ヴィクトル・ユゴーのレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
読み始める前に頭にあったのはディズニーの映画「ノートルダムの鐘」
といっても、映画を見たことはありません。
「でもディズニー映画だから、辛い展開でも最後はなんかいい感じでハッピーエンドに向かうんだろうな」などと思いながら読み始めました。
それくらいの前知識で読み始めたのですが、この角川文庫版は原作を抄訳しているそうで、およそ200ページほどの長さ。「海外古典文学のわりにストーリーがすっきりしていて読みやすいなあ」などと偉そうに思っていたら、後からそれをしりなんとなく納得。
舞台となるのは15世紀のフランスパリ。美しい踊り子の娘をめぐっての愛憎を描いた物語ということになるのかな。
冒頭から -
Posted by ブクログ
ネタバレ原作小説を読んだ人間の感想です。原作を2度読むのがしんどいと思った人間がこの本を買いました。
あの長くて小難しいノートルダム・ド・パリを子供向け、女の子向けに圧縮したもの。なので、作者特有の長ったらしい話とかないし、キャラの心情もめっちゃ掘り下げていません。
女の子向けのせいか、エスメラルダに特に焦点を当てているように感じられます。
そしてところどころマンガも挟んであるので、読書初心者にもまあまあ優しい設定。物語の時代背景も書いてあるので、より自然と読みやすい。
が、しかしあのボリュームを圧縮したこともあって、もうちょっと掘り下げたほうが、説明あったほうがいいよね?的なことはいっぱいありま -
Posted by ブクログ
ネタバレ罪と罰から、一瞬、デジャブかと思った(笑)。
罪人がさまようところから始まる。
でも、読み進めてみたら、そんな内心を描写しまくるどろどろ系ではなくて(笑)、精神的な善に溢れていて大分読みやすい話でした。
相変わらず、古典ならではの生死をかけたガチストーリーではあるけど、でも、読んでてそこまで辛くない感じです。
ミュージカルだとこんな感じかなぁ、と、つらつら想像しながら読む感じ。
子どもを/が拾う拾われる、というのが普通な世界に驚きつつ、パン1枚で生きていくそのすごさに驚きつつ、弁護士になろうともものすごい貧困な世界に驚きつつ、なんか、時代って不思議だなと思う。
あとは・・・犯罪を犯したこ -
購入済み
電子書籍なのに
物語は面白いので問題はないが、電子書籍版についていくつか不満な点がある。
(1)電子書籍なのに、目次が設定されていない。
目次のページには第1編・第2編とあるのみで、その中の章は記載されていない。
たぶん親本がそうなっていると思われるが、電子化するときに目次の設定くらい
してもよいのではないか。
(2)原註が一切ない。
ユゴーによる原註があるはずなのだが、それらが一切ない。原註も本文の一部な
のだから載せるべき(親本に原註がないとは考えにくい)。
(3)そもそも親本の記載がない。
この電子書籍の親本が不明。どの版の訳を使用したのか、テクスト