ヴィクトル・ユゴーのレビュー一覧

  • レ・ミゼラブル (下)

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    上・下巻あわせた感想。
    子どもの頃に読んだダイジェスト版よりも楽しめた。
    伝えたいメッセージがたくさんあり、より多くの人に読んでもらいたいために、小説という形式にしたのかもしれない。かなり無理な展開だと思う部分もいくつかあったけれど、引き込まれて読んだ。ジャン・ヴァルジャンが自問自答する場面が好きだ。

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    2019年12月21日
  • レ・ミゼラブル (下)

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    物語がダイナミックに進む。
    古典なのに読みやすいなぁと思ったら、
    過剰な部分を削ぎ落とした版とのこと。
    作者は、娯楽小説の体で、神について
    書きたかったのだろう。

    コゼットが天使だと思ってたら、
    ジャン・バルジャンが天使でした。

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    2017年07月04日
  • レ・ミゼラブル (下)

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    ネタバレ

    エポニーヌよ、最期まで良い子だった。
    彼女の最期は悲劇的に見えるけど、彼に愛されないとわかった以上、彼の腕の中で死ねるのは最上の選択ではないか?

    マリウスを想うエポニーヌや、コゼットを渡したくない感情がありながら瀕死のマリウスを助けるジャン・ヴァルジャンは、客観的描写のみで本人視点が描かれていない。一見矛盾のように見える行動を突き動かしているのは、複雑なようでいて実はすごく単純なものなのかもしれない。すなわち、良心だ。もしかすると「愛」という言葉の方が文学的かもしれないが、私はあえて「良心」と言いたい。

    クライマックス、無事コゼットとマリウスが結ばれて、むしろこれ以上ないくらいのハッピーエンドになってもおかしくないのに、一人苦痛に歪みながら黙して去るジャン・ヴァルジャン、涙無くしては読めなかった。
    ヴァルジャンが訪ねてこなかったことに一日気がつかなかったコゼット、無垢ゆえの残酷!
    マリウスも力尽くで会わせまいとしてるわけではないのだから(ちょっと陰険だけど)会おうと思えば会える距離に住みながら、徐々に、コゼットの住む町まで行けなくなる、精神的隔たりが大きくなっていく様が胸を打つ。
    ああ、孤独に苦しんで!彼は常に孤独だった。側にコゼットがいるときでさえも、真実は胸に秘め、いつも、一人で苦しんで決断していた。
    真実を共有できるのはただ一人、宿敵ジャヴェール。でも、彼ももういない。

    ジャン・ヴァルジャンとジャヴェールの二人は、ヴィドックという一人の実在の人物をモデルにしていたはず。…ずっとうちで積読になってる彼の伝記を読むべき時がきたか…。

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    2015年07月15日
  • レ・ミゼラブル (上)

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    短縮版。完全版は助長というほどに長く、挫折者が後を絶たないことからこうしたものが生まれたんだとか。小学生の頃途中までは確実に読んだ覚えがあるんだけど、最後までの記憶がないのはやはり挫折したんだろうな。

    冒頭が、有名な銀の燭台のエピソードからであったとは意外。

    少年のお金を踏んづけてしまう場面、描き方がにくいなあ。これ、ヴァルジャンの心境を思うと「うわああ」ってなるし、物語の最後まで彼が彼である証として重要なファクターとなっているし、一連の描写が上手いしで、かなり印象的なシーンだ。

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    2015年07月15日
  • レ・ミゼラブル (下)

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    ようやく読み終わった…というのが正直なところ。しかしながら、これでも原著を半分以下に削ったものの翻訳であるとのこと。
    ラストまでずっと悲しい物語ではあったけども、ジャン・ヴァルジャンにほんの少しの救いが訪れて良かった。

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    2015年04月04日
  • レ・ミゼラブル (下)

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    ヒュー・ジャックマン主演の映画を見てから読みました。レミゼラブル自体は話が非常に面白いので、文句なしの名作です。
    そのため、数々の翻訳がされているわけですが、完訳版は新潮社から出ていてなんと5巻にも及ぶ超大作とのこと。よっぽどのファンでない限りは短くまとめたこの角川一択だと思います。重要シーンだけ絞って上手くまとめられている印象を受けました。

    ただ、登場人物が多いこと、そして良くも悪くもシーンごとの掘り下げ描写が多いからことからそれでも長く感じてしまいました。
    描写がやや分かりづらい場面もあって、その点も完全に引き込まれなかった要因でした。内容が完全に入った2周目のほうが、楽しめる余裕が出て来そうな感じはしました。
    レミゼ初見では本から入るよりも映画から入ることがオススメです。

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    2026年11月01日
  • レ・ミゼラブル (下)

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    ネタバレ

    ・難しかった。
    ・一つのシーンでの説明がややこしい。
    ・登場人物が多い割に重要じゃない人もいたり...
    ・ザ・古典文学って感じで頭にスッと入ってこず何度も諦めそうになった。
    ・訳者あとがきでその辺の気持ちを書いていてくれたおかげで救われた。
    ・難しかったけど、読んでよかった。
    ・フランス革命とかフランスの歴史なんて全くわからなかったのが、ほんのすこーーーしだけ理解できたような気がする。それが嬉しい。

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    2026年08月29日
  • ノートル=ダム・ド・パリ

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    読み始める前に頭にあったのはディズニーの映画「ノートルダムの鐘」
    といっても、映画を見たことはありません。
    「でもディズニー映画だから、辛い展開でも最後はなんかいい感じでハッピーエンドに向かうんだろうな」などと思いながら読み始めました。

    それくらいの前知識で読み始めたのですが、この角川文庫版は原作を抄訳しているそうで、およそ200ページほどの長さ。「海外古典文学のわりにストーリーがすっきりしていて読みやすいなあ」などと偉そうに思っていたら、後からそれをしりなんとなく納得。

    舞台となるのは15世紀のフランスパリ。美しい踊り子の娘をめぐっての愛憎を描いた物語ということになるのかな。

    冒頭から大聖堂や当時の街並み、世相を感じさせる描写が印象的で、抄訳なのにこの雰囲気をまとっているのがすごいなと感じました。
    読み終わるまで、抄訳だと気づかなかったのは、こうした描写の抜き取り方もそうだし、文章や登場人物たちの雰囲気も、海外文学ならではの一種の仰々しさが、終始感じられたからだと思います。海外文学が苦手な人や、ディズニー映画だけ知っている人でも、だいぶとっつきやすいのではないかと思います。

    作品全体を通してみると、報われなさが心に残る話だったなと思います。登場人物それぞれが恋にとらわれ、そして何かを失っていく物語。正気や立場を失い、本当の愛を見失い、慕っていた人、焦がれていた人を失う。

    そんな悲劇的な物語ではあるのだけど、作品の舞台や時代背景のためか、はたまた作者や、訳者の方の技量か、それがドラマとして、一種の抒情詩として成り立っているように思います。

    抄訳ゆえか、やや物語の展開や、登場人物の心情の変化が唐突だったりする印象があったりするのですが、原作は本筋と関係ないところの描写もかなり詳細らしいので、読みやすさをとるか、物語のより細かい完成度のどちらを取るかは、個人の好みによるところだと思います。

    この抄訳版でもラストの展開はかなり読ませるものだったけど、原作の長い物語を読んだ後だと、あのラストの嵐のような展開は、より深く心に刻まれていたのではないかな、とも思ってしまう。

    でも、やはりこの抄訳版の完成度はかなり高いと思います。当時の挿絵も使われていて、それも物語の雰囲気を盛り上げるのもうれしいところです。

    この抄訳版の記憶が色々あやふやになって、できればディズニー版の映画も見て、話の記憶を上書きして、そして原作を最後まで読み通したら、心がすごくぐちゃぐちゃになって、でもどこかでものすごい満足感も感じられそうな気がします。

    当分は無理だし、結局やらなそうなことではあるけど、でもそういう読み方をしてみたくなる、抄訳版ながら読み応えのある印象的な作品でした。

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    2024年04月25日
  • レ・ミゼラブル (上)

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    某芝選書に影響されて買ってみた。外国文学の翻訳は、文体がどうにも苦手で、これもやはり変わらず。面白いと思うところと、読みにくくて辛い、と思うところがある。
    最後にもうひと盛り上がりして、ここでレミゼラブルか!で終わったので、続きが結局気になる。

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    2024年01月21日
  • 新訳 レ・ミゼラブル

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    司教がジャン•バル・ジャンと出会った時に、コレが「無条件の肯定的配慮」だと感じた。囚人として見るのではなく、1人の人間としてみてくれた!

    司教との出会いがジャン•バル•ジャンという人間を変えてくれた。これがきっかけで、ジャン•バル•ジャンも次々と出会った人の運命を変えていく物語り!

    原作も読みたい!!

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    2022年01月22日
  • トキメキ夢文庫 ノートルダム・ド・パリ

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    マンガ付きのストーリーダイジェストなので
    流し読みするのに最適
    まともと言えるにんげんが一人も登場しない
    稀有な小説だけれど
    近年全焼したノートルダム寺院を
    舞台としているので
    もっと詳しく読みたくなるよね

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    2021年04月03日
  • トキメキ夢文庫 ノートルダム・ド・パリ

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    100分で名著でとりあげられたときカジモドが忘れられず、読もうとしたものの挫折。

    漫画とイラストでよんでみた。
    カジモドは姿が醜いのでみんなから嫌われている。エスメラルダもジプシーというだけで差別を受けている。

    15世期ヨーロッパの世相や風俗も垣間見れて、短く222pに纏めてあった。

    カジモドの純粋さ、フロロ神父というより恋の恐ろしさ、そしてラスト。泣けました。フロロ神父の両親は、そのころパリで大流行したペストに。

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    2020年05月12日
  • トキメキ夢文庫 ノートルダム・ド・パリ

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    ネタバレ

    原作小説を読んだ人間の感想です。原作を2度読むのがしんどいと思った人間がこの本を買いました。
    あの長くて小難しいノートルダム・ド・パリを子供向け、女の子向けに圧縮したもの。なので、作者特有の長ったらしい話とかないし、キャラの心情もめっちゃ掘り下げていません。
    女の子向けのせいか、エスメラルダに特に焦点を当てているように感じられます。
    そしてところどころマンガも挟んであるので、読書初心者にもまあまあ優しい設定。物語の時代背景も書いてあるので、より自然と読みやすい。


    が、しかしあのボリュームを圧縮したこともあって、もうちょっと掘り下げたほうが、説明あったほうがいいよね?的なことはいっぱいあります。

    前半のフェビュスは女ったらしというよりは、身分とかのため仕方なく結婚しなくちゃいけないイケメンと書かれてるし(が、後半でやはり嫌な男だと判明して心の中で万歳する)、フロロ神父のエスメラルダに対する葛藤はそこまで掘り下げてないんで、同情不可能なストーカーおっさんにも見えるし、カジモドの描写があまりにも少ないとも見えるし……。

    やはりエスメラルダに焦点を当てているので、彼女がジプシーであり身分が低いというせいで市民からいじめられ、挙句の果てに冤罪で死んでしまうという悲劇を演出している感じがします。彼女が今の時代に生きていたら、そんなことなく自由恋愛してフェビュスと結ばれていたかもしれない~みたいな体で。カジモドもカジモドで醜い容姿のために市民にいじめられ、あろうことかエスメラルダにも振り向いてもらえない(酷い女だよね)、現代だったらまだ何とかなったかも、という体で。

    小さい子にはそういう読み方の方がラクなのかもしれませんが、やはりこの小説の醍醐味は、「4人が自分勝手に恋しながらも、その恋に立ちはだかる障害を乗り越えようともがく人間模様を楽しむ」感じの話だと勝手に解釈しているので、人種や容姿が前面に出るとディズニー映画と同じじゃないかと思ってしまうところがあります。


    でもあのごんぶとの原作を挑戦する前に、もしくは原作のおおまかなストーリー忘れたってときに読むのはいいかもしれません。
    マンガもグランゴワールがコミカルな演出をしてくれるので。

    超個人的ですが、原作でハゲかかってると描写されてるフロロ神父ですが、この本ではハゲてません。白髪交じりの渋いおじさんです。
    よっしゃ。

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    2020年05月11日
  • レ・ミゼラブル (上)

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    ネタバレ

    罪と罰から、一瞬、デジャブかと思った(笑)。
    罪人がさまようところから始まる。

    でも、読み進めてみたら、そんな内心を描写しまくるどろどろ系ではなくて(笑)、精神的な善に溢れていて大分読みやすい話でした。
    相変わらず、古典ならではの生死をかけたガチストーリーではあるけど、でも、読んでてそこまで辛くない感じです。
    ミュージカルだとこんな感じかなぁ、と、つらつら想像しながら読む感じ。

    子どもを/が拾う拾われる、というのが普通な世界に驚きつつ、パン1枚で生きていくそのすごさに驚きつつ、弁護士になろうともものすごい貧困な世界に驚きつつ、なんか、時代って不思議だなと思う。

    あとは・・・犯罪を犯したことがある人が市長になることが、どれだけ悪いことなのだろう、って。
    「すばらしい市長」として皆が評価しており、本人も真に悔い改めていて、かつ刑期を全うした人なら、よいのではなかろうか、とか、少し思ってしまう。

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    2016年10月16日
  • ノートルダム・ド・パリ(上)

    購入済み

    電子書籍なのに

    物語は面白いので問題はないが、電子書籍版についていくつか不満な点がある。
    (1)電子書籍なのに、目次が設定されていない。
       目次のページには第1編・第2編とあるのみで、その中の章は記載されていない。
       たぶん親本がそうなっていると思われるが、電子化するときに目次の設定くらい
       してもよいのではないか。
    (2)原註が一切ない。
       ユゴーによる原註があるはずなのだが、それらが一切ない。原註も本文の一部な
       のだから載せるべき(親本に原註がないとは考えにくい)。
    (3)そもそも親本の記載がない。
       この電子書籍の親本が不明。どの版の訳を使用したのか、テクストの出所がわか
       らない。
    (4)誤植や文字化けと思われる箇所がある。
       第3編の第1章(ノートルダム)に誤植がある(「古い芸術の手でつくられス建
       物」と記載されている)。
       同章の《柱の家》につけられたルビが「メゾン?オ?ピリエ」となっている。
       「?」は「・」の文字化けではないか。
    (5)挿絵が小さくて何だかわらかない。
       むしろない方が良い。
       

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    2017年05月20日