田内学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
小説としても物語が読みやすく、面白い。
お金と社会の繋がりを学べた。
金銭的に余裕がある人は未来を変えたいと努力する人を支援する。それが未来を変えた結果お金が与えられる。
お金を稼ぐことが目的ではなく、結果的にお金が手に入る。そのように社会が循環して良くなっていく。
しかし、会社は儲からないなら人を減らすしかない。
これは人を切ると言うような切れ味のある意味ではなく、その人が有効に使える時間を無駄にしてはいけないと言う意味。
人々が助け合い、内側の仲間だと認識することで、お金で繋がらずとも社会は良くなる。
唯一理解できなかったのは、理不尽で客は神様だと言う人間を内側の仲間だと認識すること -
Posted by ブクログ
中盤までは良かったけど、最後の方は著者の希望のポエムになってしまい、そこは読み飛ばした。
お金の不安はこれを読んだところで結局はなくならないし、個人で今の資本主義社会を変える事はできない。
しかし、お金をたくさん持ってるから裕福だ、幸せだという価値観は、見方を変えればそうではないということの考え方については、背中を押してくれる内容だった。
結局はお金に振り回されないようにしようということになるのかな。
不安というのは幻想じゃなく現実ですね。
幻想とは思えなかった。
誰かに何かにやることを肩代わりしてもらうことで、自分の時間の余白を増やしてきた。誰だって豊かに楽して暮らしたい。できれ -
Posted by ブクログ
ネタバレ私は正直「お金」が苦手です。
25歳になったけれど気づいたら使いすぎてしまうし、NISAも投資も保険もよくわからないし、でもお金がないと生きていけないということだけはわかっている。どうしたらお金を適切に扱えるのかわからないもどかしさ。日常を生きることに精一杯で、何をどう勉強したらいいのかもわからない。
けれど本作を読んだら何かきっかけが掴める気がしました。1度読んだだけでは、完璧ではない。けれど何かが芽生えそうな気持ちです。
読み終わって私が気になったのは、世界にあるお金は減ることも増えることもない。
ということはもし貯金という概念がなかったら、どうなのか?
お金を貯めずに、何かに使う。
高 -
Posted by ブクログ
「きみのお金は誰のため」同様、お金だけでは
価値がないと再認識させてくれる内容。
働いてくれる人がいて、商品やサービスがあってこそ、のお金、価値があるのだと。
労働力不足に直面している今、お金を稼ぐことの意味、方法を改めてみんなが考えなければと思った。
株で資産がものすごい増えて、それをXなどで発信してる人のことをとても羨ましいなと思う反面、私だったらもしそうなれたとしても、絶対に働き続けるなと思いながら見ている。私は日々小さなことであったとしても、人や社会に役立てることで精神が満たされたり幸せを感じるから。
でも株などで資産が増えることで、精神的にずいぶん余裕を持って仕事もできるんだろうな -
Posted by ブクログ
私たちの日常生活においても、お金を節約するだけでなく、「人手を節約する」という意識が求められている。
宅配便の再配達を減らせば、街を走る配達員の負担が軽くなる。その小さな気遣いが積み重なれば、節約できた労力を他の大切な仕事に振り向けることができる。
「お米一粒でも残したら、もったいない」
この昔ながらの教えには、作り手への敬意と感謝が込められている。それは、モノやヒトが制約だった時代の記憶だ。
私たちがお金に縛られてきたのは、心が貧しくなったからではない。長いあいだ、「お金が制約だった時代」を生きてきたからだ。
その時代は今、終わりを告げようとしている。
これから私たちが大切にするべきなのは -
Posted by ブクログ
―お金の多さ=自分の価値としてる人に向けた一冊。お金について勉強・知識として少ない人に向けた内容が多くて,学生の時に読んでいたらお金についての固定観念が崩れる助力してくれる。
確かに企業目線にしたら金稼ぎを主目的にするとその企業にお金が集まることが次第に減ってしまうのはあると思います。社会との共存を目的としている企業に対してこそ投資という名のお金が集まります。そして更に多くの人や媒体を対象として繋がりが拡大していく好循環が続いていく…何処までを現実論として捉え理想論として追うのか問題が発生しますが,そのバランスを自分の中で舵取りする力が必要なのかな -
Posted by ブクログ
お金が動く時はどんなときか、どんなときであるべきか、を教えてくれた。
自分たちが幸せと感じるのはどんなときか。美味しい朝ごはんを食べたときや応援しているチームが勝ったとき、感動する映画に出会ったときなど、人様々。高いモノを買うだけでは別に幸せにはならない。
じゃあその幸せは誰が生み出してくれているか、というと働く人。その働く人たちにお金が渡ってほしいし、そうあるべきだと思う。
効用、すなわち自分たちがどうしたら幸せになれるか、を考えて労働を見つめ直す必要がありそう。自分が行なっている労働は、誰かの効用を高める行為か。効用を高めると、お金がもらえ、将来誰かに働いてもらう約束が得られる。
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