福本伸行のレビュー一覧
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ネタバレ
なんとあのハンチョウが主人公!
この作品は何と賭博黙示録カイジの中における地下チンチロリン編の宿敵大槻班長が主役のスピンオフ作品です。
元々カイジのスピンオフといえば中間管理録トネガワがあり、その二匹目のドジョウを狙った作品なのかと、こちらも疑いましたがその予想を裏切り単純な二匹目のドジョウにならない面白さ。
地下暮らしで溜まった疲れを癒すために一日外出券を使った後は如何にしてその一日を有意義に生かすかと全力を尽くすさまは、我々社会人が休日を如何にして有意義に過ごすかと何も変わらないものがあります。
作中に出てくる大槻班長のスタンスがあまりにも含蓄があるもので、我々も休日は漫然と浪費するのではな -
意外や意外、面白い・・
まさかの大槻にスポットを当てた本作品ですが・・、意外や意外面白いじゃありませんか。なんというか、小悪党には小悪党なりの世界観や考え方があるんだなというのを実感しましたし、不思議とこんな小悪党に感情移入している自分もいました。世の中には、数多くのスピンオフ作品がありますが、その中でも異彩を放っていると思います。一読の価値アリ!
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ネタバレ
愛嬌ある大槻ハンチョウが見れる
カイジシリーズの地下生活でザ小悪党の役割を果たしていた大槻ハンチョウをメインとした、カイジシリーズのスピンオフ漫画です。
正直トネガワをスピンオフで出して売れたから出したんだろうと少し舐めて読んだんですが、これもまた面白い。
相変わらず汚い小悪党というキャラ性は残っていますが、カイジシリーズでは見せなかった愛嬌、お茶目さがあって笑えます。 -
カイジ好きの人は、必読です
「1日外出録ハンチョー」、この作品はカイジというマンガのスパイラル作品です。
主人公はカイジと地下強制労働施設でチンチロリンで対決した大槻班長の外出記録です。
カイジに今までの悪事を暴かれはしたものの、それまでイカサマバクチで相当ペリカを荒稼ぎしてましたからね。
当然1日外出券を購入したこともあります。
あの大槻班長が1日外出券を使い、外で何をしてきたか?について描かれています。
些細なことでも、カイジ同様「悪魔的」と評される大槻班長。
どういうお遊びを外でするのか凄く気になりました。 -
ハンチョウの1日の外出の記録っ
”カイジ”でお馴染みの班長こと”ハンチョウ”のスピンオフ作品です。
”カイジ”の脇役で出演した大槻班長(ハンチョウ)の個性に惹かれた方も沢山いると思いますが、その大槻班長(ハンチョウ)の待望のスピンオフ作品であり、大槻班長(ハンチョウ)がペリカ(お金)を貯めて1日外出権を買いたった1日(24時間)のシャバをどうの様に有効利用するかを描いた漫画となっており、”カイジ”好きなら1度は読んでおきたい作品です。 -
大人気!カイジのスピンオフ!
悪徳班長・大槻が、地下での活躍はもちろん、1日のみの外出が許される地上で、限られた時間をどう有意義にするか!「カイジ」のスピンオフ作品です!本作でも班長の出す料理やお酒はたまらなく美味しそうでしたが、班長が地上で食べる料理がこれまた…!!班長の豆知識もたくさんでてくる作品です。
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1日外出券は簡単に手に入る?
あのカイジの地下強制労働施設で最も価値のある「1日外出券」をいとも簡単に手に入れてしまう大槻。
その外出券を使ってグルメや旅行を楽しむ姿に「強制労働施設で人生楽しんでるやん!」と思わず突っ込んでしまいます。
カイジのシリアスな世界観をぶっ壊した内容で、カイジファンはもちろん、カイジを知らない方でも楽しめる作品です。 -
至高の飯テロマンガ
有名なカイジシリーズのスピンオフ漫画ですが、内容はカイジを知らなくても楽しめる日常のグルメ漫画。とあるキャラが普通の町に外出して満喫する。それだけの漫画です。でも外出を楽しむために全力なキャラの思考や出て来る普通な食事を独特な表現で思わず食べたい!!と思ってしまいます。
特に難しいこともなく、気軽に楽しめる漫画だと思います。 -
シリアスな笑いとはこのこと!
私自身同作者のカイジを長く読まさせていただいていたこともあり、あの特徴的なキャラクターの絵を見ると危険で残酷、無慈悲な非日常が始まると勝手に予感してしまうのですが、この作品は私たち一般人も考えうる、出会いうる日常のあるあるをあの顔で真剣に悩んで、悩みすぎるのが面白いです。たぶんほかの漫画で同じようなストーリーを書いても別のものになってしまうのではないでしょうか?唯一無二の作品だと思います!
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中年男性にこそお勧め!
中間管理録トネガワ、それは大人気漫画シリーズカイジの前日談を描く物語です。主人公は何と本編に登場した悪役トネガワその人。それだけで大きな衝撃があります。
しかし、この漫画で描かれるトネガワは単純な悪役ではありません。ブラック企業の管理職として部下と上司の間で板挟みなりながらも必死に働く、ある種理想の上司の様な姿が描かれています。
日々必死に働かれている中年男性にこそ、お勧めの漫画です。 -
中間管理職の苦労をギャグに
人気漫画「賭博黙示録カイジ」に登場するトネガワにスポットライトを当てた、スピンオフ作品です。
組織の中間管理職としての苦労や哀愁を、良くも悪くもかなりのギャグテイストに仕上げており、クスリとしながらサラサラと読めてしまいます。
カイジ目線では時には憎らしいところもあったトネガワですが、非常に人間味あふれる葛藤を見せられ、とても好きになりました。 -
隠れ主役は利根川だ!
黒服をまとめるだけでなく会長のお世話までしなくてはならない利根川の厳しい日常が描かれた漫画で、中間管理職の苦しみをたっぷりと味わうことができます。シュールな笑いがてんこ盛りでカイジを読んだ人なら絶対に楽しめます。利根川がこんないいキャラだとは思いませんでしたが、今では利根川を見ただけでニヤニヤしてしまいそうです。
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カイジの世界観を活かされている
大ヒット博打漫画カイジの世界観を活かした、敵対勢力の中間管理職に位置するトネガワという中年男を主人公にしたブラックコメディです。トネガワの上にはヒョウドウという社長がいるのですが、トネガワが社長の無茶な要求と部活との狭間で、まさに中間管理職の苦悩が描かれるのがみどころです。中間管理職あるある満載でとてもおもしろいです。
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カイジに出で来た利根川が主人公
カイジ好きの方ならトネガワと聞いてピンとくるんじゃないかなと思います。
カイジの敵である帝愛グループ会長兵頭の部下であって利根川の半生を描いた作品がコレです。
さぞかし波乱万丈な半生だったんだろう?ドラマがあったんだろう?と思いきや、内容は中間管理職をしてるサラリーマンならではの苦悩を描いた内容になってます。
この作品に出てくる部下って黒スーツにサングラスで名前なんてありません。
これは帝愛グループ会長・兵頭の指示なので仕方ないですし、会長は部下を「おい」「お前」で呼びつけるので問題ありません。
しかし利根川は違います。
出世する為に -
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男性になら誰にでもおすすめです
皆さんご存知のカイジに登場する利根川を主役とした、カイジシリーズのスピンオフ漫画となっています。
カイジとは違って簡単に言うとギャグ漫画です。特に黒服がアホすぎて普通に笑えます。また利根川のキャラがカイジの時と全く異なっていて優しい一面が見れたりもします。
カイジシリーズを読んだことがある人はより楽しめる内容となています。 -
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あの利根川が大活躍!
「カイジ」シリーズで帝愛会長の側近にして、カイジの強力なライバルとして君臨する利根川を主人公にしたスピンオフです。原作では悪辣なベテランとしての顔だけが目立った利根川ですが、本作では左遷された部下を慰めたり部下の意見をしっかり聞いたりと、かなりのホワイト上司ぶりを発揮。ギャグもトークも切れが良く、ビジネス漫画として楽しめます。とは言え、会長には頭を下げ続けなければならず、そこに中間管理職の大変さが滲んでもいますね。
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みんな大好き理想の上司利根川!
カイジを代表するキャラクターと言えば、主人公のカイジの次に来るのがまずトネガワである。本編では悪魔のような駆け引きを行い、焼き土下座のような地獄の苦行を耐え抜く彼の姿は鮮明であった。だがやはり彼も所詮は中間管理職、その悲哀、推して知るべしといったスピンオフになっている。トネガワさん…!こんなところで…ぐにゃぐにゃ…してたんですね…!
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…スピンオフで!…グルメ!
福本伸行の漫画には非常に個性的なキャラが多くいるが、その中でも代表作であるカイジに登場するキャラは一層濃い。そんな中でスピンオフを勝ち取ったハンチョウが主役を務めるのが本作だが、何を血迷ったのかジャンルはグルメ漫画である。それでもやはり、カイジのハンチョウ。昼の立ち食いソバ屋で、外回りのサラリーマン達に見せつけるようにビールを飲むというとてつもなく小物臭い嫌がらせが、福本漫画独特の演出によって圧倒的強者の愉悦として説得力たっぷりに描かれている。しょっぱなの第一話目からこれなんだから面白くてしょうがない。これはグルメ漫画ではなく、グルメの皮を被ったナニかだ。
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利根川がもっと好きになりました
まさかの利根川スピンオフ!!
どんな内容なるんだろう?と思ったら、中間管理職の理不尽さに共感しつつ、ニヤニヤと笑える漫画でした。
作画も違う方が担当されていますが、違和感なく読めたのがよかったです。
利根川をもっと好きになるような面白さがあり、次の展開が気になってどんどん読んでしまいました。 -
人生を、めいっぱい楽しむお手本
本作は、私が最も面白いと思う漫画の一つです。実は私、本編のカイジは未読です。それなのに、この作品はメチャクチャ楽しめます!
主人公は、班長こと大槻さん。
彼が一日だけ、地下労働から抜け出し、シャバを全力で楽しむ様子が描かれます。立ち食い蕎麦に、屋台の粉モノ、ビール。
ありふれた物も、綿密な下準備をすることで、最高のご馳走になる……。
小さなことも、全力で。
班長の流儀、参考にさせて頂きます!