田内学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小説と実用本の中庸という感じ。中学生の主人公が、ひょんなことで「ボス」とよばれる財界人風のご隠居と出会い、お金や経済の仕組みを知っていく。これまでにもお金系の実用本はいくつか読んでいるが、そのどれとも違った考え方が書かれていて、興味深い。正直、序盤は「この小説形式、ちょっとかったるいな…」と思っていたが、読み進めるうちにジワジワ良くなる。この本が教えてくれる諸々は、かなり為になるし、為になるというか「お金を稼ぐ」「お金を使う」「働く」ということの考え方の根本が揺さぶられる。お金についての実用本でありながら、生き方や価値観の面でのメッセージ性に富んでいて、とても良い本だった!
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Posted by ブクログ
お金は誰かに働いてもらうためのチケット
(お金自体に価値はない)=働く人がいなければ
働くとは誰かの役に立つこと
私たち一人一人のお金の使い方で将来が決まる
格差のない豊かな生活を提供する人が結果的に金持ちになる(ネットフリックスやUNIQLOなど)
お金は政府、企業、個人を循環しているだけで、全体のお金の量(120兆円)は変わらない
=みんな貯めれば、それはお金の奪い合いになっている
集めた税金を政府が使うことで、格差がなくなりお金が循環きている(生活インフラ)
『私』から『私たちへ』と視点を広げることで、より豊かな社会を築けていける -
Posted by ブクログ
過去の著者の本を読んでたので予備知識があったからか、すらすら読めました。
最新刊だけあって、最近の社会の状況も踏まえたうえでの言及でとてもためになりました。
過去本からの蓄積でどんどん自分の中での価値観やイメージが固まりつつあります。
こういう本は何回も読んで身になっていくもんだと思うので、今後もこの作者の本を読み進めていきたいです。
2040年問題(労働人口不足)、技術発展にはらむ守りの姿勢の強さなど、日常業務においても世代間の意識の違いや壁を感じてるので、問題提起されていて嬉しかったです。
私自身が感じたのは、たとえば、スマホアプリ化によってついていけない老人たちを、包摂していけない世の中 -
Posted by ブクログ
私自身が田内さんの書籍や発言を比較的沢山追って来ているつもりなので、前半の内容は割と既視感のあるものが多かった。
最終章が特に心に響いた。
現代社会で生きていくことに自信がなくなった時に最終章だけでも読み返したいと思った。
自分自身が3月に出産を控えており、なぜだかここ最近SNSには育児や出産の情報ばかり表示されるようになった。そんな中で「昔は産休育休なんてそんな制度はなかった。今の妊婦は甘いんだ」という意見を目にすることが多々あり、私は甘やかされてるダメな人間なんだ〜と思い詰めることもあった。
しかし最終章の有給休暇の話を読んで、国民の多くが必要と感じたから出来た制度であり、確かに一時的 -
Posted by ブクログ
「お金さえあれば困らない」という時代は終わった。老後のお金が不安…という悩みは、個人的な資産を増やすだけでは根本的には解決しないという指摘が、目からウロコ級だった。
たとえ老後のために2000万円を用意できたとしても、今抱える社会的な問題が何も改善されていなかったら、そのお金で引き換えられるはずの安心や労働力はものすごい勢いで減る一方で、結局ひと握りのお金持ちしか恩恵を受けられない。
引用:
お金が価値を持つためには、「働いてくれる誰か」が必要だという事実だ。
政府の子育て支援とか、これまでは自分に関係ないと思っていたけれど、個人資産を増やすことばかり考えていると、結局いつまでも不安に付 -
購入済み
お金は手段であって、目的ではないということ。
書かれている内容はなるほどその通りだな
と思わされるもので、
お金に対する見方が広がりました。
なかなか理想は遠いけど、
自分にできることをやるしかないか。