田内学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
主人公の優斗(中学生)と投資銀行員の七海が、謎の大富豪「ボス」の屋敷を訪れ、お金についての講義を受けて、経済の仕組み、人々のつながりについて理解を深めていく物語。
自分にとって、お金についての価値観が大きく変わった本でした。
●学びの内容
お金は、人の手から人の手に、水の様に流れて循環していく。お金そのものに価値はないが、人の労働価値の対価としてお金は流れ、人のために大きな価値を提供するところへたくさん流れていく。税金は、その水が蒸発する様な物。蒸発した水は雲となり雨となって公共投資となって国民に振り注いで循環する。
お金を使う事、投資をすることは、未来への投票行動となる。自分1人の購買行動だ -
Posted by ブクログ
ネタバレ「老後の不安」は、個人の資産形成で解決する問題ではなく、人口構造という国全体で取り組むべき問題だった。それがいつしか、「個人のお金の不安」にすり替えられてしまった。
少子化や人手不足への対応は後回しにされ、「資産運用で安心を手に入れよう」というメッセージばかりが社会をおおう。そして、いつの間にか「お金さえ貯めれば老後は安心」という価値観が定着した。
こうした風潮が、「お金を稼ぐ人が偉い」という空気を強め、問題解決を遠ざけている。
だから僕は、「お金の不安」という言葉に強い幻想を感じるのだ。
「幻想だから、お金を貯めなくていい」と言いたいのではない。
そうではなく、「お金さえあれば大丈夫」という -
Posted by ブクログ
過去の著者の本を読んでたので予備知識があったからか、すらすら読めました。
最新刊だけあって、最近の社会の状況も踏まえたうえでの言及でとてもためになりました。
過去本からの蓄積でどんどん自分の中での価値観やイメージが固まりつつあります。
こういう本は何回も読んで身になっていくもんだと思うので、今後もこの作者の本を読み進めていきたいです。
2040年問題(労働人口不足)、技術発展にはらむ守りの姿勢の強さなど、日常業務においても世代間の意識の違いや壁を感じてるので、問題提起されていて嬉しかったです。
私自身が感じたのは、たとえば、スマホアプリ化によってついていけない老人たちを、包摂していけない世の中