チャイナ ミエヴィルのレビュー一覧
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遠い未来。人間とエンバシータウンで共生する、「ゲンゴ」を話す異星人たち。彼らと人間、そしてその両者を繋ぐ〈大使〉たちの間で起きる、「言語」を巡る物語。SFだけど哲学だ!Posted by ブクログ
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圧巻。これぞスチームパンク!ヒロインが昆虫っていうのにまず度肝を抜かれて(でもうまくイメージできてない)、町の描写、科学と哲学のしっかりした基礎、ここまで無茶苦茶をやっておいてアラが見えないのが素晴らしい。小難しい深淵なSFってわけでもなく、漂うクレバーな雰囲気。ミエヴィル、やっぱりすごい。ガルーダ...続きを読むPosted by ブクログ
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面白かった。
最初は難解だったけど(今でも理解出来てない部分がいっぱいあるけど)読後感は面白かった!に尽きる。
これぞSFって感じ。
本の裏にあるあらすじから新しい大使が現れて不思議な力を悪用して星を乗っ取る話だと思っていた。大雑把に言えばそういえなくもないけど全然違った。Posted by ブクログ -
凄かった。面白かった。チャイナ・ミエヴィルの作品を全て読みたくなった。
幻想的かつ暗澹としたニュー・クロブゾンの都市描写、魔術学と科学を掛け合わせたとんでもないけど興味深い統一場理論、リメイドをはじめとした悪趣味感たっぷりの登場キャラクター達。ファンタジー、SF、ホラーの境界を行き来する感じでカオ...続きを読むPosted by ブクログ -
す、すごいお話だった…!
上巻とはうってかわって凄まじいスピードで物語が展開していきます。
夢蛾(スレイク・モス)のなんとおぞましい事か。
否応なく食物連鎖に組み込まれた生き物は、「捕食」は避けては通れない。
でも、この蛾の捕食シーンは思わず嫌悪感をもよおすほど><
大蜘蛛のウィーヴァーが良い味...続きを読むPosted by ブクログ -
なんだか「凄い」ものを読んでいる!!
こんなに節操のない(褒めてます。笑)作品、読んだ事がない。
人間、翼の生えた鳥人、昆虫人間、、、挙句の果てには、
身体の大部分を改造された、もはや人間とは言えない生き物。
猥雑で、グロテスクで、何もかもが混沌とした世界がとても魅力。
「ブレードランナー」を彷...続きを読むPosted by ブクログ -
ホラー・ファンタジー色の強いSF短篇集。収録作の多くが主人公の体験する恐怖のみが濃厚に描かれ、その原因や結末は語られぬまま読者に委ねられている。この独特な味わいが個人的にはかなりツボ。どれも面白かったけど、お気に入りは「ある医学百科事典の一項目」「仲介者」「あの季節がやってきた」かな。Posted by ブクログ
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ファンタジー。サスペンス。ミステリ。伝記。警察。
様々な要素を詰め込んだ感じの作品。
ファンタジー感溢れる、異様なロンドンの雰囲気が独特。
女性警官コリングズウッドのキャラが好み。
どんな結末になるのか、下巻に期待。Posted by ブクログ