五条紀夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
メロスは推理した!
自身の身代わりとなった親友を救うため、3日で故郷と首都を往復しなければならなくなったメロス。
しかし妹の婚礼前夜、新郎の父が殺された。現場は自分と妹しか開けられない羊小屋。早く首都へ戻りたいメロスは、急ぎこの事件を解決することに……。
『走れメロス』×ユーモアミステリの新感覚小説です。
とにかく直情的でフィジカルのつよいメロスが、親友との約束のために故郷と首都を往復しようとする話……というと、太宰治の『走れメロス』と変わらないんですが、このメロスとにかく殺人事件に巻き込まれる。故郷に帰れば結婚式前夜に義父が殺され、走っている最中に賊の中で起きた殺人事件の解决つを依頼され -
Posted by ブクログ
あまりにも有名な太宰治「走れメロス」のパロディ・ミステリ。
大筋は原典に沿っている。まっすぐな牧人、メロスは、妹の結婚式の準備のため、シラクス市を訪れる。そこで、暴虐の王ディオニスの悪政に憤り、抗議をしに王宮に行き、捕縛されてしまう。自身の処刑はやむなしと思うが、妹には式を挙げさせたい。そこで旧友セリヌンティウスを身代わりにして王のもとに残し、妹に結婚式を挙げさせ、3日後には戻ってきて罰を受けると言う。王はそんなメロスを嘲笑するが、メロスは必ず戻ると約し、ひた走る。というのが原典。
本作では、そんなメロスの道中で、ともかく何かと殺人事件が起こるのである。
メロスは事件を解決しなければ先に進めず