五条紀夫のレビュー一覧
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俺は、何者かに殺された。
はずだが目を覚ますとそこは、孤島の海辺。
殺されたときの感覚は覚えているのに自分が何者なのか、全く思い出せない。
分かるのは、口と顎に髭を生やしている男だということだけ。
島で見つけた洋館には、俺と同じく殺されたことしか覚えていない5人の男女がいた。
ここは、皆の「共通認識」によって亡くなった場所が忠実に再現された天国だという。
なぜか毎日配達される新聞によると、洋館でのパーティーに参加した6人の遺体が翌日に発見されたとのこと。
現場が密室だったことを考えると、おそらく犯人は無理心中を図ってこの中にいる。
6人は成仏するために、自分が何者なのか、事件の真相は何なのかに -
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アチアチアチのマックス最高、マジックレアリズムサスペンスミステリ!映像化希望!
著者の次作を先に読み、まあまあ面白くて特にメタ的な感覚が小説よりも漫画を読んでる感覚に近くて自分の肌に合ってるかなと、でもそこまで期待はせずに前作である本作を読む
久々に娯楽小説で他の映像作品やらを超えてぶち上がってしまった
舞台はどこかの島の洋館。殺害されて「死んだ」こと以外は記憶を失った主人公は洋館で同じように記憶を失った人たちに出会う。しかし、その洋館はこの世ではなく…
推理モノをリアルに推理しながら読みたい自分としては、SFに近い設定が盛り込まれた時点で結構萎えに感じてしまった。しかし、同時に本格派の -
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まあまあ面白かったです。
太宰治の「走れメロス」が有名で誰しも名前だけなら聞いたことがあると思います。私自身も超ざっくりとメロスが友人のために走る物語としかわかっていませんでした。
本書はそんなメロスの物語を現代風な言葉を使ってわかりやすく、エンタメ要素を強く押し出した内容にしているので最後まで飽きずに読むことができました。
現代社会ではなかなか見られないほどの正義感と純朴さを持ち、圧倒的な肉体の強さを武器に大暴れするメロスは男の中の漢でした。こんな人を友人に持てたら絶対に飽きない人生を送れると思います(^^)
気軽にメロスの物語を知りたい人にはおすすめです!
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Posted by ブクログ
ネタバレ正義5割、筋肉5割。圧倒的フィジカル。
「走れメロス」をミステリー仕立てにしたパロディ作品。
原作のメロスも「単純な男」として描かれているが、その単純さが「迷いのない正義感」と「野生のフィジカル」という極端なスペックとして爆発。
本来なら知略や論理が必要な場面でメロスが最終的に見せつけるのはぐいっと突き出された拳。野生の威圧感。脳筋ミステリというジャンルがここに爆誕。
セリヌンティウスの命がかかっている切迫した状況と、目の前の事件を解決せずにはいられない野生の正義感。原作への最高のオマージュであり、最高のツッコミ待ち作品だと思う。
登場キャラクターのネーミング。
妹の婿はムコス。義父はギ