守雨のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ守雨さんの大ファンだが、この作品は特に好き。
彼女の作品は、厳しい過去の記憶をかかえた主人公が、困難な状況の中で幸せを勝ち取っていくというパターンに特徴がある。この作品では組織に愛想をつかし、自殺を装って失踪した元工作員が、他国にわたり、そこでこれまで培った技術を生かしながら、生き抜いていくというストーリーになる。
「なろう」に多く見られる異世界転生ものではなく、より伝統的なスタイルの小説で、ゲーム的な設定だったり、魔法などは一切用いない。異世界というよりは、一昔前のどこかの国ということで十分納得できる世界観である。
主人公も大変有能ではあるが、「有能な工作員」という範疇に十分はいる強さ度合だ -
- カート
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試し読み
ネタバレ 購入済み大当たりでした
ベルティーヌ、すごい。たくましい。自国や帝国の都合や敵国の考え、いろんなことに振り回されて、でもその中で自分の力で生きていこうとする。その姿は素敵です。敵国だった南部連合国でどうやって暮らしていくのか、どんなふうに結婚相手だったセシリオと出会うのか。試し読み大当たりでした。
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購入済み
スピンオフ希望です
痛快で美しい物語です。秀麗なイラストに惹かれて読み始めましたが当たりでした。景色が目に浮かぶような描写が見事です。逞しくて聡明な主人公もとてもよかったです。勧善懲悪なので安心して読めます。上下巻なので無駄に長くなくてありがたいのですが、この作品に関してはもっと読みたいなーと思ってしまいました。
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無料版購入済み
増し読み版で約半分?
とても面白く拝見させて頂きました。私個人的に好きです。この話。
内容的には特段目新しい訳では無く、ままにある秘やかなるセカンドライフ物語なのですが、暴力謀略猜疑心妬み詐欺執着暗躍人身売買といった、チート能力につきものの、鬱陶しい人のサガに塗れて無く、ここまでは気持ち良く読み進めました。
まあ、この後どうなるかは気になるのではありますが、カラー挿絵の王子が絡んで来て、玉の輿展開でハッピーエンドなんかなあと思うと、気にはなるけど、もーイイかな。とも思ってしまう。
ナニも起こらない作品は、小説としては成り立たないのは解るけど、
なんかそういうのにあこがれてしまうのです。 -
購入済み
タイトルが話に合わない
絵が綺麗で美味しいもののお話が読みたくて、試し読みしてから購入。
試し読みの段階で思ったけどタイトルがなー。おばあちゃんが、もしかしたら命をかけてまで伝授してくれたであろう魔法を「うっかり魔法使いになった」は無いなー。タイトルから分かるように、チートやらかし系ヒロインなので、むしろ「魔法使いになったうっかりな私」の方が正しい。
絵と話の構成はとても良く、お腹が空きます。ハッピーエンドは約束されてるので、気長に完結を待ちながら楽しみます。 -
Posted by ブクログ
あぁ、読み終えてしまった。淋しい。こんなに心が動かされた物語は本当に久しぶりだ。
装丁がいい。見返しの小口に近い方にスープの森と思われる絵がある。1巻では、茂みとフクロウのみ。2巻には、松ぼっくりのような実がついた木とリスが増える。3巻は、何が増えたか、探してみていただけると、私の感動が伝わると思う。
そうやって、主人公の世界が広がってゆくのだ。『エヴァンゲリオン』のTV版で、碇シンジの周囲に人が増えていくのに近い。人間を拒絶から、少しずつ信じられる知り合いを増やして、家族を増やし、悪意を持って近づいてきても、いなせるようになる。
ビルドゥングロマンであり、心が助けを求めている人 -
Posted by ブクログ
主人公の世界が広がってゆく。食べに来てくれる客と森の動物たちとアーサーだけだった1巻から、客だと思っていた人たちの見守りの視線に気付き、薬師として認められ、王都や他の領地まで足を伸ばし…
うまいなぁ。主人公が成長していく過程で、立場が変わっていく様子をさりげなく表現。あちこち出掛けて信者を増やし、ララという押し掛け弟子を受け入れ、でもアーサーとのイチャイチャは変わらない。
また、出てくるスープやおかずの美味しそうな事。スープといえば『スープ屋しずく』シリーズが思い出されるが、負けないくらい美味しそう。マロンソースも美味しそうだったし、苦味芋のニョッキも、マスの干物も、オムレツも、あぁ