五条紀夫のレビュー一覧

  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    全力で大真面目にふざけている
    そんな印象を抱きつつも、読み進めて行くと小ネタやら元ネタやらが随所に仕込まれていてウィットに富んだうまい構成になっていた。
    そして本作のテイストだからこそ許されるのだろうが、登場人物達の名前が良い。登場人物が多く、なおかつ外国名だとなかなか覚えられないのだが、圧倒的にわかりやすい上に大きく世界観を壊すこともない。
    また読みながらピース又吉のYouTubeチャンネルでやっていた走れメロスを読む会を思い出した。
    誰もが知る古典作品だからこそ現代人ならではの切り口で楽しむことが出来るのだと本書を読んで改めて感じた。

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    2026年02月08日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    親友を救うために3日間走り続けるメロスが、行く先々で事件に巻き込まれるお話。

    圧倒的なフィジカルを持つ脳筋メロスと愉快なキャラクターたちがとにかく面白い。目撃者の名前は「ミタンデス」、怪しい人物は「アヤシス」他、その特徴、役柄に「ス」をつけただけの覚えやすいネーミングもあって読みやすい。

    普段本を読まない人とか、子どもにもオススメできる読むのが楽しい作品。

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    2026年02月07日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    SNSでバズっているのを見て、本書を知りました。
    『走れメロス』を元に、筋肉が全てを解決するという考えの脳筋メロスが、イマジナリーフレンドのセリヌンティウスと共に事件を解決しながら、何とか期日までに王様のもとに向かうお話です。
    元々の原文が混ざりつつ、現代の要素や、当時の史実なども含まれたりと面白い小説でした。登場人物の名前も色々と楽しかったです。
    原文を読んだのがかなり前なので、読み比べても面白そうだなと思いました。

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    2026年02月06日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    走れメロスの物語を基盤として、あらゆる殺人事件が巻き起こる。推理どうこうではなく、とにかくクスッと笑えるところが良かった。
    メロスが脳筋なところも面白く、彼を支えるイマジンティヌスの二人組という構図が良かった。小説のメタ的な要素を加えた叙述の形式も楽しめた

    メロスのポンコツな感じとたまに言う名台詞が、どこか毛利小五郎を想起させた

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    2026年02月04日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

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    殺害したはずのジジイが蘇ってる…
    主人公が犯人で、死者を蘇生した”蘇生犯”を追う斬新?なミステリー
    「追いメロ(略称」「流血マルチバース」で最近話題の五条紀夫さんの過去作。

    コメディタッチかな?と読み始めたけど、中盤からはミステリアスで儚いお話に。「町内会が絶対の田舎×死者蘇生」の組み合わせが巻き起こす事件の真相とは。序盤と終盤の雰囲気のギャップがすごいおすすめ作品。

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    2026年01月29日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    ネタバレ

    五条紀夫『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』は、一見すると大胆なパロディとして読者の笑いを誘うが、その実、文学そのものへの深い理解と敬意に裏打ちされた、極めて誠実な作品である。太宰治の「走れメロス」という国民的作品を下敷きにしながらも、単なる戯画化に終わらず、物語という形式そのものを問い直す視点が、全編にわたって貫かれている。

    物語は軽快なテンポと鋭いユーモアで進行するが、その背後には「信頼とは何か」「正義とはどこに宿るのか」という普遍的な問いが静かに横たわっている。メロスが置かれた状況は滑稽でありながら、彼の選択や行動は、原作が内包していた人間の倫理や覚悟を、別の角度から

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    2026年01月27日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

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    普通に好き
    特殊設定西澤保彦育ちの自分からしたらめっちゃ面白かった
    ミステリとしての謎解きやあれこれを含めて楽しめました

    3120冊
    今年19冊目

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    2026年01月21日
  • 流血マルチバース

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    ネタバレ

    発想がおもしろい!
    ゲームブックみたいな感じかと思いきや、分岐がまざりあい途中こんがらがってしまうところはあったが、ぐんぐん読み進んでしまった。

    分岐部分の関わりはハチャメチャだったが、結末はせつなく読後感は複雑になってしまった。
    メタミステリーのような文体でおもしろく、他の作品も色々読んでみたい。

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    2026年01月19日
  • 私はチクワに殺されます

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    これは…ホラーなのか…?
    ずっとチクワで、何度もチクワで、何だこれはと思うのに、ついつい読み進めてしまうおもしろさでした。
    こういう作品が映画化されるとチープな感じになるんだろうな…文字だからこその面白さがあると思いました。

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    2026年01月08日
  • 私はチクワに殺されます

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    ネタバレ

    本当に徹頭徹尾チクワだった……
    面白いけどでもこれチクワなんだよな……という思考が常に付き纏っていた。
    私はチクワが好きなので読みながら食べたくなって買ってきました
    けけけけけ……けけけけけ……。

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    2026年01月06日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

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    とある閉ざされた洋館で六人の男女が惨殺死体で発見された。この事件を解決するのは…天国と呼ばれる場所で再会した、殺された本人たち。
    「チクワ」以来2作目の五条紀夫さんだけど、まぁ今回もとんでもない設定(笑)
    ワクワクしながら読みました!

    とにかく面白くて一気読みしてしまった。こんなにハチャメチャな設定なのに、最後はなんでこんなに切ない気持ちになるんだろうなぁ…

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    2026年01月04日
  • 流血マルチバース

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    複数の世界線で繰り広げられる物語が、無事に収束しました。とても面白かったです。なかなか実験的な小説でした。個人的には、五条先生色が冒頭に少ししかなかったのが残念でした。

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    2026年01月02日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

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    特殊設定ミステリーは予想がつかないから面白い。
    この作者さんは発想が楽しい。
    全員死んでてもミステリーって成立するんだなと。
    殺されたはずの6人が天国屋敷で邂逅し、現世の自分達の身に何が起きたのか探っていく。
    殺されたという事実以外、記憶が無いところが巧みよね。

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    2025年12月30日
  • 私はチクワに殺されます

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    タイトルで興味を惹かれて読み始め、バカミスなのかと思いきや、ホラーとモキュメンタリー、ミステリーが融合した作品でした。
    最初読み始めたときは、終わりが全く見えなかったのですが、、どうなるのか、結末はお楽しみに。

    追伸
    これを読んだあとは、気軽にチクワの穴から、向こう側を覗けなくなっちゃいました。
    これもチクワの呪いなのか。

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    2025年12月22日
  • 流血マルチバース

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    ネタバレ

     突然ですが問題です。この作品はどのジャンルに当てはまるでしょうか?
    A.孤島ミステリー
    B.殺戮サバイバル
    C.並行世界SF
    正解は、全部でした。

    どういうことだ?と思われた方は是非読んでみて欲しい。全くバラバラの話が矛盾なく成立し分岐を経て最後までワクワクする読書体験が得られるから(大筋のトリックは何となく予想がついたけど)。

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    2025年12月20日
  • 私はチクワに殺されます

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    一章終わった段階では、ふーん猟奇的な描写の激しいホラー系?とか思ってたけど、二章に入ってから雰囲気が変わってきて、あれあれ?って思ってるうちにラストでブチのめされました。

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    2025年12月15日
  • 私はチクワに殺されます

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    発想が面白い、、
    最初はSFっぽい?と思いつつ、読み進めるうちに謎が明らかになると思いきや最終的に怖い感じで終わった。
    後半の伏線回収がよかった。
    チクワ見たら穴を除いてしまいそう。

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    2025年12月14日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

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    ネタバレ

    面白かった。そして切なかった。。。
    読み終えた後 表紙の2人を見た。
    ポーチさんの最後だけが
    美しく見えた
    ヒゲオの最期は 崩壊してゆく世界とともに…
    それは それで最も悲しい終わりではないかと
    思った
    1人残され 壊れていく様を見て消えるのは
    映像がプツリと切れるように
    本のラストも消えていった…

    ユーモアと平和な風景と
    恐怖と猜疑と怒りと…
    さまざまな様子が描かれていた。
    オジョウのどことなく古く感じる描写も
    なるほどなぁと
    何となく 立場と人物に違和感を感じて
    当たった部分もあったけど
    なかなか 上手くかわされた 笑
    少しくどく感じる事もあったけど
    読みやすくて 面白くて
    先を読む

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    2025年11月17日
  • 私はチクワに殺されます

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    いやー、気持ち悪い。
    気持ち悪いよ、手記(褒め言葉)

    ようやくその手記が終わったと思ったら、あれよあれよと話が違う方向へ…

    いやー、怖い。
    怖いよ、チクワ(褒め言葉)

    一番怖いのはこんな物語を考えつく五条紀夫先生かもしれませんが。

    チクワ、食べづらくなるなぁ。

    チクワ好きな人は、絶対読まない方がいいですよ。(褒め言葉です)

    ミステリーというよりは、サスペンスホラーという感じでした。

    前2作品とは全く違う五条紀夫ワールドだったので、合うか合わないかは、チクワ次第!

    読んでる間、チクワ食べてないのに、ずっとチクワの匂いがするような錯覚に襲われていました。

    これはチクワの呪いなのか

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    2025年11月14日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

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    殺人犯は誰だ、じゃなくて蘇生犯は誰だっていう読んだことない設定で更に文章も会話が多くサクサク読めてよかった。
    蘇生すると丸1日の記憶を失くすっていうシステムがなければここまで面白くならないよね。流石です

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    2025年11月10日