五条紀夫のレビュー一覧

  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    主人公は幼なじみ達と協力して、地元の町を支配する、寺の住職兼悪辣非道な町内会長を殺害する。
    だがしかし、翌日になると確かに殺したはずの町内会長が生きていた。いったいなぜ、誰が、どうやって蘇生させたのかを探りながら、どうにかして町内会長を殺せないかと画策していくという内容の特殊なミステリー。

    『殺人事件に巻き込まれて走ってる場合ではないメロス』『イデアの再臨』のような笑える場面はなく、全編大真面目である。
    蘇生犯の正体はなんとなく想像がついたが、それでもなぜ町内会長を生き返らせたのか、とか、そもそもの蘇生犯の目的、というのが中々に狂っていて良かった。
    中盤以降の、蘇生の仕組みを利用した蘇生の応

    0
    2026年03月03日
  • 流血マルチバース

    Posted by ブクログ

    面白かった。好きな順番で読んで良いと冒頭に書かれていたがそのままの順番で読んだ。「あれ?Aの世界はどうだったっけ?」「Bのあれは他の世界でどうなったんだ?」と整理しながら読むのが楽しい。ノベルゲームに馴染みがある人は特に楽しめると思う。

    0
    2026年02月07日
  • 私はチクワに殺されます

    Posted by ブクログ

     なんだろう。この本の不思議さは。チクワで、サスペンスを作り上げるとは。チクワから立ち昇る妄想と狂気が、実に心地よい。とりわけ、ちくわ愛好者にとって、頼もしい物語だ。チクワで人を殺すことができるなら、ミサイルも原子爆弾もいらないのだ。トランプにチクワを贈りたい。

     東京都練馬区郊外の借家で、50代の貧しい男の首吊り死体と滅多刺しされたその男の妻の死体があり、その男の娘が発見して、通報された。そこには、おびたたしいチクワがあり、男の手記があった。

     その手記は、「私はチクワに殺されます」という書き出しだった。その手記が、実に巧妙だ。奇妙だ。とにかく、トラック運転手だった男が、チクワによって狂

    0
    2026年01月21日
  • 私はチクワに殺されます

    Posted by ブクログ

    【三行感想】
    ・読み進めるほどに、ちくわの怖さが増していく。
    ・読んでいる最中にちくわを覗きたくなる衝動に駆られる。
    ・ち!く!わ!

    0
    2026年01月20日
  • 流血マルチバース

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    めちゃくちゃ面白かった。ルート別でAルートから順番に読み進めたが、それでも少し難関。

    あの状況で瞬時に色々把握し行動出来る紗枝、凄すぎないか。好きだわ、紗枝。

    0
    2026年01月14日
  • 流血マルチバース

    Posted by ブクログ

    多元宇宙や並行世界を扱った小説は数多くあるけれど、それらとは一味どころか全然違う。
    期待は大きい作家さんだけれど、余裕でその期待を裏切ってくれるのはさすが。やっぱり面白い。
    まえがきだけで完全に心を奪われてラストまでイッキ読みでした。

    0
    2025年12月25日
  • 流血マルチバース

    Posted by ブクログ

    旧日本軍の財宝を探すべく孤島を訪れた一行。到着直後、次々と殺人事件が…ここからはゲームブックの要素で3つのお楽しみが。ヒントを素に話の筋はボンヤリと思い浮かぶけど、脳ミソへの刺激はハンパなかった。今回も著者に盛大に弄ばれてしまった。

    0
    2025年12月23日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    殺されたはずなのに、記憶を無くした状態で生き返る。
    誰が?何のために??
    特殊設定ミステリーとして面白かった。

    0
    2025年12月06日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    これは面白すぎた!
    殺したはずのジジイが誰かに蘇生された!ってあらすじだけでも面白いし、殺人犯VS蘇生犯ってのがまた面白い。
    1、2を争うくらい好きな小説。

    0
    2025年11月10日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    設定の勝利。特殊設定でのミステリということで西澤保彦さんとか山口雅也『生ける屍の死』を連想した。通常とは逆の「犯人」を追う点が、本人たちが本気であるがゆえに外で見ている分には滑稽で面白い。ロジック、意外な犯人、それしかないと思われる結末とどれをとっても満足でした。他の作品も読んでみたい。

    0
    2025年11月07日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    この方の本はいつもテーマが面白くて、予想もつかない突飛な展開があったりするので、いつもワクワクします。笑

    少し切なく感じる場面もありつつも、今回も楽しく読めました〜!

    0
    2025年09月25日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

    Posted by ブクログ

    普段ミステリーを読まない私が、なんかおもしろそうかも、と手に取って読んでみた。走れメロスの勢いと登場人物の名前のわかりやすさもあり、楽しく読み進められた。走れメロスって、こんなんだったかな、とそちらも再度読みたくなった。

    0
    2026年08月30日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

    Posted by ブクログ

    小説の自由さを思い知らされる快作

    面白くてあっという間に読み終わった。連続した物語でありながら、道中で様々な事件に出くわす短編集のような構造。ところどころ強引なトリックもあるが、作中のメロスの勢いに飲まれて納得してしまう。フィクションはこれくらい自由でいいのだと。

    0
    2026年08月29日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

    Posted by ブクログ

    これがあの『走れメロス』!?
    原型はどこに行った!!??
    と驚くくらい違う作品でした。

    でも太宰治文章はそのまま使ってるんだから凄い!さすが五条紀夫!!


    メロスは推理したー。を読むたび"キュピーン"と頭の中でSEが流れてくる気がした。

    これがバカミス!?
    いや、これはミステリ小説であり格闘技小説であり、歴史小説だ!

    (本当にちょっと勉強になる)

    しかもメロスは正義の心とフィジカルがあれば何でも出来る!メンタル強者系。

    (本当ちょっと勇気を貰える)

    何かにめげそうな時、落ち込んだ時、元気がない時に読むのもオススメ…かもしれない、そんなミステリーです。

    0
    2026年08月26日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

    Posted by ブクログ

    仕事でトラブルに巻き込まれて
    読書をしている場合じゃないワタシT_T)

    いっとき、本屋さんでも必ずといっていいほどプッシュされていた本作。太宰治の走れメロスのパロディ。大変読みやすく、世界観に入り込みやすい。なんといっても、脇役たちの名前がすばらしい。五条先生の優しさですね。
    盗賊のおやびんは ゾクノボス
    被害者の盗賊は ダボクデシス
    容疑者の盗賊は アヤシス
    なんてセンスがよいのでしょう。

    サラッと読むのには
    最高の一冊です。

    そんな私でもほんの少し、
    ほんの少し気が紛れたありがたい作品でした。

    0
    2026年08月25日
  • 人喰いパンダ殺人事件(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    凶暴な人食いパンダが街を徘徊し、料理店から外に出ることができない中で起こる殺人事件のお話。
    パンダが人を食う、という特異な設定とそれが外にいる状況で、どのように話と推理が進んでいくのか、存分に楽しませてもらった。
    話の展開自体は特に奇をてらったものではなく、普通なもの。
    だが、
    「もしかしたら…いやいや、まさか…」
    と、読んでいて頭をよぎった想定がドンピシャだったのは我ながら驚いた。

    0
    2026年08月20日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

    Posted by ブクログ

    メロスの話を詳しく知らなくても
    コメディ要素が多くて読みやすかった
    殺人事件に巻き込まれてメロスと一緒に
    推理していく感じが楽しかった

    0
    2026年08月19日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

    Posted by ブクログ

    コメディとミステリーと史実が混ざりあって楽しい1冊!小学生の時に学んだフレーズが随所に登場して懐かしい気分も味わいました。とにかくメロスが正直でよろしい、気持ちがいい!ただ1回では読み切れない語り技巧が隠れていそうな匂いぷんぷんなので、もう一度日を改めて拝読します。

    0
    2026年08月19日
  • 私はチクワに殺されます

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「こんな小説、絶対タイトル負けやろ!」となめてかかってごめんなさい。

    チクワに取り憑かれた1人の男の手記から始まる物語。男の妄想なのか、男が現実に力を手に入れてしまったのか、絶妙なラインで話が進む。
    続くインタビューの章では、男の娘が別の視点から事件を語っていく。

    色々な伏線が徐々に回収されて、最終的に見える世界は別物になってる感じ。映画になりそう。

    0
    2026年08月16日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

    Posted by ブクログ

    ホントさ、真剣にふざけるのやめてほしい。
    公然の場で吹いてしまうので。
    でも名前とか適当なのに分かりやすくて良いな。
    懐かしさを感じながらも「いや、こんなシーンは無かった」とツッコミを入れてみたり。
    サクッと読めて意外性もあって楽しかった。

    0
    2026年08月12日