小森陽一のレビュー一覧
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ネタバレ不気味な空気を残し終わった4巻。
本巻では神父の正体が明かされる。
肩透かしとも言える結果。
悪人と言い切れない神父の思いと行為、
そしてマスコミに踊らされ悪魔と思い込み、沸く正義厨。
ありえないとも言い切れない展開に身の毛がよだつ。
ドラマ版では板橋に眼鏡をかけてやるものの
それ以上の行為はせず、もう無駄だと一號を止める伊織。
心臓マッサージだけで人工呼吸も無く、呼吸の有無についても言及がないことに違和感があったが
原作では一號に言われてではあるが、伊織が人工呼吸を行う。
常日頃から伊織がSATに救急救命が出来る人員が必要と言っていた。
一號は一號で同じ考えをイダキ、日頃から講習を受けて -
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ネタバレ遂に正木との対決。
はっきりとした悪役を出してほしくなかった気もするが
漫画としては必要なのかもしれない。
嵐さんが恰好良い。
「蘇我の言うとおり、神御蔵に関わって痛い目を見ている」。
嵐と伊織が、一號の窮地を救うことになる。
ふたりのミッドナイトエントリーは中々に心震えるシーン。
伊織がNPSへ出向で新しい展開。
「Sにもなり切れず警察官ですらない」という伊織の言葉はかなりキツいが
似ているだけで一般人を誤認逮捕しかける一號は流石に『ナイ』。
速田さんの
「自分の中の正義を実行するために法を無視する…
それはテロリストと同じだ!!」
という台詞は全くそのとおりだ。
一號の実家とも -
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ネタバレドラマを先に見ている。
ネタバレあり。
SATとの合同訓練がより過酷に描かれている。
上野を助けた後の「仲間だから」という一號の台詞が好き。
一號の過去を知った伊織が感情を一號にぶつけるシーン。
ドラマでは一號がやや単細胞で、蘇我の過去も蘇我が告白するが
漫画では一號が自分と同じ匂いを感じなんとなく察する形で
一號がただの熱血馬鹿じゃない感じで好きな展開だった。
伊織がドラマのようにひたすらクールではなく
見せないだけで熱い男のように感じる。
もし犯人が生きていたらお前と同じ思いで生きてきたかもしれない
何かが違えばこうなっていたかもしれない、もうひとりの自分。
そう一號と伊織が互い -
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ネタバレヒロインのゆづる登場。
自分としては、秋の言うところの雄のフェロモンが
こうした漫画の魅力だと思うので、ドラマのように出ずっぱりなのより
この程度の登場の仕方の方が良いと思う。
ネットレビューを見ていると、
マニアからすると ライフルの構え方やシールドなどちょっと疑問が多そう。
自分はドラマ版から先に入ったので
それに比べて可笑しいというかリアリティの無いところが少なく
武器や装備についての知識もないせいか
面白く読んでいる。
以下ネタバレあり。
『命の盾』編は雑誌掲載時大反響だったそうだ。
ドラマ版では思わず警官が飛び出し、更に一號が情熱だけで飛び出し
「なんで助けにこないんだ」 -
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ネタバレドラマを見て興味を覚え、読み始めた。
ドラマはちょっとわかりやすくやり過ぎかなと感じるところがあり
その辺り漫画は淡々ときっちり描写があって整合性があると感じた。
ただそれでも、ネットレビューは意外と賛否両論のようである。
自分は警察の内部事情などはよく知らないので
これが薄っぺらいかどうかはわからない。
ただ、軍隊ではなく自衛隊とするこの国で、
過激になっていくテロを前に、制圧ではなく確保を目的にすべし
と言い出す者がいても可笑しくはないと思った。
いくら元プロボクサーでも銃に拳で立ち向かうのは無理があるし
援護が必要になる即ち仲間に迷惑をかける訳だから現実的ではないが
その辺りは漫画の -
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ネタバレ航空自衛官、しかもパイロットを目指す青年達の物語です。
しかも、背景には昔起こった航空機事故が見え隠れしていきます。
やがて、その事故と同様な航空機事故が発生し、無事に対処していく主人公。
しかし、その主人公には思わぬ処分が待っていました。
・・・
夢を追い続け、頑なになってしまい自分を見失いやがて、
夢をあきらめざる負えなくなる事や
夢見続けて、その夢に近づく程、輝きを増していくにも関わらず、
正しいと思った決断の為に道途絶えてしまう現実。
そういった挫折感が色濃く描かれた作品です。
ですが、挫折に向き合い立ち直る姿や途絶えたと思った道が、
また開かれた時の高揚感は読んでいて清々しい -
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ネタバレ面白かったけど、不完全燃焼。というのが率直な感想でしょうか。
前巻を読んだのは1年以上前だったので、最初は名前と人格が一致しませんでしたが、しばらく読み進めるうちに主要人物の個性についてはすぐに思い出せました。リアリティなどより、こうした分かりやすさを優先している点は好印象。
特に、速のいろんなシチュエーションにおけるリアクションが面白く。結婚式に臨むカノジョを想う場面。式に招待する友人を選ぶ場面。そうした、仕事を離れた人間性が問われる場面においての速の言動は、前作で語り尽くされなかった高岡速という人物をより明確にしてくれたと思います。
その上で、新たな登場人物——主に浜名と舞子だけです