田内学のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
よい本でした。読みやすく、田内学さんの思いが伝わってきました。
「お金の不安という幻想」という題名だけを見ると、「私の不安は幻想なの?」とも感じましたが、読み進めると、大切なことは「お金」でなく、「他への愛」だと感じました。
いつの間にか、お金さえあれば、不安は解消されるとの認識が社会を覆うようになりましたが、原始から人は他への愛ゆえに物事やサービスを作っているのであり、他への愛の効率的な交換手段がお金なのですね。
互いに助け合うことが、物やサービスを作る動機になっていたのでしょう。
交換手段としてのお金が発明され、てから、利己を満たすため、大量の物やサービスが作られるようになり、利己のバランスが「神の見えざる手」となり、物やサービスが多くの人にゆき渡るようになりました。
そのことはとてもすばらしいことなのですが、お金万能との考え方が広がる要因にもなったと思います。
これからの人口減少社会を迎え、人手不足で供給不足になると、大切な物やサービスが人々にゆき渡らなくなる。
この危機を乗り越えるため、利己のためでなく、他への愛ゆえ物やサービスを作ることを思い出す必要があると思いました。
よい本でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレボスが学生の主人公と社会人の女性に向かって、お金と社会の仕組みについて、小説形式で語る本でとても読みやすかった。
お金を稼ぎたいと思いつつ具体的にどう稼ぐかに迷っていたため手に取った。
お金を個人がどう扱うか、ではなく、社会のなかでのお金の価値や流れ、考え方について例え話も含めて書かれていてとてもわかりやすかった。
働くということはお金を稼ぐことではなく誰かの役に立つこと、内側ではお金は増え続けるものではなく社会全体で見たらどこかに流れているのだと思った。
「金は天下の回りもの」という考えと同じだと思った。
お金自体に価値はない、とわかるようで分かりきっていなかったが、具体例が身近でわかりやすかった。 -
Posted by ブクログ
日本のために、日本国民のためにわたしたちは何ができるのかと問いかけてくる本。
日本を巡るお金の仕組みを労働との関係性から着目して解き明かす。
労働とは誰が働いて、誰が幸せになるのかという現象だ。
お金の値段、お金の量、お金が今どこにあるのかばかり注目しがちな現代で、お金という空洞の周りを視るドーナツみたいな本書。
個人的には、新聞やネット、テレビの情報を自分なりに噛み砕くために必要な知識がつまっていると感じる。
投資を始める前にも読んでほしい本。
働き盛りの社会人にも読んでほしい。
わたしたちがあつかう、お金のちからは交渉力と伝達力。
目の前の人間にお金を支払うとき、目の前の人間からお金をいただくとき、労働を介してお互いのまなざしが、交差することを重く思い出させてくれる本だと思う。
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Posted by ブクログ
お金の仕組みを通して、社会や人とのつながりを考え直す一冊。お金を単なる数字や資産としてではなく、その背後にある人の営みや社会の仕組みという視点から説明している。
本書で印象的だったのは、お金とは本来、人と人との協力関係を円滑にするための道具だという考え方である。私たちは日常的にお金を使って生活しているが、その裏側には必ず誰かの労働や価値の提供がある。お金だけを見るのではなく、その向こう側にいる人の存在を意識することで、経済の見え方は大きく変わるという視点が示されていた。
また、お金を「貯める」「増やす」といった個人の視点だけでなく、社会全体の中でどのように循環しているのかを考えることの重要性も語られている。経済は単なる数字の集まりではなく、人々の協力によって成り立つ社会的な仕組みなのだという点が印象に残った。
お金の仕組みを改めて考えることで、社会や人とのつながりについても考えさせられる一冊だった。 -
Posted by ブクログ
「きみのお金は誰のため」がよかったので、コチラの本も読んでみた。
本書はもう少し掘り下げて書かれていて、著者さんの考え方をより理解できた。
お金を増やすことを目的にするのではなく、誰かを幸せにすることを目的にする。
主役はお金ではなく、人。
単なる道徳論ではなく、経済論としてきっちり解説してくれているので、腑に落ちた。
お金との関わり方は人生に大きな影響を与えるもの。
この本を読むと、人生も変わると思う。
人ありきの経済論は、借金大国日本がなぜ破綻しないのか?を突き詰めてたどり着いたというのも、なるほどな~。
世界中の人に読んでもらいたい本。 -
購入済み
お金の勉強する為の本だけでない
お金持ちからの一方的な話では無く読みやすいストーリーだった
自分は普通の会社員だ。
「働く」のは誰のためか改めて考えた。
更にそのお金を稼ぐのは誰のためか、何のためか
いつものように同じ時間に出勤していつも同じような仕事をする。
色々考えさせられた
本誌では主に3人の登場人物
3人で会話しており、3人分の視点があり分かりやすかった。
自分はお金の知識が全く無かったが読み終えた。
結局、君のお金は何のためかと問いかけられたらその結論にたどり着くと思う。
でも、この本を読んでからだと言葉の奥の気持ちの深さが違うと思う。
自分もいつかかっこいいお金持ちになりたい。