高里椎奈のレビュー一覧
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たいくつだ、と言えば、示されたのは
いつの間にか作られたシアタールーム。
から始まる、連続短編。
1話目はまさかの落ちです。
ありえないミステリーではよくあるパターンです。
さすが金持ちと言うべきか…。
2話目はある意味、よくいる人物達大集合。
女の子でこの病気にかかっているのは、後が大変です。
そしてちらちらと出てきた、お父さんの過去。
こんなところに執事が! 状態でした。
やはりすべて最後は執事で〆られる。
1話目の台詞内容に、微妙な興味がありますが
それよりも最後の手腕。
素晴らしいというより、執事だから、で
納得できる気がします。 -
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気がつけば、見知らぬ店の中。
その店の店主に、君は迷子だ、と言われる。
どこにでも通じていて、どこにも通じてない扉。
色々な人物がやってきて、品物を持って行くわけですが
読み進めるごとに、この店のルールが見えてきます。
自分を持つ事、受け入れる事、受け入れられない事。
それこそ千差万別ですが、3話目についてだけは
いやいやいやと否定したいものがあります。
責任のなすりつけ、と言われればそうですが
それが己の基準なら…この店ではおっけー?
というか、題名が…善人はどこですか?!
読んでいたら、なんかこう…自分の中身に
がっちするようながっちしないような。
その感情だけを突起させてはいけませ -
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船上にて出会ったのは、あの最初のパーディーで
濡れ衣を着せようとした相手だった。
キャラ違わなくないですか? と突っ込みたい変貌。
恋って、恐ろしい…w
そんな連続短編の最初ですが、カマーベルトが
何なのか分かりません。
ベルト、とついているので、多分あれの仲間??
2話目のたとえ話。
最初から妙な違和感を覚えてましたが
まさかの逆転状態。
しかし思い起こしてみれば、しっくりきます。
そして猫。
こうして執事は出来て行くのです、状態。
そして3話目。
最後の落ちに、にや~っとしてしまいました。
どちらもどちら。
完璧に騙しきれたのも、気がつかないのも。
という前に、出来たんですか、とか思 -
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薬屋探偵シリーズ第6弾です。
実を言えば、ここまでの5冊、なんだかマンネリ…というか、だんだん飽きてきた感じだったのですが、ここで久々のヒット。
個人的には、ここまでの6冊の中で一番おもしろかったです。
今までで一番本格っぽい。
今回は設定も王道っぽいし。
ただ、事件以外の部分は微妙。
これは比較的毎回そうで、あたしは高里椎奈の書く人物にはまったく共感が出来ないのです。
いや、高里椎奈はいい人なんだろうなぁと思うし、こういう考え方をする人たちも、こういう考え方を格好いいと思う人たちも、結構いるんだろうなぁとは思うのだけど。
やっぱりあたしとは相容れない感じ。
とくに今回の、当事者だけが事 -
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ネタバレ座木さんの変身前(原型)の姿がかわいくて実際にいたらいいなと思った。
黒いきつねみたいな感じなのかな。かわいいなぁ笑
また、座木さんの女版も新鮮だった。でも性別まで変えられちゃうのはびっくりした。ということはリベザルも変えられるのかな?
あとがきにも書いてあったけど、私も「リベザル」のことずっと「リザベル」って読んでた。無意識すぎて怖いけどリザベルのほうが読みやすい...。笑
今回の事件はバラバラ死体だったけれど小説の中のフィクションとしても想像がしやすい描写だったためにちょっと悲しい気分になった。
最後のリベザルと良太君の終わり方は切なかったし残念だった。
せっかく芽生えた友情が消えてし -
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ネタバレ薬屋探偵妖綺談シリーズ第3弾。
第一幕から第四幕まで読んだ時点では短編集かと思ってましたが、最終幕で一連の事件・事故が繋がるという意外な展開。
私の理解力不足なのでしょうか、事件を引き起こした人物、事件を実行した人物は、このひとかなぁ?という曖昧さが残ってしまいました。(再読すれば、分かるのでしょうか?)
しかし、ミステリーの謎解きがきちんと理解できなくても、キャラクターが凄く可愛かったり、ステキだったりと魅力的なので、ついつい次巻も読みたくなります。
高遠刑事は相変わらずステキですが、葉山刑事が何ともユニークで好ましいです。
今回は遂に“シャドウ”正体も分かります! -
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ネタバレ薬屋探偵妖綺談のシリーズ第2弾。
1作目よりも読み易く、話の繋がりも分かり易かったので楽しめました。
ただ、今回も読後に自分の中で謎が残ってしまいました。
タイトルの「黄色い目をした猫の幸せ」とは、どういう意味なのでしょう?内容との繋がりがわからなかったのが残念。
最後まで読み終えたあとに、プロローグを再読してみて最初に読んだ時には意味を取り違えていたことに気付きました。事件の謎が分かった上でもう一度読み返すと、新たな発見!が出てきそうな気がします(かなりページ数が多いので、再読できそうにありませんが…)。
上流坂署の刑事組が、なかなか面白いです。 -
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ネタバレ天青国方神伝 第2巻
<あらすじ>
邪神探しの旅に出たイオンは、フォシリス湾で海賊に襲われるが無事逃げ延びる。
着いた先はグランドー族が住む港町。そこの領主ソディウムに出会う。
ソディウムはイオンに海賊を追い払ってくれたら邪神の情報を教えくれると言い
息子のグラウベルを案内役にするよう命じる。
海賊を追い払うため共に行動することとなったイオンとグラウベル。
道中イオンはグラウベルから、町の言い伝えで守り神である水神の存在を知り
グラウベルの母は水神の生贄にされ殺されたことを聞く。
そんな中、2人は最初に襲われた海賊団と再会する。
大将のリディコ、少女のエル、他4人からなるバーミリオン海賊