【感想・ネタバレ】羽月莉音の帝国3のレビュー

あらすじ

莉音倒れる! 不在のままTOB天王山へ――
「ぼくが真実を口にすると ほとんど全世界を凍らせるだらうといふ妄想によつて ぼくは廃人であるさうだ」とは吉本隆明の詩の一節ですが、日本最大の衣料チェーン・アクアスをめぐるTOB(株式公開買付)合戦の討論の席でテンパって「世界を革命し、あたらしい人類の未来を創るのです。何かに支配されない社会。連綿とつづく争いの歴史からの脱却。機能不全に陥った世界をいちどリセットしましょう!」などと叫んだ株式会社革命部社長の巳継もまた、観た者すべてを凍らせてしまいました。……スベったわけですが。

さて、メディアを利用したPR戦においてアクアスに対して劣勢となり、かつ、資金調達のアテが外れて大ピンチの革命部に、追い打ちをかけるような出来事が起きます。

今まで革命部をひっぱってきた莉音が倒れてしまうのです!

巳継たちは莉音抜きでアクアス戦に勝ち抜かなければいけません。

しかし、政府転覆発言の真偽を問われる記者会見の前夜、恒太が巳継のもとに持ってきた質疑応答の想定問答集「天才・春日恒太の軍略」には「無関係の人間が見た場合には爆発する」などと注意されていました……そんな調子で大丈夫なのか、革命部!?

※この作品は底本と同じクオリティのカラーイラスト、モノクロの挿絵イラストが収録されています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

TOB合戦に決着。大金持ちにツテがあって、いいモノ持ってりゃ、なんとでもなりますよねーという感じ。しかし、そこに部員の覚醒を促す展開とは、なかなかに熱いですね。

はっきりいって全2巻までにおいて、痛いだけだった子が意外と有能?な片鱗を見せ始めたり。

国の根幹たる軍事の話も出てきたりして、最後は「買っちゃうか」で続く。

328頁

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2011年12月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

爆発w
M&A大成功!海運業にも乗り出し、核開発まで視野に!
脳味噌がジンジンするw
4巻に続く。

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2012年11月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

大手衣料品チェーン・アクアス買収戦の天王山。
革命部の当面の主軸になる事業「おりおんクローズ」が伸るか反るかの大一番です。
ここまでお荷物だった誇大妄想狂・恒太の意外な成長に感動した。
記者会見の場面は著者のマスコミ嫌いがよく伝わってくるw

後半は防衛構想の実現のために核開発技術を入手すべく、世界規模の家電メーカー・EEにTOBを仕掛ける革命部。
ジェットコースターのように早い展開で飽きないなー

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2011年05月24日

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