フランクハーバートのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ『Dune』はいつか読まなくては、と思いながら、なんとなく読みづらそうなイメージがあり読んでいなかった。
今回ドゥニ・ヴィルヌーヴにより再度映画化されたのを機に、また(おそらくそのために)新訳が出たのでようやく手にとった。
いわゆるソフトSFにカテゴライズされる作品で、ハード好きな私の好みからはややずれるのだが、それはそれ。
ところでサイエンス・ファンタジーとソフトSFの境界線って難しい。感覚的なものだけど、『第五の季節』はファンタジー、これはSF。自分でも何故かは理屈で説明できない。
Wikipediaにも「境界線は明確ではなく慣習的なもの」という記載があるのでそういうことなんだろうけれ -
Posted by ブクログ
古典SF 王になります。
ヒューゴー賞、ネビュラ賞、そしてSFのオールタイムベストでも何度も1位を取り、スターウォーズやラピュタの参考にもされたという、SFの古典。
ちょっと古いこともあり、そんな読みやすい訳では無い。が,話は王道、虐げられた王子が復讐を果たすまでの物語なので、サクサク読める。それでいてSFらしく、専門用語がバンバン出て、今とは全く異なる環境・歴史なのに、全く解説されない。それが特別感を演出し、人を惹きつけるのかなーと思う。タイトルの砂で覆われた惑星や、そこで生きるための術等、設定が練られているのも痺れる。描写はそんなに無いんけれど、登場人物も結構魅力的。 -
Posted by ブクログ
年末年始になると、番組表ぶち抜きの「大河ドラマ」が目に付きますよね(最近減ったかな)。
もちろんテレビ局の「大人の事情」もあるだろうけど、きっと変わり映えしない一年の締めくくりにはスケールの大きな物語で視聴者の心を「リセット」して、来る年への希望を目覚めさせるのでは……なんてね。
ならば、この物語は絶好のリセット「ドラマ」です。
新人類としての力を持った主人公が、虐げられてきた種族が持つ救世主への願望を背景に、砂漠の惑星アラキスを舞台に戦いを繰り広げ、新しい時代へ扉を開こうとする。
宗教、政治、権力、武力、愛情、などなど幾重にも織り込まれる登場人物たちの思惑が、壮大なスケールを背景に爆発 -
Posted by ブクログ
フランク・ハーバートによるSF大河。今年(2021年)に監督:ドゥニ・ヴィルヌーヴ、主演:ティモシー・シャラメによる、最新の映画化作品が公開されて話題となっているので、この機会に手に取ってみることに。(なお、本書は上中下全3巻の大長編作品となっている。)
砂漠に覆われた惑星アラキス。そこは、体内から排出される水分をも再利用する必要がある程の過酷な環境である一方、莫大な富を生み出す、メラジンと呼ばれる抗老化作用をもたらす香料の唯一の産地であった。
そんな惑星アラキスを、皇帝の勅命により、宿敵・ハルコンネン男爵家に代わって支配することとなったアトレイデス公爵家。表面上は皇帝の公認の下で、宿敵から -
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【伝説とはいかにして生まれるか】
三部作を通じて独特のSFと宗教が入り交じった世界が作品いっぱいに広がる。
主人公ポールがいかにして砂の惑星から人々の信仰対象になって銀河を牛耳っていくのか。
作者の頭の中で考え出された緻密な世界が最初から最後までいっぱい。
設定を考え活かすのにどれだけの歳月を費やしたのだろうか。
映画化され有名になった本作。私も映画から入った。
映画では大筋を捉えているが細かいところまで説明しているとキリがない。いい感じに映像とセリフだけで本作を表現している。
土地名や惑星名、役職や原理などは下巻に載っているので全てを掌握しながらお話を読むのであれば2周することをオススメした