田内学のレビュー一覧
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ネタバレ「なぜ働かなければならないのか?」
「お金とは何なのか?」
そんな素朴な疑問に対して、これほどわかりやすく、かつ論理的に答えてくれる本があったでしょうか。
この本の素晴らしいところは、難しい経済用語を並べるのではなく、中学生の主人公と一緒に「謎解き」をしていく点です。複雑な問題を分解して、誰もがわかる形にしてくれています。
特に印象的だったのは、「お金の向こうには必ず人がいる」という視点。
私が今日買ったコーヒーも、誰かの労働の結晶なのだと気づいたとき、冷徹だと思っていた経済活動に体温を感じることができました。
著者の田内学さんは、物理学専攻から金融の世界に入った方ですが、まさに理系的な -
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不安は、他人のモノサシから生まれる安心は、自分のモノサシから始まる
「大事なのは、相手をよく観察することです」
やはりポイントは「観察力」だった。相手の気持ちや悩みにそっと気づき、小さな気遣いを積み重ねる。
彼自身が自然に周囲を愛し続けてきたからこそ、周りからの信頼や応援を引き寄せていたのだと思う。
・愛:人を強く動かすが、簡単には手に入らない。
・お金:努力次第で増やせるが、それ自体を目標にすると仲間を作りにくい。
・仲間:愛情や思いやり、あるいは共感、利己心を軸に増やすことができる。
お金が必要なのは当然だが、お金だけを追いかける生き方は孤立を招く。 -
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田内学さんの本は3冊目。
何か大切な事を言っているのかな、わかったような、わからないようなモヤモヤした感じは今回も同じ。もっとシンプルに書けばわかりやすいのになと。わざとかな?
幾つかの視点は、興味深く、勉強になった。
1、モノ経済からカネ経済への移行。このカネ経済が不安の根本原因。手触りのある具体的な世界から、数学的で抽象的な世界線の拡大。抽象化するほど価値が見えなくなって、シンプルに計量化される価格に踊らされやすくなる。価値と価格。大切なのは価値であり、その基準を持てるか否か。価値と価格は、とても大切な考え方。ミスターマーケットは常に精神不安定なので付き合うとこちらが疲れる。自分の価値 -
購入済み
お金は手段であって、目的ではないということ。
書かれている内容はなるほどその通りだな
と思わされるもので、
お金に対する見方が広がりました。
なかなか理想は遠いけど、
自分にできることをやるしかないか。 -
Posted by ブクログ
・お金は「労働の貸し」。その労働の貸しがあるから、いざというときに借りを作れる。
・お金の総量は変わらない。偏っているだけ。その取り合いをするか、外(外国)から取ってくるか。
・これらは、当たり前のことといえば当たり前。でも、このテキストでは表現できない「目からうろこ」の含蓄がある。
・日本中の人が紙幣を使い始めるようになったのは、どうしてか。→その紙幣で税金を払わないといけないから。
・ジャイアンのリサイタルのチケットが完売するのはなぜか。→リサイタルに行かないと殴られるから。
・社会全体のお金を増やすにはどうすればいいか。→基本的には増やすことはできない。社会内部で労働の貸し借りをやって -
Posted by ブクログ
3.11のとき、トイレットペーパーがとても品薄になった。東北の工場が震災で被害を受けたのだ。足りなくなることはないというアナウンスを政府は出したが、人々は不安に駆られて買い占めに走った。残念なことに、僕の友人たち──良識があると僕が思っていた人たち──の中にも、買い占めに走った人が少なくなかった。まもなく店頭からトイレットペーパーが消えた。
お金でも同じことが起きている。少し頭を働かせれば、僕たちは一人では何もできないのに、つまり自分だけが助かってもしょうがないのに、自分さえよければと思ってしまう。どうすればみんなが冷静になれるのか。
先日SNSでこんな書き込みを見た。看護師の給与が低くて大