高橋ツトムのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
全編を通して強く感じたことは、「生きる」ことに対する大きな力だ。
主人公たちは、曲げられない現実を前にして、全力で生きようとする。
面白いのは死と神の概念で、作者独自の解釈をして、それなりの説得力を持たせている。
俺はこの漫画を読んで宗教に少し興味を持った。
一般常識として、宗教は知っておくべきなんだとも感じた。
宗教的な考えというのは、すべて共通して求められているものがあり、それは「救い」だ。
自分の理解を超えてしまう出来事が起きたときに、人は救いを求める。
ここでだめ宗教に引っかかると、ろくでもないことになってしまう。
先人たちが必死になって築いてきた教えは、
20数年しか生きていないおれ -
Posted by ブクログ
地雷震の続編。
話の運び方が、なんだか大人になったなー、っていう印象。
飯田響也は若返りましたがw
ここ10年ぐらいのはやりのダブルキャスト主役形式。
この形式の一番有名な始祖はスラムダンクだけど。
で、いわゆるヘタレ側の主人公の木暮太一は
なんか、サイコに出てきた小林洋介と雨宮一彦を
足して2で割ったような印象。
ヘタレそうな感じだけど、芯が強いキャラで
話の進みっぷりではわかんないかな?
作者が年を取って(!?)旧来のスピード感みたいなのは
若干失われましたが、却ってじっくり魅せる
円熟の演出手法となっております。
割とマトモにレビュー書いちゃったw -
Posted by ブクログ
【2008/10/01】
5年ほど前にちょっと話題になったマンガ。このシリーズは「スカイハイ」「スカイハイ・カルマ」「スカイハイ・新章」と続く。
メイン舞台は死語の世界。殺された人、不慮の事故で死んだ人の魂は「怨みの門」へ行き、門番イズコに導かれて選択を迫られる。天国へ行って再生するか、現世をさまようか、誰か一人を呪い殺して地獄に行くか。オムニバス形式で様々な人が描かれる。
作者はある凶悪犯罪にて被害者が浮かばれないことへ怒りをおぼえ、この漫画を書いたという。初期は輪廻を扱った仏教的な世界観が作られているが、次第に人間のご都合主義が垣間見えるようになる。