内田舞のレビュー一覧

  • ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る

    Posted by ブクログ

    内田舞
    小児精神科医、ハーバード大学医学部准教授、マサチューセッツ総合病院小児うつ病センター長、3児の母。 2007年北海道大学医学部卒、2011年イェール大学精神科研修終了、2013年ハーバード大学・マサチューセッツ総合病院小児精神科研修修了。

    「このような脳の機能があるため、人間は他者からの「承認」を快楽と見なし、他者からいいリアクションがほしい、他者とつながりたいと感じるのです。ソーシャルメディア上で「いいね!」といったリアクションをもらう仕組みは、この脳の報酬に反応する機能を巧妙に衝いていると言えるでしょう。  また、放出されたドーパミンの量が下がった後には、もう一度同じ量のドーパミ

    0
    2025年11月16日
  • うつを生きる 精神科医と患者の対話

    Posted by ブクログ

    うつとはと考えさせられる本でした。
    ご自身の体験、そしてお子さんの体験、色々向き合っていかないといけないと思いました。

    0
    2025年10月12日
  • REAPPRAISAL(リアプレイザル)

    Posted by ブクログ

    【読んでいる本】

    - 不安や恐怖を和らげる方法、リアフレイザル

    【印象に残ったフレーズや内容】

    - リアプレイザルとは、ある出来事に対して、感情や感情の背後にあるものを再評価すること。ネガティブな感情が生まれた背景には何があって、その考えはどのように構築されたのかと見つめ直す方法
    - ネガティブな感情が生まれてしまう背景には下記のような認知の歪みがある
    - 全か無か、白か黒か
    - 不確実な自分の未来を予言して落ち込む
    - 読心術。勝手に相手の心をマイナスに想像する
    - 悲劇化する
    - ラベルを貼って、縛られる
    - 物事をマイナス化する思考、

    0
    2025年07月13日
  • 仕事をしながら母になる 「ひとりじゃないよ」心がラクになる思考のヒント

    Posted by ブクログ

    ワーママの理不尽な辛さに寄り添う本。本書は仕事をしながら母になる中での社会的ハードルについて、科学的事実と著者自身の経験の両面から語る本。本にある内容は、働く母親なら大抵の人が感じるのではないかと思う一方、同じ親でも父親はきっと知らない。「医師が力仕事だと言うなら、看護師も力仕事です。もっと言えば、最大の力仕事は家事・育児です。」このセリフ、本当にありがとうという気持ちになった。「家事・育児は女性の方が向いているから」という横暴な理論で、無償労働を女性に押し付けてきた男性に大声で言いたい。

    0
    2025年06月24日
  • 仕事をしながら母になる 「ひとりじゃないよ」心がラクになる思考のヒント

    Posted by ブクログ

    子供の頃から勉強をがんばり、就職活動をがんばり、難関大学から上場企業に就職し、昼夜を問わず働いてきました。
    なのになぜ女性だけが出産した瞬間にこんな思いをしなければならないんだろうとずっと思っていました。
    夫は子供ができても働き方が変わらず、私だけが時短勤務、残業抑制、夜のお付き合いも断る生活が10年以上続き、キャリアに大きな影響が出ました。
    私も夫も昭和生まれなので、「家事育児は女性の仕事」という価値観が根底にあり、夫との家事育児の比重を大きく変えることができませんでした。
    ただ、この10年、全く何も変わらなかったわけではないです。1番大きかったのがコロナで導入されたテレワークでした。
    自宅

    0
    2025年06月10日
  • 仕事をしながら母になる 「ひとりじゃないよ」心がラクになる思考のヒント

    Posted by ブクログ

    しがない会社員ではあるものの、産休育休明けの不安は少なからずあり、読んでみた。
    この本の著者の女性は社会的にものすごく優秀であるが、同じように悩み、葛藤し、それでも前に進んでいることに安心?したし、勇気をもらった。
    心に残るフレーズが沢山詰まった一冊。

    0
    2025年05月21日
  • ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る

    Posted by ブクログ

    内田舞さんご自身の経験を踏まえ、他人から攻撃された際(炎上)の対処法から始まり、マイノリティへの差別やマイクロアグレッションに対する向き合い方等、分断を乗り越えるためのエッセンスが盛り込まれた濃い一冊。
    炎上時等の他人から攻撃されている際にはただつらいという思いや怒りの感情が先行してしまうが、自分の心を守るうえで相手の主張がどのような構造なのかを理解するのが大切。そもそも論点がすり替えられていないか、本当に被害者に問題があるのか…等々、よくある論点のねじれの解説は、つらい状況下にいる際の処方箋になると思った。
    また、本書を読む中で一見華々しい経歴に見える彼女が今までいかに努力をされてきたのかが

    0
    2025年04月02日
  • ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る

    Posted by ブクログ

    最初から最後まで自分の頭に残しておきたい内容だった。全部は無理でも、自分の頭の中に残り、考えや行動が良い方向にいってくれたらうれしいと思う。また読み返したい。

    メモを取ったりしたいところが多すぎるので、終わりの方の少しだけ。

    出産後の著者に70代の白人男性の上司がかけた言葉。
    「『ゆっくりでもいいから、馬から降りないこと』が一番大事だよ。今が大変でも、とにかく止まらないこと。止まってしまうと再発進は大変だけど、今はどんなに遅いペースでもいいから、続けていれば、必ずその努力の蓄積は実る」

    ラジカル・アクセプタンス
    自分のコントロール下ではない場面で起きたことを、良い/悪いの評価なしに「それ

    0
    2024年11月30日
  • うつを生きる 精神科医と患者の対話

    Posted by ブクログ

     浜田先生の鬱との闘病記。若い時から鬱の気はあったが50過ぎでパニックになり自殺願望致死念慮にいたりひと月以上の入院を余儀なくされてリチウムという薬に出会い快方に向かう。長男の自死にあい鬱はより深まっていくが、よき先生に出会い、多くの友からの有効な励ましの中、音楽の作曲を趣味にもち再生に向かう。政府の経済政策、アベノミックスを主導していく。高い位置に立っている人の闘病記ではあるが活字にはできないご苦労が言葉のあいだから伝わってくる。88歳になった今も経済政策に貢献し、抗うつ薬を服用しながら鬱とともに併走し生きておられる。
     精神科医内田舞先生との対談であるが、内田先生の学者、臨床医としての主治

    0
    2024年09月06日
  • 天才たちの未来予測図(マガジンハウス新書)

    Posted by ブクログ

    これまでの日本はそれはそれで良かった。ただ、いつまでも良い訳ではなく、最近ではそれにしがみつくことがこの国の足を大きく引っ張ってきいるとも言える。そんな状況下で過去からの流れに影響されることなく自由に研究してきた人達が目の前の問題、将来の課題に対する意見や解決策を述べている。非常に頼もしい意見ばかりだ。
    社会に役立つための研究をしている訳ではなく、自分が取り組んできた研究が社会のこういうところに役立つはずだ、という考えがとてもいい。こういう人達に任せたいと思ってしまう。
    絶対的安心がないと採用しないという日本独自の安全策に見切りをつけて、この人達の考えを試しに一度取り入れてみるという方法はない

    0
    2024年08月31日
  • ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る

    Posted by ブクログ

    再評価、マイクロアグレッション、他人の靴を履く。気になってメモをすることが多く学びが多かった。自身の経験を通じて思考が深くて面白かった。3児の子育てとキャリアを両立していて素晴らしい。さすが学芸大付属。

    0
    2024年08月20日
  • ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る

    Posted by ブクログ

    ハーバード大学の脳科学者であり、精神科医の著者が、世の中の炎上や分断を解決するヒントを紹介している本です。自身もアメリカで暮らすアジア人女性であり、著者が体験した分断などのトラブルから得た考えも興味深く読みました。

    他人から承認を得ることでドーパミンが放出され、もういちど同じドーパミンを得たいがためにSNSの中毒が起こるという仕組み。さらにネガティブな感情に支配されると、生存のために焦燥感に駆られて行動してしまう、人をコントロールしたくなるのも脳機能によるもの。

    ではどうやったら厄介な脳機能とうまく付き合い、炎上に便乗してしまわない自尊心を育てられるのか?
    ネガティブな感情を感じたときに

    0
    2024年08月20日
  • 天才たちの未来予測図(マガジンハウス新書)

    Posted by ブクログ

    また読みたい。子供にも読ませたい。
    天才も平坦な道を歩んできたわけではないんだな。
    視野がかなり先まで見据えていて、深い。

    0
    2024年06月11日
  • まいにちメンタル危機の処方箋

    Posted by ブクログ

    精神科の先生が書いてる証拠ですね。こちらの本の引用かと思うくらいメンタルモデルワークブックの内容とほぼ同じでびっくりしました。医師が書いてる時点でこちらの本の方が納得感あります。かつ、女性で母親だからか文体が読みやすく優しい分かりやすくライトな印象。あと、未だに妊婦のコロナワクチンの炎上の件、根にもっていらっしゃるのですね。

    0
    2024年03月30日
  • ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る

    Posted by ブクログ

    中田敦彦さんとのYouTube共演の動画をきっかけにこの本を知りました。全章有益で面白かったです。日常で気になったことがあっても名前を付けて考えたことのない社会的問題が挙げられており、大変共感しました。医学的・科学的根拠のもと、努力して培った女性の発言に励まされ得るものの多い書でした。

    0
    2024年03月28日
  • REAPPRAISAL(リアプレイザル)

    Posted by ブクログ

    こういった脳科学の本で最新のエビデンスを扱っているものは外国の人本が多く、翻訳の過程で「微妙な表現」になりがちですが、この本は日本人が執筆しており、作者の経験談を交えて具体的な方法が書かれているので読みやすかったです。

    忘れた頃にもう一度読み直したりして、テキストみたいに使いたいと思いました。

    0
    2024年01月20日
  • REAPPRAISAL(リアプレイザル)

    Posted by ブクログ

    日本の女性感については同感です。
    日本の女性感はまだまだで、変えなければいけない今年はは沢山あります。
    日本でイキイキと頑張っている女性もいます。

    0
    2024年01月13日
  • ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る

    Posted by ブクログ

    日本社会に存在する目に見えない偏見や差別、抑圧などについて、海外に出たからこそ得られた客観的な視点で書かれていると思った。社会の分断にどうやって立ち向かえば良いのか、その考え方も極めて冷静沈着。RBGの本を読んだときのように、社会にインパクトを与える真の知性とはこういうものだと、尊敬しかない。
    SNS炎上で見られる論理のねじれ、同意とアドボカシー、マイクロアグレッション、ラジカルアクセプタンスなどなど、この本で初めて知った概念は数知れず、もっともっと勉強したいなと思わされた。最後の旦那さんとのエピソードなども、愛情豊かな人柄が感じられてほっこり。

    0
    2023年12月15日
  • ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る

    Posted by ブクログ

    著者は妊娠中に新型コロナワクチンを接種したことをSNSに投稿して話題となったアメリカの小児精神科医である内田舞さん。ハーバード大学医学部准教授、マサチューセッツ総合病院小児うつ病センター長の肩書も持ち、三児の母でもある。

    「炎上」のメカニズムを様々な名前で分類していて興味深かった。承認欲求をも脳科学的に説明されている。

    Whataboutism(そっちこそどうなんだ主義)、Strawman Strategy(かかし術)、Gaslighting(悪いのは被害者?)、Ad Hominem(人格を否定することで、その人の意見を否定する)など、なるほどあれはそういうことだったのかと理解できた。

    0
    2023年11月03日
  • ソーシャルジャスティス 小児精神科医、社会を診る

    Posted by ブクログ


    「言っちゃいけないことは、だいたい正しい」とは成田(悠輔)先生の弁。

    内田舞さんを知ったのは、あっちゃん(中田敦彦)の番組に出演されていて。そのすぐあとに、pivotチャンネルにも本書のブックトークにご出演されていらっしゃいました。

    そんな折に、本ともだちのともえさんから
    「親友が上梓したから読んでみてね!」とリコメンドもらって、感じたご縁。前のめりに拝読したよ!

    分断とか忖度とか同調圧力多き世の中で、ソーシャルジャスティスを論じるのって、すごく勇気のある行動ですよね。尊敬です。

    女性であることによる、日本社会での生きづらさや、そこを曖昧にしないで米国に渡って、結果を出されていらっ

    0
    2023年09月25日