木古おうみのレビュー一覧
-
ネタバレ 購入済み
怪異の調査報告
報告したら解決はいらない怪異調査のお話。
時代が前後に飛び、同じ顔で違う名前の登場人物がいて、果たして絵柄の問題なのか意図なのか混乱する。
最後の最後に、平行世界が多分複数あって接点が綻びの怪異になってることが示される。ああ、それであの現象が…と最初からの話に納得する。
昔の村上龍『5分後の世界』の変形オカルト版な印象。
小説よりマンガ表現の方がしっくり来るタイプのお話。 -
Posted by ブクログ
初めましての作家さん
・ひとりずつ降りてくる神 ・ひと喰った神
・不老不死の夢の神 ・水底の匣の中の神
・辻褄合わせの神 ・こどくな神
・知られずの神 ・そこに在わす神
8編の連作ホラー短編集。
読み始めてすぐに、何だこれ?と違和感。
奇妙で奇怪な現象や事象を検証して、結論が
なされないままに次に進む事へのストレス。
読むのをやめようかと思ったけれど、
2巻の後半から流れが変わります。
読むのをやめなくてよかったぁ~
善とも悪とも言いようがない、人智を超えた
人間の手には負えない超常現象` 又は
それを引き起こすものを、俺たちは
"領怪神犯"と呼んでいる。 -
Posted by ブクログ
女子高生の月野明はある日生々しい夢を見る。自身は駅のホームにいるが電車の中には自分以外のクラスメイトが乗っている。そしてクラスメイトが猿の駅員に殺される。これは何かの予兆なのか?
都市伝説とそこに関わる事になる主人公の明。1冊目という事もあって1話は「猿夢」、2話は「くねくね」と有名所を持って来た。こういった話が好きな読者としてはこのオリジナルを作者がどう料理するのかが楽しみな所。
1話では主人公の明は猿夢の中に本来必要いるメンバーではないイレギュラーな存在。彼女だけが夢の中で動け、それが強みだが、そもそも猿夢から逃れる唯一の方法は夢から覚める事。夢を見ないですむ方法は寝ない以外にない。現実世