私はチクワに殺されます

私はチクワに殺されます

小説・文芸
693円 (税込)

3pt

チクワの穴を通して人の姿を見ると、その人物の死に様が見える――。巷に溢れるチクワの秘めたる怖ろしい力に気付いたトラック運転手の男は、己だけが知る事実の重さに苛まれ、やがて身を滅ぼしていく。荒唐無稽な設定から始まる奇妙な物語は、複数の視点から語られることで全く異なる側面を見せる。予想不可能な結末が待ち受ける、前代未聞・驚天動地のチクワ・サスペンスここに開幕!

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  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    双葉社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    双葉文庫
  • タイトル
    :
    私はチクワに殺されます
  • タイトルID
    :
    20095624
  • 電子版発売日
    :
    2024年08月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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私はチクワに殺されます のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    タイトルの時点でかなり変わった話だとは思っていましたが、実際に読んでみると、想像していたよりずっと不気味で、妙に後を引く物語でした。
    「チクワに殺される」という一見ふざけた設定なのに、読み進めるほど笑えなくなっていく感覚が面白く、気付けばその世界観にすっかり引き込まれていました。
    視点や語り方が変わるたびに、それまで信じていたことまで怪しく見えてきて、「結局どこまで本当なんだろう」と何度も考えさせられます。
    こんな身近な食べ物をここまで不気味な存在に変えてしまう発想には驚かされました。
    読み終えた後、チクワを見るたびに少しだけ思い出してしまいそうな、妙な余韻が残る一冊でした。

    0
    2026年09月11日

    Posted by ブクログ

    最初の方は展開か少し不気味でしたが、後半はしっかりミステリーでどんな結末になるのかワクワクしながら読めました

    0
    2026年08月07日

    Posted by ブクログ


    チクワの穴を覗くと目の前にいる人間が死ぬ話

    面白すぎて脱帽!これでもかとふざけた設定の中に超上質なミステリーがねり込まれてました。チクワのインパクトが凄くて引いているそこのあなた、勇気を出して読みましょう。最高に面白い世にも奇妙な物語

    五条さんの文体は大変読みやすくてかなり好きです。個人的な話ですが、タイトルからしてクローズドよりチクワのが面白いと思うとはまさか思わずびっくり笑。描写は結構グロめ

    0
    2026年07月18日

    Posted by ブクログ

    チー、クー、ワー!
    ちくわを覗いて人を殺す呪術、果たしてそれは本物か妄想か……?
    二転三転、オカルトホラーか変人サスペンスか?着地が見えなくてスリリングで面白かった!

    0
    2026年05月02日

    Posted by ブクログ

    チクワの穴を通して人を見ると、その人の死に様が見える。それに気づいたトラック運転手は全財産でチクワを買い占めるが、その矢先夫婦で心中してしまった。
    突飛なのに妙に現実的な推理、結末が面白い。
    チクワ買ったら覗きそうで怖い。

    0
    2026年04月17日

    Posted by ブクログ

     なんだろう。この本の不思議さは。チクワで、サスペンスを作り上げるとは。チクワから立ち昇る妄想と狂気が、実に心地よい。とりわけ、ちくわ愛好者にとって、頼もしい物語だ。チクワで人を殺すことができるなら、ミサイルも原子爆弾もいらないのだ。トランプにチクワを贈りたい。

     東京都練馬区郊外の借家で、50代の貧しい男の首吊り死体と滅多刺しされたその男の妻の死体があり、その男の娘が発見して、通報された。そこには、おびたたしいチクワがあり、男の手記があった。

     その手記は、「私はチクワに殺されます」という書き出しだった。その手記が、実に巧妙だ。奇妙だ。とにかく、トラック運転手だった男が、チクワによって狂わされて、妻を殺し、自分が首を吊って自死していく手記なのだ。これだけ客観的に、チクワによって精神を殺されていく様はなんとも言えない。そして、手記ではチクワで7人の人を殺してしまうのだ。

     そのために、まずはチクワを買い占める。そして、家にあるお金がなくなって、チクワを窃盗する。そのことで、スーパーが立ち入り禁止になる。盗むことは良くないと考えて、穴を塞ぐためにティッシュをちくわの穴に詰める。店長から迷惑だと言われ、次には、キューリを詰め、チーズを詰めたりするのだ。それで喜んでもらえると思うのがいじらしい。ついには、妻のパート先のスーパーで、ちくわ購入の妨害をすることになり、妻も長年勤めてきたスーパーを辞めることになる。妻は男に「私の心に穴が空いたようだ」と訴える。

     そう言えば、恥ずかしいことにチクワとチクワブの違いを知らなかった。チクワはスケソウダラを原料とし、チクワブは、小麦粉を原料としたものだった。

     チクワの穴を覗いて、人を見るとその人の未来が出て死ぬのだ。それが、秘拷穴というものだった。
    「秘拷穴」は古代呪術をルーツとした民間伝承だ。生き物の死体に開けた穴から人の未来を予測する。そして、それが、人を殺す力にもなるのだ。秘拷穴というネーミングも素晴らしい。作者の創作する都市伝説なのだ。チクワで秘密に、拷問して、穴から実行する。実際、鏡でチクワの穴から自分を覗いてみたが、なかなか不思議な風景が見える。なんとなく、間抜けな雰囲気が漂う。

     その手記が、終わり、娘のインタビューがあり、取材者の独白で物語は終わる。ふーむ。物語を回収する作業が大変だ。別に、手記だけでいいと思える作品でもある。結局、ちくわの穴からは希望は見えないし、何も存在しないのだ。しかし、チクワは美味しい。病院にいたときに、差し入れに何がいいと聞かれて、チクワと言って、夜中に看護士に隠れてこっそりとチクワを齧るとなんとも言えないおいしい背徳感があった。

    0
    2026年01月21日

    Posted by ブクログ

    これはホラーですね。そうくるか、ちくわ。聴きながら、思わずたべてしまったちくわ。でも怖くて覗けなかったその穴。面白かったです。さすがメロスのひとだ。

    0
    2026年08月08日

    Posted by ブクログ

    チクワが怖いと思ったのは初めて……。ミステリなんだけれどホラー風味の気味が悪いオチ。しかし嫌いではない。

    0
    2026年06月21日

    Posted by ブクログ

    不気味なのに笑える
    オカルトなのか謎解きなのか、やっぱりオカルトなのか、という二転三転する展開は読み始めた段階で期待していたものとは違っていたけれど、実は一番楽しめたのは謎解き以外の部分だった。
    チー
    クー
    ワー
    が頭から離れなくなること請け合い

    0
    2026年05月07日

    Posted by ブクログ

    カロリーの高い大長編を読んだ後なので短めの本を読もうと思い、タイトル買いして積んでいた本書を読破。
    同作家さんのメロスの本を先に読んでいたのもあり、タイトルからギャグ系かと思っていたら最初から最後まで重苦しくてびっくり。
    主人公(?)が煽り体質なのかセリフがいちいち人の神経を逆撫でしてくるので因果応報かも…となるけど黒幕のやってることがかなり悪質でゾッとした。自供を聞いても(読んでも)そこまで歪むの?という疑問はありつつデスノートならぬデスチクワという発想が面白かった。
    いやしかし、何故ちくわなのかは理由付けされているけども、作家さんはちくわに対して何か恨みがあるのだろうか?

    ところで、今日のお酒のアテにしようと思って買ってきたちくわが手元にあるのだけれども……どれどれ、ちょっと覗いてみようかな……。

    0
    2026年04月16日

私はチクワに殺されます の詳細情報

  • カテゴリ
    :
    小説・文芸
  • ジャンル
    :
    小説 / 国内ミステリー
  • 出版社
    :
    双葉社
  • 掲載誌・レーベル
    :
    双葉文庫
  • タイトル
    :
    私はチクワに殺されます
  • タイトルID
    :
    20095624
  • 電子版発売日
    :
    2024年08月07日
  • コンテンツ形式
    :
    EPUB
  • サイズ(目安)
    :
    2MB

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