フランクハーバートのレビュー一覧

  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

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    人類文明が大宇宙に広がる遥かな未来。
    思考機械、超コンピュータ群への従属を良しとしない【バトラーの聖戦】を経て幾星霜、人々は中世的な社会の中で、機械に頼らず自らの肉体精神性を拡張した文明を築いている。
                   解説より抜粋

    もうこの設定に痺れてしまった。
    人類の歴史は何周もして、遥かな未来では中世的な世の中になってしまうのか。
    そこで起こっているのは、利権をめぐる戦争であり民族への弾圧である。高度な武器は高度なシールドに阻まれ使い物にならないし、巨大な砂嵐や凶暴な生物の前で人々は、息を殺してやり過ごすしかない。そしていつの世もヒーローの出現を待つのだ。

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    2024年01月18日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

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    緻密に練られたストーリーと世界観は最高でした。
    さらに、人間の普遍的な部分についても考えさせられる所も多く、何度も読みたい本のうちの一つで間違い無いでしょう!!

    個人的には下巻巻末の「附録」から先に目を通すと内容が入って来やすいかと思います。自分はそうしました。

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    2023年11月07日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

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    ネタバレ

    ポールとジェシカは遂にフレメンに受け入れられる。儀式によってフレメンの教母となったジェシカは、連綿と受け継がれて来た教母達の記憶と人生を受け取る。一方でポールは、聖戦(ジハード)による血塗られた光景が繰り返されてきた「未来像」の中に遂に、平和の道を、チェイミーの存在と共に見出す。
    予想外の展開の中に圧倒的な期待を含むストーリが遂に次巻で終わってしまうのかと少し残念な気持ちにもなるが、楽しみで仕方ない!

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    2023年11月05日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上

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    旧訳版で読んでいたのですが、読み辛くて新訳版で買い直してみたら読み易くで驚きました。
    言わずと知れたSF超大作。映画続編も来春公開で楽しみ過ぎますね‼️

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    2023年11月04日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上

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    こういう物語にありがちな冗長的なぐだぐだ感はなく、わざとらしくない世界観も秀逸。かなり面白かったんで当然中巻読んじゃうよね。

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    2023年09月26日
  • デューン 砂漠の救世主〔新訳版〕 下

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    あ〜〜面白かった。
    ゆっくりゆっくり読み進んだが、
    面白すぎて読み終わるのがイヤだった。

    幻視と現実の間の苦悩に苛まれるポール、
    その結果を選ぶ事への更なる苦悩。苦しすぎる。
    ポールのラストシーンは、電車で読みながらほぼ泣いた。
    で、2回読んだ。
    ダンカン・アイダホが側にいてくれた事が、
    ポールにとってはせめてもの救いか。

    結末、私は好きだった。
    アトレイデスの為政者としての存在意義よりも、
    フレメンとしての生き方が勝る潔さに胸打たれる。

    続きを読みたいけどどうしたら読めるのか。
    続編の新訳、いつでるのかな。

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    2023年09月26日
  • デューン 砂漠の救世主〔新訳版〕 上

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    新皇帝の栄華や民衆の熱狂なんかが描かれると思っていた自分の想定は全く甘かった。

    苦手なSF、超絶独特の世界観・心理表現、私的には前作Duneよりも更に難解なセリフ回しや精神戦描写で全くサクサク読み進められないが、内容としてはとっても面白い。

    前作を読み終わって今作を購入するまでの数日間、
    あんなに『早く続きが読みたい』と思って待った自分にもビックリした。

    来春、映画『DUNE: PART TWO』が公開されたら、また映画の画像使用ver. の表紙で発売されるのかな?そしたらまた買っちゃうな。監督はこの続編がベースのパート3やりたいと言ってたけど、是非それで!あの世界観・あの俳優たちでのト

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    2023年09月08日
  • デューン 砂漠の救世主〔新訳版〕 上

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    好きなシリーズの続編。
    これ読む前に、前作を読むべき。はっきりいうと、話の内容がわからないと思う。
    今回新たに出てくるのはフェイスダンサー。このグループがもくろむ陰謀と、その標的にされる主人公。陰謀を企んでいる側の視点も描かれているので、少し主人公に感情移入することが難しくなったか。

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    2023年06月30日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上

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    映画の前編を観て気になり読む。
    明快なストーリー進行でとてもよい。
    だけど単純なわけじゃない。
    SFって、昔の作品でも本当に楽しめる。

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    2022年10月27日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

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    中巻は上巻より読みやすく、ぐいぐいとDUNEの世界に溺れる。
    フレメンの儀式や文化が興味深い。

    下巻が楽しみ!

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    2022年04月07日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上

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    完全なフィクションなのにどこかリアリティがある。
    世界観が作り込まれているのがすごいと思う。

    映画を観た時と同じように、砂漠のように荒々しく、美しい作品だと思った。

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    2022年01月30日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上

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    ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督の映画(Part1)を観て、どうしても読みたくなって買い求めた。思った通りだった。私の生涯ベストの一つである「指輪物語」に追いつかの如くの「ファンタジー」だったのである。

    私がファンタジーに求めるものは二つ。物語の最初から、既に「世界」は完璧に出来上がっていていなくてはならない、というのが一つ。もう一つは、物語の奥の奥に、必ず答えの決まらない「問いかけ」が用意されていること。そしてラストに、ファンタジーだからこそ許される答えを僅かに提示すること。まだ3部作の最初を読んだだけだけど、一つ目は見事にクリアした。

    時は、地球の西暦で教えられる。標準年10191年。0を一つ

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    2021年12月01日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上

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    新作の映画を見てきたので、映画でやったところまで読み返し。新訳版中巻の半分まででした。これから盛り上がるところで楽しみなのですが、続きが作られるのか心配。製作決定の報道はあったようですが、原作を知らないとあまり楽しめない感じなので、評価も分かれているようです。

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    2021年11月18日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

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    未来視という能力がでてきますが、主人公の能力は高くてけっこう先まで可能性のある未来が全部見えてしまうため、結局どうすればいいか悩みます。少ししか能力のない人は選択肢があまりないので単純に安全な道を選んでいける。なるほど。

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    2021年11月18日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

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    『風の谷のナウシカ』や『スターウォーズ』の元ネタともなった名作古典SF。
    社会制度、宗教、生態など、世界観の構築が奥深い。
    新訳版は昔に読んだ旧訳版とは全然印象が違う。前は重厚な大河SFという感じだったけど、新訳版は痛快娯楽SFとして読める。

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    2021年11月08日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

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    『風の谷のナウシカ』や『スターウォーズ』の元ネタともなった名作古典SF。
    昔に読んだ旧訳版とは全然印象が違う。
    前は重厚な大河SFという感じだったけど、新訳版は痛快娯楽SFとして読める。

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    2021年11月03日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

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    ネタバレ

    ムアッディブとして皆に認められフレメンの指導者となったポールは、スティルガーや再会したガーニーらととも砂漠の民を率い、ハルコンネンへの復讐、バーディシャー皇帝との対峙を果たす。自分の行動が伝説となる事を自覚しながら、未来の聖戦を避けるために行動するポールだが、自らの選択が正しいのか苦悩する。一応本作はこれで完結。本編の後にデューンの生態学・宗教、ベネ・ゲセリットの考察や用語集があり著者が本気で惑星アラキスの世界を作り上げていた事が窺える。フランク・ハーバートの創造した緻密な世界観を堪能させてもらった。

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    2021年11月02日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 上

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    上中下一括感想
    下巻にて

    あー映画館で、観たいよー。

    スターウォーズとナウシカと中世ヨーロッパの大河ドラマ。愛と陰謀の渦巻く韓国王朝ドラマ。
    いろんなものが混じって……

    でもなんだかハマる〜。

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    2021年10月29日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 下

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    上・中・下の三分冊で刊行された新訳版の下巻。壮大なるSF叙事詩が開幕した感のあるラスト。いやー面白かった、とこれからが楽しみ、とがいっぺんに味わえる贅沢な読後感だった。本作に影響を受けたであろう作品のタイトルが古今東西メディアを問わずいくつも思い浮かぶ。途方もない、伝説の大作小説なのだなと改めて実感。
    反面、自分としては気に入っているリンチ監督の映画版が、いかに無理やり詰め込んでいるかということがわかり愕然とした。現在公開中の映画がどうなっているのか確認していないが、これは2時間とかの尺ではとうてい収まりきれる物語ではなく、ロード・オブ・ザ・リングのように何部作かに分けてほしい気がする。
    映画

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    2021年10月17日
  • デューン 砂の惑星〔新訳版〕 中

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    本日10/15より映画公開の「DUNE/デューン 砂の惑星」原作小説第二部。激動の第一部ラストから母親との逃亡劇、フレメンとの出会い、そして溶け込むまでの顛末。ニュータイプかよと思うほど覚醒しまくる主人公に草。父親からは公爵のポジションを受け継ぎ、母親からはベネ・ゲセリットから通じる認識力の拡大を得るなど、アニメにありそうなサラブレッド的俺TUEE系な展開。しかしお母さんもメッチャ強くてさらに草。フレメンの厳しくも独特な文化との触れ合い、少しずつ明らかになっていく香料と蟲の秘密。憎たらしさを増していく男爵側の連中や、予定調和的に現れた恋人などが物語を盛り上げる。時間移動こそしないが、昨今のタイ

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    2021年10月16日