五条紀夫のレビュー一覧

  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

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    とんでもないミステリーを読んでしまった。

    舞台は館、無人島、周りは海、クローズドサークル、閉じ込められた6人、でもまさかの全員殺された記憶が…、そうここは天国!!

    …ということで、天国に閉じ込められたクローズドサークルミステリー。生きてるうちにこんなとんでもない設定のミステリーが読めるとは思っていませんでした。

    現世の館で殺された6人が、天国の館で共同生活をしながら、犯人を見つけ成仏を目指すストーリー。

    天国なんだから何でもアリじゃん!!…と思うかもしれないけど、そこはきちんと整合性が取れていて。出来ること=謎解きの糸口。突拍子もないようにみせかけて、どれも伏線になっている。しかも全員

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    2025年07月05日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

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    もうタイトルが最高!『死者蘇生事件』なんて、聞いただけでドキドキする。帯には『せっかく殺したクソジジイを生き返らせたのは誰だ!? 』なんて書いてあって、どんな話なのかワクワクしながら読んだ。

    五条さんは特殊設定の作り方が上手いけれど、今回も抜群だった!!タイトル負けしない読み応えのあるミステリー。

    あらすじ
    主人公は、健康(たけやす)。幼なじみの昇太、由佳里と、若者3人で町内会長・長谷部権造殺すシーンから始まる。権造は、閉鎖的で、ほぼ村ともいえる信津町で町内会長を務めている。職業は住職だが、欲にまみれ、暴言も吐きまくり、絵に描いたようなクソジジイだ。三人はある日、権造を酔っ払わせた後「さあ

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    2025年06月24日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

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     笹本健康は激怒した。必ず、邪知暴虐の町内会長を除かなければならぬと決意した。……と数ヶ月前に『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』を刊行したばかりの著者の最新作は、町内会一大伝奇バトルで、大変ひとは死んだり、生き返ったり、とそんな秘術の存在する超閉鎖的で町内会が独裁体制を敷く郊外の町が舞台。殺したはずの暴君が蘇生してしまった事件の顛末は――。

     ということで、ユーモラスでスピーディーに進んでいく物語のラストには、まさかそんなことが行われていた、なんて思わず驚きで声を上げてしまいそうになる展開が待っています。そして明かされる真相は思いのほか、残酷でもあり、前半から中盤にかけて

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    2025年06月16日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

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    面白かった!今までミステリーやサスペンス物はあまり読んだことなかったけど、
    この作品は笑いとか明るさがけっこうあって読みやすかった。
    ラストもこういう感じでまとまったなら良かった。

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    2025年06月15日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

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    町の支配者の町内会会長を殺害した幼なじみ3人組。なのにジジィは翌朝、元気な姿で現れた。町で伝承される生き返りの秘術。生き返らせたのは誰?発動条件は?あの人もこの人も死んでは生き返り、どんどん混乱していく。タイムリミットでハラハラの展開も。ガッツリ読ませる特殊設定ミステリ。153ページ、好きだなぁ。様々な感情を揺さぶるこのラストも素晴らしかった!

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    2025年06月06日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

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    気合いを入れたら生き返る世界だから悲壮感がなくてとても楽しかった
    最後はしんみりしちゃったけど
    なんで殺されちゃったんだろう?と考えながらも望んだら食べ物やらなんやらが出てくる納戸から水着やビール取り出してみんなで海で遊ぶっていう、こういうの読みたかったんだな〜!って満足感すごかった

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    2025年06月04日
  • 町内会死者蘇生事件(新潮文庫nex)

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    殺害したはずのジジイが蘇ってる…
    主人公が犯人で、死者を蘇生した”蘇生犯”を追う斬新?なミステリー
    「追いメロ(略称」「流血マルチバース」で最近話題の五条紀夫さんの過去作。

    コメディタッチかな?と読み始めたけど、中盤からはミステリアスで儚いお話に。「町内会が絶対の田舎×死者蘇生」の組み合わせが巻き起こす事件の真相とは。序盤と終盤の雰囲気のギャップがすごいおすすめ作品。

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    2026年01月29日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    ネタバレ

    五条紀夫『殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス』は、一見すると大胆なパロディとして読者の笑いを誘うが、その実、文学そのものへの深い理解と敬意に裏打ちされた、極めて誠実な作品である。太宰治の「走れメロス」という国民的作品を下敷きにしながらも、単なる戯画化に終わらず、物語という形式そのものを問い直す視点が、全編にわたって貫かれている。

    物語は軽快なテンポと鋭いユーモアで進行するが、その背後には「信頼とは何か」「正義とはどこに宿るのか」という普遍的な問いが静かに横たわっている。メロスが置かれた状況は滑稽でありながら、彼の選択や行動は、原作が内包していた人間の倫理や覚悟を、別の角度から

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    2026年01月27日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    走れメロスをモチーフにして創作した小説は他にもあるが、この小説は今まで読んできたメロスの小説の中で一番笑って楽しみながら読めた。
    スピード感もあって、クスッと笑いながら読みたい時におすすめの小説。

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    2026年01月23日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    メロスの世界を面白おかしく楽しめる小説。

    メロスの世界でこんなミステリーがあったら面白いが凝縮された小説でした。
    ミステリー感もあり一番はコミカルな世界観が面白かった。

    とにかくちょっとおふざけ感もある小説で、今までない小説だったので新鮮さもありました。登場人物の名前もユーモアがあって好きです。

    他にも名作を面白おかしくした小説が読みたくなりました。

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    2026年01月23日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

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    普通に好き
    特殊設定西澤保彦育ちの自分からしたらめっちゃ面白かった
    ミステリとしての謎解きやあれこれを含めて楽しめました

    3120冊
    今年19冊目

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    2026年01月21日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    これはミステリー?いやコメディ?
    本格ミステリーが好きな人にはウケないかもしれません。
    原作の「走れメロス」に沿いながら、行く先々で殺人事件が起こります。
    メロスは推理するものの、とにかく最終的にはフィジカル(物理)で解決しようとする。
    メロスってそんなキャラだったっけ⋯

    第2話くらいまではうーん、いまいちかな〜と思いましたが、後半面白くなってきます。

    “ギリシア語は人名を含む固有名詞にも格変化があり、男の名は語尾に男性名詞を示す「ス」が付く場合が多い”
    だそうで、それは分かりますが「ムコス」「キラレテシス」「ダボクデシス」「ミタンデス」とか登場人物がふざけてます。

    メタ的なお話も多く、

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    2026年01月21日
  • 流血マルチバース

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    ネタバレ

    発想がおもしろい!
    ゲームブックみたいな感じかと思いきや、分岐がまざりあい途中こんがらがってしまうところはあったが、ぐんぐん読み進んでしまった。

    分岐部分の関わりはハチャメチャだったが、結末はせつなく読後感は複雑になってしまった。
    メタミステリーのような文体でおもしろく、他の作品も色々読んでみたい。

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    2026年01月19日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    フィジカルで事件解決するメロス
    名前がおもろい登場人物がおおい。特に3章
    名前で何回かクスッとなりました。

    第5章は総合格闘技の試合みたいになってる。
    初コメディミステリーおもしろかった!!

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    2026年01月10日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    基本的な構造は走れメロスのまま、随所に殺人事件が織り込まれ、それに巻き込まれて奮闘するメロスの姿を描いた作品。
    特に深いことを考えずに、面白い作品を読みたいという時にはお勧め。
    ネーミングセンスが面白いです。

    「メロスは入水した」は、まぁ基本的な知識を持っていれば理解できると思うけど、日本文学知識ゼロみたいな人には「???」なんではということで、翻訳して海外展開は難しそうだなと思ったり。
    たまに「この知識があると面白いけど、そうじゃないと素通りしますよね」ってネタが入っている作品がありますが、これもその一つですね。
    そもそもが「走れメロス」のオマージュで、それで遊んでいるような作品なので。

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    2026年01月10日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    すなわち、それは、
    走れメロスのパロディミステリーであるー!

    罪を犯したメロスは親友を人質にして妹の結婚式を挙げるために故郷へと帰るが、そこで妹の義父が何者かに殺害されてしまう。期限の三日後までに首都に帰るためには速やかに犯人を見つけなければならない。メロスは推理したー!

    とても疾走感のあるミステリー。道中立て続けに起こる殺人事件をテンポ良く解決していく。
    この本でなければ絶対にできない叙述トリックが圧巻(笑
    設定だけでなく文章の言い回しも走れメロスっぽさがふんだんに盛り込まれていて面白かった。こういうノリのコメディ好きです(^^)

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    2026年01月10日
  • 私はチクワに殺されます

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    これは…ホラーなのか…?
    ずっとチクワで、何度もチクワで、何だこれはと思うのに、ついつい読み進めてしまうおもしろさでした。
    こういう作品が映画化されるとチープな感じになるんだろうな…文字だからこその面白さがあると思いました。

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    2026年01月08日
  • 殺人事件に巻き込まれて走っている場合ではないメロス

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    「走れメロス」をモチーフにしたコメディ×ミステリー。
    メロスが推理する、という時点でもう可笑しいが、元ネタとの繋げ方が想像以上に巧み。

    随所に挿し込まれる表現も効いていて、じわじわ笑える一冊だった。

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    2026年01月08日
  • 私はチクワに殺されます

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    ネタバレ

    本当に徹頭徹尾チクワだった……
    面白いけどでもこれチクワなんだよな……という思考が常に付き纏っていた。
    私はチクワが好きなので読みながら食べたくなって買ってきました
    けけけけけ……けけけけけ……。

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    2026年01月06日
  • クローズドサスペンスヘブン(新潮文庫nex)

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    とある閉ざされた洋館で六人の男女が惨殺死体で発見された。この事件を解決するのは…天国と呼ばれる場所で再会した、殺された本人たち。
    「チクワ」以来2作目の五条紀夫さんだけど、まぁ今回もとんでもない設定(笑)
    ワクワクしながら読みました!

    とにかく面白くて一気読みしてしまった。こんなにハチャメチャな設定なのに、最後はなんでこんなに切ない気持ちになるんだろうなぁ…

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    2026年01月04日