あらすじ
パリにそびえるゴシック建築のシンボル、ノートルダム大聖堂をバックに、ジプシーの踊り子エスメラルダと、醜い鐘つき男カジモドをめぐって繰り広げられる中世歴史ロマン。ロマン派の巨匠ユゴーの代表作。「ノートルダムのせむし男」のオリジナル版。19世紀の銅版画の挿絵を多数収録した。
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電子書籍なのに
物語は面白いので問題はないが、電子書籍版についていくつか不満な点がある。
(1)電子書籍なのに、目次が設定されていない。
目次のページには第1編・第2編とあるのみで、その中の章は記載されていない。
たぶん親本がそうなっていると思われるが、電子化するときに目次の設定くらい
してもよいのではないか。
(2)原註が一切ない。
ユゴーによる原註があるはずなのだが、それらが一切ない。原註も本文の一部な
のだから載せるべき(親本に原註がないとは考えにくい)。
(3)そもそも親本の記載がない。
この電子書籍の親本が不明。どの版の訳を使用したのか、テクストの出所がわか
らない。
(4)誤植や文字化けと思われる箇所がある。
第3編の第1章(ノートルダム)に誤植がある(「古い芸術の手でつくられス建
物」と記載されている)。
同章の《柱の家》につけられたルビが「メゾン?オ?ピリエ」となっている。
「?」は「・」の文字化けではないか。
(5)挿絵が小さくて何だかわらかない。
むしろない方が良い。