類が死ぬまで関わりがない世界.
買収線の資金の目処が立ったところで莉音が倒れた.
疲労とストレスでマラリアが再発.
戦線を離脱することになる莉音.
というわけで,面白かったよ.
インフレマジパネェッス.
部費1兆8650億円,借金2300億円也.
規模がでかくてもうわけがわかりません.
でもまだまだ巨大化していくんだろうなぁ….
Posted by ブクログ
建国を目指す高校生たちの物語の第3話
この巻は前回破れた衣料チェーン買収ののリベンジマッチ
相変わらず話のスケールがでかすぎてついていけない部分も多々あるが低調気味だった前巻のフラグをしっかり回収していて面白い展開だった
株式だとかTOBだとか実際の社会で行われていて、自分を含む一般人にはほど遠い話
普通の小説にしたらまったく読む気はしないだろうなぁ(笑)
でも、そこはラノベだからこそ伝えられる表現でうまく伝えることができていて心理描写もうまく描けている
終わり方も次を見据えての終わり方だし楽しみが残った
4巻ではギガスの暴走が見れるかなぁ(笑)
Posted by ブクログ
大手衣料品チェーン・アクアス買収戦の天王山。
革命部の当面の主軸になる事業「おりおんクローズ」が伸るか反るかの大一番です。
ここまでお荷物だった誇大妄想狂・恒太の意外な成長に感動した。
記者会見の場面は著者のマスコミ嫌いがよく伝わってくるw
後半は防衛構想の実現のために核開発技術を入手すべく、世界規模の家電メーカー・EEにTOBを仕掛ける革命部。
ジェットコースターのように早い展開で飽きないなー
Posted by ブクログ
経済…特に株式市場というのは雪だるま式に増えるというのはよく言われたものだけれど、ようやく雪だるまの姿が想像できるぐらい大きくなってきた。
これからどこまでぶっ飛ぶのか楽しみ。
Posted by ブクログ
201103
ローザ・スタインバーグ登場
237〜234
のローザvsりおん
ローザの方に共感できるけど、、。
ローザ→全国で孤児のうち1パーセントの子供を育てる仕組み→100パーセントに広げる
既存フレームで世界を変える
りおん→グローバル金融システムを破壊して再生
・新しい金融システム
・統一されたシンプルな税制
・資産は自動的に目減
ロックフェラー→スタインバーグ→アメリカ
ロスチャイルド→カルヴァート→ヨーロッパ