高里椎奈のレビュー一覧
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ファンタジー&ミステリーといった感じでしょうか。
ファンタジー色のが強いかもしれないです。
主人公キンカンが木の下で目覚めるところから始まります。そこは私たちのいる世界とはどこか違った世界。キンカンも読者もここはどこなのか、何故自分はここにいるのかわからないままに、平凡な日常が過ぎていきます。で、殺人事件が起こるわけなのですが・・・。
ミステリ部分については、結末はなるほど~と感心しました。ちょっと突飛な感じもしますが。が、メインはそちらではなく、このどこか不思議な世界の方にあると思います。登場人物が淡々としているようで、結構おのおの個性があって良かったです。ラストはちょっと切ないです。3部作となっていますが、この1冊だけでも楽しめると思います。他2作も面白かったです。 -
Posted by ブクログ
『生まれた』ものは発見したものの子供。
そんな世界に生まれついた主人公。
周囲にいるものが、最初は『人』で次に『人ではないもの』なので
御伽噺みたいな、そんな柔らかな世界かと思えば…。
『小さくて大きな密室』とあらすじにあった通り
殺人事件(?)が起こり、生まれたての子供が疑われ。
のどかで綺麗な風景が、一瞬にして違うものになってしまいました。
むしろ最後の選択に、騙された? と思いましたが
出口だったのでしょうか?
では、住人達は…と、色々な謎がそのままですが
あの世界はあのままで完結してるのでしょうか?
3冊で、いつか謎が分かるといいのですが…。 -
Posted by ブクログ
「その短い命、残らず山百合に奪われて、今すぐここで果てるが良い」
呪いの言葉は、自らの未来を縛る足枷となる。好きなのに好きと言えない。傍に居てほしいのに突き放す。裏切られることに怯えるあまり、かけがえのない人を先に裏切ってしまう。そして、同じ心を持つ少年がここにも一人。さびしくて悲しくて、しかしやがて、やさしい―。
ハロウィン時期になると読みたくなる本です。
秋さんがかぼちゃのランタンを持ち歩いていたり。
やっぱり、この巻でも、秋さんの名言が飛び出します。
『忘れたい過去は未来を作る自分への戒め。忘れて欲しい過去は未来を縛る他者による足枷。だから僕は忘れてあげる。だけど君が忘れたら許さない』
ぱっと読んだ感じでは、難しく感じましたけど、後になって納得しちゃいました。
毎回毎回、秋さんの言葉(名言)には、ハッとさせられます。
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Posted by ブクログ
やっと少し核心に近づいてきているような……。
グールだけが“死ねない”島で、苦しみながらも受け入れるしかない生活を強いられる彼ら。
壮大な伏線の張り方にはいつも驚かされます。ナナさんの話は、良い。
アベルさんとダイアンさんのやり取りが素敵だと思う。
互いが互いを思いやって、それでいてふたりとも干渉しすぎず割り切っているところがいい。
イーター先生の過去話はよかった。
私がその人物の過去を知るのが好きっていうのもあるけれど。
その人の現在が何故そうなのか、その人の成立する理由がわかるのはおもしろい。
フェンとテオの関係も少しだけ近しくなったようなので嬉しいです。
スプーンがあんなにも役に立つなんて。