ブックライブでは、JavaScriptがOFFになっているとご利用いただけない機能があります。JavaScriptを有効にしてご利用ください。
無料マンガ・ラノベなど、豊富なラインナップで100万冊以上配信中!
来店pt
閲覧履歴
My本棚
カート
フォロー
クーポン
Myページ
3pt
チクワの穴を通して人の姿を見ると、その人物の死に様が見える――。巷に溢れるチクワの秘めたる怖ろしい力に気付いたトラック運転手の男は、己だけが知る事実の重さに苛まれ、やがて身を滅ぼしていく。荒唐無稽な設定から始まる奇妙な物語は、複数の視点から語られることで全く異なる側面を見せる。予想不可能な結末が待ち受ける、前代未聞・驚天動地のチクワ・サスペンスここに開幕!
アプリ試し読みはこちら
※アプリの閲覧環境は最新バージョンのものです。
Posted by ブクログ
なんだろう。この本の不思議さは。チクワで、サスペンスを作り上げるとは。チクワから立ち昇る妄想と狂気が、実に心地よい。とりわけ、ちくわ愛好者にとって、頼もしい物語だ。チクワで人を殺すことができるなら、ミサイルも原子爆弾もいらないのだ。トランプにチクワを贈りたい。 東京都練馬区郊外の借家で、50代...続きを読むの貧しい男の首吊り死体と滅多刺しされたその男の妻の死体があり、その男の娘が発見して、通報された。そこには、おびたたしいチクワがあり、男の手記があった。 その手記は、「私はチクワに殺されます」という書き出しだった。その手記が、実に巧妙だ。奇妙だ。とにかく、トラック運転手だった男が、チクワによって狂わされて、妻を殺し、自分が首を吊って自死していく手記なのだ。これだけ客観的に、チクワによって精神を殺されていく様はなんとも言えない。そして、手記ではチクワで7人の人を殺してしまうのだ。 そのために、まずはチクワを買い占める。そして、家にあるお金がなくなって、チクワを窃盗する。そのことで、スーパーが立ち入り禁止になる。盗むことは良くないと考えて、穴を塞ぐためにティッシュをちくわの穴に詰める。店長から迷惑だと言われ、次には、キューリを詰め、チーズを詰めたりするのだ。それで喜んでもらえると思うのがいじらしい。ついには、妻のパート先のスーパーで、ちくわ購入の妨害をすることになり、妻も長年勤めてきたスーパーを辞めることになる。妻は男に「私の心に穴が空いたようだ」と訴える。 そう言えば、恥ずかしいことにチクワとチクワブの違いを知らなかった。チクワはスケソウダラを原料とし、チクワブは、小麦粉を原料としたものだった。 チクワの穴を覗いて、人を見るとその人の未来が出て死ぬのだ。それが、秘拷穴というものだった。 「秘拷穴」は古代呪術をルーツとした民間伝承だ。生き物の死体に開けた穴から人の未来を予測する。そして、それが、人を殺す力にもなるのだ。秘拷穴というネーミングも素晴らしい。作者の創作する都市伝説なのだ。チクワで秘密に、拷問して、穴から実行する。実際、鏡でチクワの穴から自分を覗いてみたが、なかなか不思議な風景が見える。なんとなく、間抜けな雰囲気が漂う。 その手記が、終わり、娘のインタビューがあり、取材者の独白で物語は終わる。ふーむ。物語を回収する作業が大変だ。別に、手記だけでいいと思える作品でもある。結局、ちくわの穴からは希望は見えないし、何も存在しないのだ。しかし、チクワは美味しい。病院にいたときに、差し入れに何がいいと聞かれて、チクワと言って、夜中に看護士に隠れてこっそりとチクワを齧るとなんとも言えないおいしい背徳感があった。
【三行感想】 ・読み進めるほどに、ちくわの怖さが増していく。 ・読んでいる最中にちくわを覗きたくなる衝動に駆られる。 ・ち!く!わ!
安部公房+太宰治のような物語と筆致に引き込まれていると、一転、いや二転。救いのない、ただただ悲しいお話でした。
めっちゃ面白かったんだけど!!w まず発想が素晴らしい チクワを覗くと人を呪い殺せるなんて、私だったら一生かかっても絶対に思いつけない そしてチクワに翻弄される人々の滑稽で恐ろしいことよ めっちゃ惹き込まれたしラストの想像もつかなかった 大真面目にチクワについて語り続ける姿があまりにも悲壮感漂って...続きを読むいて滑稽で面白くて笑ってしまう 精神科の病気を発症したのか本当に呪いが生まれているのか、どっちが真実なのかわからなくなる 物語が途中で二転三転して、飽きることなく失速することもなく最後まで駆け抜けたパワー溢れる作品だった 機会があれば著者の他の作品も読みたいと思った 読んでるとチクワを食べたくなるしチクワの穴を覗きたくなる なんなら読み終わった日にチクワを買いましたw
チークーワー! 前代未聞のチクワサスペンスってなに!?と思い購入。想像以上にチクワだらけでした… チクワの穴を通して人を見るとその人の死に様が見え、数分後にその通りに死んでしまう、というストーリー。読後、しばらくチクワを視界に入れるのも躊躇いました…
これは…ホラーなのか…? ずっとチクワで、何度もチクワで、何だこれはと思うのに、ついつい読み進めてしまうおもしろさでした。 こういう作品が映画化されるとチープな感じになるんだろうな…文字だからこその面白さがあると思いました。
タイトルで興味を惹かれて読み始め、バカミスなのかと思いきや、ホラーとモキュメンタリー、ミステリーが融合した作品でした。 最初読み始めたときは、終わりが全く見えなかったのですが、、どうなるのか、結末はお楽しみに。 追伸 これを読んだあとは、気軽にチクワの穴から、向こう側を覗けなくなっちゃいました。 ...続きを読むこれもチクワの呪いなのか。
一章終わった段階では、ふーん猟奇的な描写の激しいホラー系?とか思ってたけど、二章に入ってから雰囲気が変わってきて、あれあれ?って思ってるうちにラストでブチのめされました。
発想が面白い、、 最初はSFっぽい?と思いつつ、読み進めるうちに謎が明らかになると思いきや最終的に怖い感じで終わった。 後半の伏線回収がよかった。 チクワ見たら穴を除いてしまいそう。
いやー、気持ち悪い。 気持ち悪いよ、手記(褒め言葉) ようやくその手記が終わったと思ったら、あれよあれよと話が違う方向へ… いやー、怖い。 怖いよ、チクワ(褒め言葉) 一番怖いのはこんな物語を考えつく五条紀夫先生かもしれませんが。 チクワ、食べづらくなるなぁ。 チクワ好きな人は、絶対読まな...続きを読むい方がいいですよ。(褒め言葉です) ミステリーというよりは、サスペンスホラーという感じでした。 前2作品とは全く違う五条紀夫ワールドだったので、合うか合わないかは、チクワ次第! 読んでる間、チクワ食べてないのに、ずっとチクワの匂いがするような錯覚に襲われていました。 これはチクワの呪いなのか、五条紀夫の呪いなのか… これから読む方は覚悟の上、閲読を…。
レビューをもっと見る
新刊やセール情報をお知らせします。
私はチクワに殺されます
新刊情報をお知らせします。
五条紀夫
フォロー機能について
「双葉文庫」の最新刊一覧へ
「小説」無料一覧へ
「小説」ランキングの一覧へ
クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)
町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)
流血マルチバース
「五条紀夫」のこれもおすすめ一覧へ
みんなの公開リストをもっと見る
一覧 >>
▲私はチクワに殺されます ページトップヘ