田内学のレビュー一覧
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購入済み
お金の勉強する為の本だけでない
お金持ちからの一方的な話では無く読みやすいストーリーだった
自分は普通の会社員だ。
「働く」のは誰のためか改めて考えた。
更にそのお金を稼ぐのは誰のためか、何のためか
いつものように同じ時間に出勤していつも同じような仕事をする。
色々考えさせられた
本誌では主に3人の登場人物
3人で会話しており、3人分の視点があり分かりやすかった。
自分はお金の知識が全く無かったが読み終えた。
結局、君のお金は何のためかと問いかけられたらその結論にたどり着くと思う。
でも、この本を読んでからだと言葉の奥の気持ちの深さが違うと思う。
自分もいつかかっこいいお金持ちになりたい。
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「なぜ働かなければならないのか?」
「お金とは何なのか?」
そんな素朴な疑問に対して、これほどわかりやすく、かつ論理的に答えてくれる本があったでしょうか。
この本の素晴らしいところは、難しい経済用語を並べるのではなく、中学生の主人公と一緒に「謎解き」をしていく点です。複雑な問題を分解して、誰もがわかる形にしてくれています。
特に印象的だったのは、「お金の向こうには必ず人がいる」という視点。
私が今日買ったコーヒーも、誰かの労働の結晶なのだと気づいたとき、冷徹だと思っていた経済活動に体温を感じることができました。
著者の田内学さんは、物理学専攻から金融の世界に入った方ですが、まさに理系的な -
Posted by ブクログ
ボスから七海と優斗にお金の話をする物語。
会社とは自分がしたいことを仕事にするために作るものと思っていたが、社会のために作るものでそれによって暮らしが等しく便利になるほどその会社が大きくなっていく。そして投資とは未来への提案。
お金は増えない、お金は移動しているだけという話や国債の話も初めて聞く内容で納得できた。
最後は「ぼくたちの範囲を広げなさい」というボスからの伝言。自分自分となるとまわりと争いがおきてしまうけど、ぼくたちの範囲が広がっていったら、そう考える人が増えたらどんなに暮らしやすい世界になるだろうと思った。社会のために働きたいと思った。
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Posted by ブクログ
不安は、他人のモノサシから生まれる安心は、自分のモノサシから始まる
「大事なのは、相手をよく観察することです」
やはりポイントは「観察力」だった。相手の気持ちや悩みにそっと気づき、小さな気遣いを積み重ねる。
彼自身が自然に周囲を愛し続けてきたからこそ、周りからの信頼や応援を引き寄せていたのだと思う。
・愛:人を強く動かすが、簡単には手に入らない。
・お金:努力次第で増やせるが、それ自体を目標にすると仲間を作りにくい。
・仲間:愛情や思いやり、あるいは共感、利己心を軸に増やすことができる。
お金が必要なのは当然だが、お金だけを追いかける生き方は孤立を招く。 -
Posted by ブクログ
田内学さんの本は3冊目。
何か大切な事を言っているのかな、わかったような、わからないようなモヤモヤした感じは今回も同じ。もっとシンプルに書けばわかりやすいのになと。わざとかな?
幾つかの視点は、興味深く、勉強になった。
1、モノ経済からカネ経済への移行。このカネ経済が不安の根本原因。手触りのある具体的な世界から、数学的で抽象的な世界線の拡大。抽象化するほど価値が見えなくなって、シンプルに計量化される価格に踊らされやすくなる。価値と価格。大切なのは価値であり、その基準を持てるか否か。価値と価格は、とても大切な考え方。ミスターマーケットは常に精神不安定なので付き合うとこちらが疲れる。自分の価値 -
Posted by ブクログ
全ての人に読んでもらいたい一冊。
老後2000万円問題に代表されるお金への不安について、本当に対処すべきは人口構造の問題である。いくらお金を持っていてもどうしようもない未来がすぐそこまで迫ってきている。そんな中ですべきは、自分の分のお金をなんとか奪うことではなく、皆で協力して仕事の効率化への挑戦を支援すること。
日本もう手遅れなんじゃないかという絶望感が強い点や、個人でやれることがあまりに小さくて星マイナス1つとしたが、本当に全ての人がこの危機感を共有できれば、そして新首相にはそれを期待できるのではないかという思いもある。
自宅の雨漏りを一人で直すのではなく、堤防の決壊を皆で食い止めなければな -
Posted by ブクログ
お金の本質系で思い出されるのはロバート・キヨサキ「金持ち父さん、貧乏父さん」である。本書との違いはお金への立場の違い。
「金持ち父さん・・」はお金に囚われるなというメッセージ。お金のために働くのでなくお金を働かせるというのに主眼を置く。投資系の話に続くが、お金への信頼度は揺るがない。
一方本書はお金価値を疑う。その裏に隠されている生産物に価値があるのであってお金自体には価値はないという切り口。さらには、お金から解き放たれた社会的なつながりに目を向けて、未来という統一的な価値観を共有しみんなで高めていこうというメッセージ。
どちらも大切な教えである。となると、互いのエッセンスを取り入れたハ