五条紀夫のレビュー一覧

  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

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    町内会長を殺した3人組だったが、なぜか翌朝蘇生していた…。信津町に伝わる魂戻りの秘術を使って蘇生させたのは誰なのか。

    世界観がいつもながらおもしろい。ジヌシーズと団地の子との確執とか、田舎あるあるみたいなのもなんか分かるなーと。最後ちょっと切ない。

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    2025年10月14日
  • 私はチクワに殺されます

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    チクワの穴を通して人を見るとその人を殺せる──そんな荒唐無稽なSFっぽい話…かと思うと、2章で本格ミステリになり…更に3章でまたひっくり返されるというお話でした。
    まさに五条さんにしか描けない特殊設定ミステリ(帯によるとチクワサスペンス!)だなぁと思います。
    チクワの穴を覗くと人が殺せるという設定がもう、どうしたらそんなこと思いつくんだよ…というバカバカしさに満ちていて面白すぎるんですが。語り手の狂気じみた行動はホラーでもあり、コメディでもあり、続きが気になってグイグイ読めました。

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    2025年09月17日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

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    奇抜な設定に惹かれて読み始めた。緊迫した状況のなかどこか呑気な主人公達が面白い。しかしそれも伏線だったのかもしれない。文体が好みではなかったのではじめは失敗したと思ったが慣れればそこまで気にならない。読書をあまりしない人でも読みやすいと思う。犯人の動機は突飛だがどこか納得もできて、終わり方が文字通り綺麗だった。

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    2025年09月14日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

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    ずっと、一体何を読まされてるんだろうという感覚が付き纏う不思議なミステリー。
    何でもありのようでそうでもない。いややっぱり何でもありの世界観。

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    2025年09月07日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

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    2025年。
    特殊設定ミステリ。死者を蘇生させることができる村。殺した村の有力者は行きかえり(ただし記憶はない)。誰が蘇生させたのか? 蘇生者を探す犯人たち。
    ちょっと注目している作家さんなんだが。

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    2025年09月03日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

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    死者蘇生とミステリーを絡めるアイデアは面白かった。ただ展開についていくのが大変だった。同著者の他の作品をょでみたい。

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    2025年08月23日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

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    現世で殺されたはずの6人が記憶を無くして“天国”へ。天国を楽しむ6人の中に殺人犯はいるのだろうか…
    皆死者だが悲壮感は無く、天国を楽しみながら謎にも向き合うので気楽に楽しく読めた。
    大ネタの想像は付きやすいかな。
    作者の他作品も読みたくなった!



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    2025年08月03日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

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    殺したはずの男が生き返ってる!?
    殺人犯が蘇生犯を追い推理する特殊設定ミステリー。
    魂玉の力によってターゲットが死んで生き返ってを繰り返すので、作中の命のやり取りが軽い。
    その分ラストの重みが増したと思う。
    映像化したら是非観てみたい。

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    2025年07月30日
  • 私はチクワに殺されます

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    タイトルのインパクト、チクワチクワチクワのオンパレード。冗談なのかと思うけど、殺人は起こるし至極真面目に供述してるし、ふざけた話ではなかった。チクワを覗くと人を殺せるとか何故チクワ?とも思うけど、穴があれば覗きたくなるのは人間の性なのか。

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    2025年07月29日
  • 私はチクワに殺されます

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    ぶっ飛んだ題材を超真面目に描いてて、感心する。結構悲惨なことになってて、笑った。

    王道の面白さではないけど、悲劇物語として見れば、とても構成が良くできてると感じた。

    どんでん返しもあって、見応えがありました。短くて読みやすいのでおすすめ。

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    2025年07月24日
  • 私はチクワに殺されます

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    この本は読み終わって終わりではない。きっと、チクワを手にし、穴を覗き込もうとするまでがセットなのかもしれない。
    チーチクは世界を救っていたのか。

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    2025年07月10日
  • 私はチクワに殺されます

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    チクワは不思議な食べ物だ。そのままの姿では惹かれないのに、磯辺揚げにした途端、目の色変えるご馳走に変身するのだから(個人の感想)。そんなチクワのミステリアスさを存分に活かしたチクワサスペンスという新境地の本作。よくわからなかった。始めの『手記』がどうも滑っている感じがして面白くないかも..と不安になったが『インタビュー』から尻上がりに興味深くなってきた。と思ったら最後の『小説の断片』で意味不明に。崩壊。もう少し要所要所でしっかり決めてくれたら纏まった作品となっただろうに、ともったいない気持ちに(何様)。

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    2025年07月07日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

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    死んでから始まる犯人探し。
    暴いたところで生き返らない。
    だけども真相を求めて振り返る。

    そういったおはなし。

    自然の節理とはハズレた世界観ですが、キャラが立っているのでスっと理解しやすく、ミステリーとしてもそこまで複雑ではないので、ページ数からもわかる通り、サクッと読めます。

    いうならば"味変"ってやつに丁度いい作品ですかね。

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    2025年07月03日
  • 私はチクワに殺されます

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    2025.07.01
    摩訶不思議な一冊。
    わたしの器では評価できない。
    ひとつだけ指摘するなら、最初の「手記」があまりに長すぎてくたびれる読者が多いのではということ。

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    2025年07月01日
  • 私はチクワに殺されます

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    最初の印象は、世にも奇妙な物語のようなストーリー。
    サスペンスホラー?と思ったら、見る視点や思い込みを利用したミステリ。
    前提となるストーリーは手記の形になっていて、チクワの呪いに振り回される男の一生が綴られている。
    チクワがこれでもかというほど出てくるので、内容は少々グロテスクなんだけどもチクワが食べたくなって買っていてしまいました。
    人によっては逆かも。
    多分調理する前に覗くかな。覗く時は…気をつけなきゃ。

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    2025年06月23日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

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    殺したはずの町内会長を生き返らせた蘇生者を探しつつ、もう一度町内会長を殺そうと主人公たちが奮闘する特殊設定ミステリ。
    死者を生き返らせる魂玉と呼ばれるニコイチの玉の仕組みが複雑。死んだ人間と生きている人間の二人がふたつの石をそれぞれ持ち呪言を唱えると、死んだ方は生き返り、生きていた方は死ぬ。生き返らせることが出来るのは死んでから24時間以内。1度死ぬと、身体は24時間前の状態に戻るので、その間の記憶が抜ける。という仕組み。
    その仕組みで主人公も何回か死ぬんですが、どこまでの記憶があって、どこからの記憶がないのかが分かりづらくて…これ、うまくやるとめちゃくちゃ面白い設定だと思うのだけど、結構やや

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    2025年06月15日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

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    死者を蘇生させる秘術をめぐり様々な人間の思惑で死んだり蘇生したりとても不思議な読み心地ではありましたが、純粋な悪など存在するのだろうかという疑問をもちながら読み進めました。殺人犯ではなく蘇生犯を追っていく特殊なストーリーに引き込まれたしどこか切なさを感じさせる作品でした。

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    2025年06月06日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

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    2023年。新潮ミステリー大賞最終候補作。
    殺されたことは知っている。気が付けば、生き返っていた?全員死んでいる特殊設定のクローズドサークル。
    事件を解決すれば成仏できるらしい。
    いろいろ設定がおもしろい。あいかわらず、人名テキトーで、覚えやすい。さくさく読んでしまった。軽く読めて、ちゃんとミステリしてるのが良い。

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    2025年05月20日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    これまでにない設定で、最後まで楽しく読めました。
    ただ、ファンタジーならではのご都合主義っぽいところがあったり、あっと驚くトリックとかはなく、ぬるっと終わってしまってこの余韻がいいんだろうなって思いつつ、私には物足りなかったかな。

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    2025年05月12日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

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    メロスが走ってる場合じゃない
    って本が気になって、
    他にも書いてるかな?って調べたら
    この本が出てきたので買ってみた

    全員が
    死んでるとこからはじまるミステリー
    なにそのトンデモ設定!
    設定がいちばんおもしろくて
    内容、大した事ないんでしょー!
    ってそんなに期待せずに読んでみた

    結構、おもろいやんけ
    そうなると動機が弱いよなとか
    キャラ濃すぎじゃね?とか
    ミステリーとしては
    謎がそんなにあれでもなくね?とか
    そんなことがこの設定によって
    (あんまり)気にならないじゃないか

    さらりとおもしろいもん読みたいな
    そんなときにオススメ
    本格派ではないけど
    ラストもなかなか切な儚くて
    読み終わった

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    2025年04月08日