チャイナ ミエヴィルのレビュー一覧

  • 都市と都市
    設定がオチ。バカ。SFというよりファンタジー/ミステリ。等々褒め言葉だか何だかわからない言葉がたくさん浮かぶ問題作。でも、読み進めるうちに複雑怪奇な設定の外郭が掴めてくるとともに「理解」は遠のいていく感覚、これは数々の名作SFで感じてきたモノと共通する部分かなって思う。つまり好きです。よくもまあこん...続きを読む
  • ジェイクをさがして
    13 の短・中編と、ひとつのコミックからなる作品集。
    真相のわからない物語は、結構つらい。
    手暗がりで不気味な非現実性に浮き足立つ。

    「鏡」
    2003 年 ローカス賞ノヴェラ部門受賞作品。

    「ロンドンにおける“ある出来事”の報告」
    2005 年 ローカス賞ノヴォレット部門受賞作品。
  • ジェイクをさがして
    異世界の一情景すっぽり切り取ったような作品集。
    だから、オチがないものが多い。
    ドタバタ風の寓話『あの季節がやってきた』が一番読みやすいか。

    ただし、あの異様な世界にはまると、どっぷりとはまり込んで抜けられません。
  • 都市と都市
    挫折しました
    無理だ読めない
    しかし本がどうこうではなく私がSFに向いていない…
    本の評価を下げるのも申し訳ないので☆3にしておきます
  • 都市と都市
    序盤久しぶりに読むのが苦痛になってリタイアしかけたけど後半は一気読みでした笑
    一つの場所に二つの都市が重なってる設定が逸脱。
  • 都市と都市
    うーん、なんでしょうか。舞台装置とか設定とかそこそこ面白いのですが、訳のせいなのか読みにくい。二つの都市に住む住民の不条理や歴史修正主義の愚かさとか、色んなものを内包してるのかもしれないが読みにくく、エンタメとして楽しめない。

    無駄に長い気もするし、犯罪の動機が全く弱く感じる。久しぶりのSFだった...続きを読む
  • クラーケン(下)
    ジャンルミックス作品の下巻。
    ファンタジーやホラーの要素が強め。
    なんでもありの破茶滅茶な娯楽作品でした。
    なんでもありすぎて、想像力が追いつかなかったような気もする。
  • 都市と都市
    ヒューゴー賞をはじめ、さまざまな文学賞を受賞というカバーに記された紹介文とアーサー・C・クラークの「都市と星」のような世界を期待して手に取りました。

    なんて無理繰りなと呆れる設定が徐々に明かになり、無理を承知でストーリーを推し進めるのは圧巻。

    ややこしいからなのか、読んで途中で寝落ちすることしき...続きを読む
  • 都市と都市
    舞台設定は面白い。減点としては、ストーリー、主人公の掘り下げ、犯行動機の納得感、読みづらさ。ジャンルとしては現代を背景とした架空国家伝奇ものか。""
  • 都市と都市
    同じ場所に同時に存在する2つの都市の話。そんなことできるの?という感じで読み進めたが、なるほどと唸らされる。管理社会にも想いを馳せた。
  • ジェイクをさがして
    SFというよりホラーの風合い。ピリリとしたアイデアの短編が並ぶ。どれも読者を「?」の立場に立たせることで引きつけ、結末も基本的にオチやカタルシスをつけることなく宙ぶらりんの余韻を残す。センス・オブ・ワンダーを感じさせる。

    ただ並んだ短編がどれも似たような傾向、手法であるがために、やや、おなか一杯感...続きを読む
  • ペルディード・ストリート・ステーション 下
    科学と魔法。
    半獣半人、半虫半人、ガラクタでできた巨大な知性ロボット、夢蛾、次元を移動する蜘蛛。
    これでもかというくらい詰め込まれて、話が進むので、読むのにとてもとても時間がかかった。
    ヤガレク(半鳥半人)のエンディングは何だか悲しかった。
  • 都市と都市
    都市と都市という題名に象徴されるように,複雑な都市のあり方ががこの本の魅力となっている.だけど理論上は可能なのかもしれないが,実際ありえないような存在だ.そして,起こった殺人事件.この犯人探しが単純なハードボイルドになってもいいところが,複雑な都市構造のためにやたらと込み入って,非常にわかりずらかっ...続きを読む
  • 都市と都市
    なんとなくの印象ですが最近(2000年以降?)ヒューゴー賞/世界幻想文学大賞/ローカス賞... あたりを同時受賞してるsfで 「すっごくよかった」というのがないような。
    この本も まあ すんごく面白かった 訳ではないですが 印象的な作品といえばいえるかもしれません。
    それ以下でも以上でもないかな。
  • 都市と都市
    独創的な世界観は面白い。
    ストーリーとしては刑事モノ?動機も大したものではない。せっかくの世界観が活かし切れてないのが>_<
  • 言語都市
    ゲンゴや狂う生体ウェアの怖さエグさなどSF的な設定は楽しかったが、文化が今と違うとはっきりさせたかったのか、出てくるテラ人がほぼ全員ゲス。主人公は優秀設定が霞むくらいほぼ傍観者のうえ傲慢で読んでていらいらした。アリエカ人だけがマトモでテラ人に振り回される悲しさに感情移入してしまい、それだけを支えに読...続きを読む
  • 都市と都市
    SF賞総なめの作品ということ。また、初めて読む作家ということで楽しみにしていた作品。背景が大陸の情勢を反映、サスペンス仕立て、都市が見える見えないなどひとつのジャンルSFでないところは素晴らしいと思うが、もうひとつ盛り上がりがなかった、気持ち的に。違う作品を楽しみにしたい。
  • 都市と都市
    設定はおもしろかったんだけど、その世界観に慣れるのに時間がかかる。最初の2,30ページはなかなか飲み込めなくて、けっこう読むの大変だった。
    また、和訳がちょっと微妙なのか、ちょいちょい会話とか意味がとりづらいとこがあるような気がする。。

    でも、都市っていうものに焦点を当てるっていうとこが独特ですご...続きを読む
  • 都市と都市
    SFとしては物足りない。ミステリーもソコソコ。何がそんなに面白いのか?
    単一民族、島国で差別に鈍感な日本人には実感としてわからないかも。
    モザイク状に空間が重なりあった異民族・異文化の2つの都市。都市の境界線は超法規的な監視組織に常に見張られており、お互いに見て見ぬ振りを続け、衝突を避け均衡を保って...続きを読む
  • 都市と都市
    Science Fiction ならぬ、Social FictionのSFか。世界観は引き込まれるが、成り立ちや結末にどんでん返しが欲しかった、かなり淡々と終わった印象。6.5