五条紀夫のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
題名が面白くて手に取りました。
読んでみると、これはコントなのか?ギャグ漫画?と思えるくらい軽く読めました。『走れメロス』読んだことないけど、ちゃんと読めるのか心配してたんですけどね…。
確かに殺人事件に巻き込まれてる場合じゃないんですよ。メロス。早く首都シラクスに戻らないといけないのに…。セリヌンティウスが待っているのに…。急いでいる時に限って殺人事件が起きて思い通りにはなかなかいかない。途中にはおさむさんも登場。しかも世間で知られている事件を起こしてメロスを振り回すし。メロス、間に合うんですかね?
ギャグ漫画と思ったのは、名前がそのまんまなんですよね。はじめはスルーしてたんだけど、気付 -
Posted by ブクログ
走れメロスのパロディ小説。
暴君ディオニス王に捕まったメロスが親友のセリヌンティウスを人質にして故郷の村に戻り、妹の結婚式を見届け、約束を守って3日間のうちに戻ってくるという、原作のストーリーに沿いつつ、その道中様々な殺人事件に巻き込まれ、事件を解決しながら都を目指す、タイトル通りの本。
なんかもう全体的にくだらなくて面白かった!!
「私はチクワに殺されます」よりネタに全振りのこっちの方が好き。
メロスが脳筋フィジカルモンスターで笑う。適当すぎるネーミングも面白い。妹が「イモートア」婿が「ムコス」切られて死んだ「キラレテシス」目撃者「ミタンデス」山賊のボスは「ゾクノボス」…「ダボクデシス」の -
Posted by ブクログ
パロディ系コメディ本でした。
コメディが苦手なのに手に取ってしまった本。
笑わそうとしてくるたびにこれはどう言う意味?
これは笑わそうとしているのか?
と自分が考察してしまってなかなか読み進めるのが苦行でした。
正直爆笑必至!って書いてたけど、私が笑いに疎いせいで笑う要素がわかりませんでした。
そもそもメロスの元の話すら知らないのになぜ手に取ったのかこの苦行の2週間後悔していました...
けど、話の構成はとても素晴らしく、調べたところのメロスの話にとても忠実なのと。
登場人物の名前のセンスに関してはピカイチでした。素晴らしい。
自分の好みな話ではなかったと言う思いとこのしんどかった2週間を