五条紀夫のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
セリヌンティウスのために必死で走るメロスなのですが、行く先々でなぜか殺人事件が発生。
急いでいるのに探偵として事件を解決せざるを得なくなるというドタバタ劇です。
この作品の特に秀逸なところが、登場人物のネーミングセンス。
海外ミステリでありがちな「カタカナの名前が覚えられない問題」を、なんと「義父=ギフス」「妹=イモートア」という圧倒的わかりやすさで解決してくれます!
さらに面白いのが、物語の随所に古代ギリシャの実際の歴史や文化に関する豆知識が盛り込まれているところ。
笑いながら読んでいるうちに自然と勉強にもなるのが得した気分になります。
単なるパロディかと思いきや、最後には「読者への挑 -
Posted by ブクログ
恩田陸で登録・検索した結果出てきた新刊アンソロジーと言うことで通販にて購入した。勿論、どの様な内容なのかは二の次。アンソロジーとはいえ恩田陸の新作が出たというのなら、買わない選択肢はない。5人の作家による競作で、せっかく買ったからにはどの作家の作品が一番面白いのか、自分とフィーリングが合う作家は誰か?という観点で読み進めた。
日本昔ばなしをアニメで見るような感じで、教科書に載っていそうなお話(元ネタ)を5人の作家がそれぞれの個性・作風を発揮しながら脚色した競作集。作家の好みはあるものの、今回は作家の特徴はできるだけ考えないようにして、あくまでも出来上がった作品の面白さで比較してみたい。ちなみ