五条紀夫のレビュー一覧

  • 流血マルチバース

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    ネタバレ

     突然ですが問題です。この作品はどのジャンルに当てはまるでしょうか?
    A.孤島ミステリー
    B.殺戮サバイバル
    C.並行世界SF
    正解は、全部でした。

    どういうことだ?と思われた方は是非読んでみて欲しい。全くバラバラの話が矛盾なく成立し分岐を経て最後までワクワクする読書体験が得られるから(大筋のトリックは何となく予想がついたけど)。

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    2025年12月20日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    面白かった。そして切なかった。。。
    読み終えた後 表紙の2人を見た。
    ポーチさんの最後だけが
    美しく見えた
    ヒゲオの最期は 崩壊してゆく世界とともに…
    それは それで最も悲しい終わりではないかと
    思った
    1人残され 壊れていく様を見て消えるのは
    映像がプツリと切れるように
    本のラストも消えていった…

    ユーモアと平和な風景と
    恐怖と猜疑と怒りと…
    さまざまな様子が描かれていた。
    オジョウのどことなく古く感じる描写も
    なるほどなぁと
    何となく 立場と人物に違和感を感じて
    当たった部分もあったけど
    なかなか 上手くかわされた 笑
    少しくどく感じる事もあったけど
    読みやすくて 面白くて
    先を読むのが楽しみな作品だった

    登場人物の6人、それぞれに
    好感を持ってしまったから
    突然の終わりに寂しい気持ちでいっぱいだ

    とてもユニークな読書体験だった
    映像化を求む

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    2025年11月17日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

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    殺人犯は誰だ、じゃなくて蘇生犯は誰だっていう読んだことない設定で更に文章も会話が多くサクサク読めてよかった。
    蘇生すると丸1日の記憶を失くすっていうシステムがなければここまで面白くならないよね。流石です

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    2025年11月10日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    キャッチコピー?の「誰だよ! せっかく殺したクソジジイを勝手に生き返らせたのは!?」に完全に惹かれて買いました。殺人犯ならぬ蘇生犯!?逆転の設定は最高!

    エンタメ系の話かと思いきや、所々の伏線や健康の設定など含めてちゃんとミステリしてましたね。
    記憶がなくなったり、蘇生の有効期限など特殊設定が単純なようでミステリを読み解く側からすれば以外と複雑だったな。
    初めての作者でしたけど、他にも読んでみたくなりました。

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    2025年11月03日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

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    帯に「誰だせっかく殺したクソジジイを生き返らせたのは」って書いてあるの見ただけでぜったい面白いじゃんと思わせてくれる、作者らしさ全開のシチュエーション。だけどしっかりミステリ。
    もちろん楽しめました。

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    2025年10月31日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

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    誰だ!せっかく殺したクソジジイを生き返らせたのは!?この帯からして最高であるw本作の主人公が推理する対象は殺人犯ならぬ蘇生犯。作中では何人もの登場人物が死んではあっさり生き返るwしかし、この蘇生術には一筋縄では行かないルールが何個か付随していて、それがミステリーを複雑にしてくれる。アイデア一発勝負の出オチになるかと思いきや二転三転するストーリーで面白かった。

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    2025年09月08日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

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    この小説を読み終わって早々に、本屋にあった著者の他の作品3冊を大人買いしてしまいました。現場からは以上です。

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    2025年08月16日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

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    主人公、健康の出自が明かされる大どんでん返しのラスト、また命を狙われていた悪党(とされる)権造の気のようなものが途中から感じられなく少し不気味だったが、その立ち位置もラストに明かされ人物像が180度変わったり、物語の終わり方が意外なことの連続だった。最後に健康のとった行動は、命あるものはどんなに延命をほどこしても亡くなるという運命には逆らえないということを読者に説いている。信津町の江戸幕府の頃に遡る言い伝えは、歴史ミステリーとして面白かった。

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    2025年08月13日
  • 私はチクワに殺されます

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    釣りタイトルっぽいと思いつつ読んだら、思いのほか面白かった。二転三転して、オカルト要素もあり最後まで楽しめました。

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    2025年07月02日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

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    天国屋敷で起きた殺人事件。死者6人は成仏できずに、あの世の天国屋敷に集まった。自分自身の素性もわからない。イケメンのヒゲオ、中年男性ポーチ、小指のないヤクザ、物知りの若い女性、オジョウ、帽子で職業がわかるコック、服装で職業がわかるメイド。この中の誰かが犯人。それがわかれば成仏できるはず。ヒゲオは名探偵になって推理するが、この世界の不思議な法則に振り回されて犯人の特定ができない。犯人は誰?みんな成仏できるのか?

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    2026年01月12日
  • 私はチクワに殺されます

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    まず何と言っても、目を引くどころの騒ぎではない圧倒的なインパクトを放つタイトルですよね。

    ​物語は、「チクワに狂わされた男」が遺した手記から幕を開けます。語られるのは、「チクワの穴を通してその人を覗くと、その人物の臨終の瞬間が視えてしまう」というあまりにも奇妙で不条理な能力。果たしてこれは本物の呪いなのか、それとも単なる狂言の産物なのか…。

    ​手記という形式を軸に物語は進み、一人の男がどのようにしてチクワという奇怪な存在にとり憑かれ、破滅の道へと転がり落ちていったのか、その哀れで強烈な末路が描かれていきます。さらに、その手記の真相を追い求めるフリーライターの視点が加わることで、謎解きのミステリー要素と背筋が凍るようなホラー要素が絶妙に絡み合い、二転三転する展開へと引きずり込まれていきます。

    ​作中には思わず目を背けたくなるようなグロテスクな描写も散りばめられているのですが、作者特有のどこかユーモラスでコメディチックな筆致が絶妙なクッションとなり、不思議とスルスルと読み進めてしまう中毒性がありました。

    ​異色すぎる設定とブラックな笑い、そして予測不能なサスペンスが見事に融合した、唯一無二の読書体験ができる一冊です。

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    2026年10月07日
  • 人喰いパンダ殺人事件(新潮文庫nex)

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    街には人喰いパンダ、店内には惨殺死体!? 緩さとロジックのギャップにハマりたい人におすすめの一冊 #人喰いパンダ殺人事件

    ■あらすじ
    大熊猫亭で食事をしていたカップル、鈴之木弘和と山本美菜。美味しい料理に舌鼓をうちながらも、ふたりは別れ話をしていたのだ。

    すると突然、公共施設からサイレンが鳴り響く。人喰いパンダが市内に出現したらしい! ふたりは他の客や店員と共に店内に籠城するをするも、なんと店内から死体が発見されてしまい…

    ■きっと読みたくなるレビュー
    いやー、最近テレビのニュースでよく問題になってますよね。人間が住むエリアにクマが出没しているそうで、お近くに住まわれている方はホント気を付けて下さい。

    そうなんです! 本作はそんな人を襲うクマ、いや… パンダが出てくるというミステリーなんです!

    …とまあ、いつものとおりオリジナリティが満ち溢れる五条紀夫先生の作品。人喰いパンダって、どないやねんって感じですが、マジその通りのお話です。こういうのはね、引かずに楽しんだもの勝ちですからね。

    さて本作は、中華料理屋でカップルが食事中に街中で人喰いパンダが出没。外出ができなくなり店内で籠っていたところ、店内で腹を引き裂かれた惨殺死体が見つかってしまう。人喰いパンダの仕業か、それとも人の手によるものかを推理していく本格ミステリーです。

    死体が見つかる場所や状態、その時だれがどこにいたかなど、実はかなり丁寧に説明がなされる。登場人物の説明や彼らへの聞き取りも展開され、想像以上にしっかりとしたミステリーでびっくりですよ。

    さらに事件はひとつだけでは終わりません、推理し甲斐のある謎解きになっています。なお人物の位置関係は店内図がついてるから、にらめっこしながら読み進めるのがおすすめ。

    そして本作でいちばん気になる謎、「人喰いパンダ」とは何なのか… 読み進めるうちに徐々に分かってくる? …と思うんだけど、この発想力にはしてやられましたね。ま、結局なにがしたかったのかよくわからんのだけど、読み終わるころには優しい気持ちになっているという。

    あり得なさと緩さにかけては一級品、でも中身は本格ミステリー! ニヤニヤが止まりませんよ。

    ■ぜっさん推しポイント
    主人公の鈴之木弘和と山本美菜のキャラ設定がいいすね~

    まず鈴之木がやたら空気が読めないけど、やたら博識な頭脳派だったりする。美菜も緩めの変な女の子だとおもったら、目の覚めるような発言や行動したりして、これまた興味津々ですよ。二人のおかしな会話や関係性も読みどころのひとつですね。

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    2026年09月30日
  • 教科書には、載せられない!? 君に綴る5つのパロディ

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    五条紀夫さんの名前があったので読んでみました。あの物語たちをシン解釈とあったけれど、ほぼほぼ新しい物語といっていいくらい、オリジナリティあったし元の物語を知らなくても楽しめた。
    中でも斜線堂さんと恩田陸さんのが面白かった。

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    2026年09月28日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    ■サマリー
    ・笑い+ミステリー
    ・本家の走れメロスを読んだことがない人も笑える
    ・しかしながら、物語のディティールに疑問あり

    ■所感
    おもしろい、これが正直な感想である。
    所々に笑いをちりばめている本書は、走れメロスのパロディである。
    最近は、昔話をミステリー化した小説や本書のように有名小説をベースにしてミステリーに仕立てたような小説を好んで読んでいる。
    本家を知っているからこそ、クスっと笑える。
    メロスとともに行動するイマジンティウス(この名称だけでも笑える)だが、オチを読むと「???」となってしまう。私同様、それに気付く読者もいると思う。
    イマジンティウスが、イマジンであらねば、その旅路の過程で出現したイマジンティウスを認識できなかった者たちとメロスその人との違いはどう説明すれば理解できるのか。
    ネタバレを書けないため、ややこしい書き方をするが、
    要はつじつまが合わない描写の解説がないため、
    私の読解力が悪いのか、はたまた本書の書きぶりに問題があるのか。
    セリヌンティウスであったのなら、道中であった者たちはその姿を認識できたはずである。
    そこが本書の最大のなぞといえる。

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    2026年09月22日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    初めはメロスの性格と推理方法に慣れずにモヤモヤしながら読みましたが、後半に進むにつれてどんどん読むのがやめられなくなっていきました!

    読者への挑戦状もわかりそうだったのにな〜思いつかないのが切ない…笑

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    2026年09月22日
  • 私はチクワに殺されます

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    購入本。タイトルに惹かれて衝動買いした本。
    読んでみた。

    第一章の手記が一番面白かった。チー、クー、ワー!の所は笑っちゃった。シュールでコメディーな世界観で物語が進むのかと思いきや、第ニ章で視点が変わると違う方向にまた物語が進む。
    どういう展開になるのか読めず、一気に読めました。ページ数も200ないので短時間でスルスル読めたのも良かった。

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    2026年09月20日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    ネタバレ

    タイトルからして一発ネタかと思ったら結構面白い
    歴史的背景に関してもちゃんと調べてるし密室の作り方が当時の紐の縛り方だったりしてまあよく考えたもんだこんなことを
    タイトルはちょっと嘘でどちらかというと走りたいのに殺人事件に巻き込まれまくるメロスであった
    この叙述トリックはありなのか?
    全体的に意外と好き

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    2026年09月18日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    ネタバレ

    フィジカル系名探偵と初めて出会った作品。
    最後は無理矢理だったけど、勢いとフィジカルで押し切った。さすがメロス。
    あと羊がうるさかわいい。

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    2026年09月14日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    セリヌンティウスのために必死で走るメロスなのですが、行く先々でなぜか殺人事件が発生。
    急いでいるのに探偵として事件を解決せざるを得なくなるというドタバタ劇です。

    この作品の特に秀逸なところが、登場人物のネーミングセンス。
    海外ミステリでありがちな「カタカナの名前が覚えられない問題」を、なんと「義父=ギフス」「妹=イモートア」という圧倒的わかりやすさで解決してくれます!

    さらに面白いのが、物語の随所に古代ギリシャの実際の歴史や文化に関する豆知識が盛り込まれているところ。
    笑いながら読んでいるうちに自然と勉強にもなるのが得した気分になります。

    単なるパロディかと思いきや、最後には「読者への挑戦状」までついていてミステリとしてのロジックや伏線回収も本格派。

    クスッと笑いたい時や、ちょっと知的な雑学に触れつつ面白い本を楽しみたい方にぜひおすすめしたい一冊です!

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    2026年09月12日
  • 人喰いパンダ殺人事件(新潮文庫nex)

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    ん!?あなた達って◯なの???

    読んだ人みんなこの一言に尽きると思います。
    北二十四条の小さな書店で一際異彩を放っていたこちらの1冊。
    本格ミステリばっかり読んでると、たまにはこんなアホらしい名前の本が読みたくもなる。(一息的な意味)
    よく考えて拵えてありますよ、最後まで一気読み。
    主人公や元カノの取り留めのない言葉は置いといて、展開が動き回るので誰でも集中して読めれば楽しく読めると思います。

    こういうのもたまには良いね(^^)

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    2026年09月10日