田内学のレビュー一覧
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私はこの本を読む前まで、紙幣のコピーがダメな理由は、そのコピーした分の紙幣が市場に出回ることで、物を売る人たちはそれにら合わせて物の値段を上げることで、お金を持つ人たちのお金の価値が下がるからだと思っていた。どうやら違ったようで、お金自体には価値はないが、納税は円で行う必要があり、それをコピーで賄うと、全員がそれを行うことになるが、紙幣とは労働の交換券なので、誰も働かなくなる。自分で全て頑張る必要があるからコピーがダメ、ということだ。
知っていたつもりのお金の知識が全然違うことを知り、とても驚いた。効用と費用の考えはこれから大事にしていきたい。私は何に価値を感じるのか。でないと、テキトーに当てられた数字に価値を感じるようになる。
国の借金の話と株式投資の話も面白かった。自分が思っている株式投資は案外投機のようである。経済効果、という言葉が出たら「それ本当に自分たちの役に立ってる?」と疑っていきたい -
Posted by ブクログ
今までのお金に関する常識、考え方を見直すきっかけとなる本だと思う。人、物、金のリソースに対して、これまの制約は金であった。だからお金に価値を置く考えが定着している。ただ今後、少子化が進み、人が制約になった時どうなるのか。金だけで解決しようとすると、椅子取りゲームで上位者だけが勝てるゲーム。だけど、そんな上位に資産を最初に持っていない人が、確実でない投資だけで立ち向かうのは。。。勉強しスキルを身につけ、労働価値を上げて、社会の一員として貢献していく。また自分の不安を共有しながら、ともにより良い方向性を一緒に作って行く。そんな当たり前のことが今後、より重要。私は退職後は左団扇で暮らしたい(笑)と思っていたが、この社会問題に対して自分ができる仕事をやって行くことも、今後の社会への貢献+経済的な対応に必須で覚悟を決めようと思った。
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Posted by ブクログ
この本は、もの凄く勉強になった。
作者の田内学さんは、ゴールドマン・サックス証券株式会社の金融トレーダーという経歴を持つ人物。
本当に聡明な方ほど、驕り高ぶりがなく、丁寧で分かりやすく、ストレートに心に響く本を書かれるのだろう。その見本のような実用書だった。
ただ漠然と、誰もが感じているであろうお金の不安。
なぜ、不安に感じるのか?
なにが、そうさせるのか?
どうすれば、不安がなくなるのか?
どうしたら、未来に希望がもてるのか?
これは、今を生きる日本人みんなに読んで欲しい。
2040年、未来の日本がどうなるか分かりますか?
まだ先じゃない。
もうすぐそこまで、現実に迫っている。
想像できていない方は、絶対読んだ方がいい!
私は早速、夫にオススメしてしまった。
情報に流されるのではなく、まずは誰もが、今生きるこの時代を知ることから始める必要があると思った。
目先の投資に走るのではなく、自分に出来ること、やるべきことをしっかり考え実行しながら、この先生きていこうと感じた。
以下、いくつか印象的だったフレーズ
・企業の思惑を知っていれば、不安を煽る情報に出くわしても冷静でいられる。
これは投資に限った話ではなく、教育、美容、健康などあらゆる消費行動に共通する。
結局のところ、大切なのは、自分自身の価値基準をしっかり持つことだ。
・不安は、他人のモノサシから生まれる。
安心は、自分のモノサシから始まる。
・私たちが直面しているのは、お金だけでは解決できない現実だ。
それなのに、GDPや株価といったお金の話ばかりが経済の中心で語られる。
少子化や人手不足といった現実的な危機が置き去りにされている。
・今、本当に考えるべきなのは、「どうすれば自分を守れるか」ではなく、「どんな未来を一緒に目指したいか」ではないだろうか。
・「お金の不安」だけに焦点を当てる限り、不安や目的を共有するのは難しい。それぞれが自分の取り分を求めるほど、分断は深まっていく。
だからこそ、その背後にある人手不足という課題に視線を向けたい。
人口構造はすぐには変えられないが、小さな協力の積み重ねで効率化は進む。人手不足は乗り越えられるかもしれない。
そして守るべきは、変化に取り残される人だ。孤立し頼れるものがなくなれば、過去の仕組みや古い常識にすがるしかなくなってしまう。
それぞれが抱える不安を共有できれば、そこには希望が生まれる。
・消費者として、働く人の負担を少しでも減らそうとする。
働き手として、職場で若手の挑戦を支える声を上げる。
有権者として、目先の利益だけでなく次世代を考えた政策を支持する。
保護者として、子どもが将来に希望を持てるように耳を傾ける。
地域の一員として、小さな交流やイベントに参加する。
そして、挑戦する人と同じくらい、支える人の存在も欠かせない。
ただ静かに応援するだけでもいい。出る杭を打たないだけでも、未来は変わる。
大切なのは、「変えられる」と信じる勇気だ。
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Posted by ブクログ
ネタバレお金儲け、ではなくお金自体の話だ。
理屈の説明のために、無理やり物語にしているのではなく、ストーリーも読み応えがあり楽しく感じた。
お金という道具の奴隷にならない考え方
お金が問題を解決しているのではなく、受け取った人がその問題を解決してくれる。
お金の力は、選ぶ力。
一人一人のお金の使い方が社会を形づくっている。
お金は奪い合うのではなく、
共有するもの。
世界は贈与でできている。
働く女性、と表現するときに、
仕事ではなく家事や育児に専念する専業主婦のことは含まれない。
家族のために体を動かして働いているのに。
働く→お金を稼ぐ
という考えになっているのも、お金の奴隷になっている証拠だと思う。
働くこと、誰かのためになる行為そのもの
誰かが抱えている問題を解決すること。
それが働くこと。
社会の手触りを感じながら、
ぼくたち。の範囲を広げていくこと。
お金の奴隷にならず、孤独にならずに生きていくためにこう考えられるようになりたい。
この本を読み終わると、心地よい社会の一員でありたいと思う健やかな気持ちが湧いてくる。
愛のエネルギー家事や、
ダイウィズゼロを思い起こす。
お金を溜め込む事が幸せではない。
人に感謝をしたり、つながりのきっかけになったり、未来の社会が良くなるように、と願いながら使うことを身につけたい。 -
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効率化して人の負担が軽くなるほど社会は良くなると断言されているのが良かった。お金は大事という話にとどまらず、なぜ個人に責任が押し付けられているのか、お金が本当に大事なのか?を丁寧に書いてあって良かった。なぜ大人が本気になれないのか。本当にその通りだと思う。しがらみや習慣を破らなければ新しい事はできないのに、新しい意見を出す若者は常識を知らないと大人から常に批判されてしまう。カチコチに固まったチャレンジが許されないこの社会を破る手立ては何かあるのだろうか。個人にできる事は少ないが少なくとも若い世代が生きやすい社会にしたいと思えた。易しい言葉で色々考えさせられる良い本だった。常識は変わるのだ、ということを常に忘れずに生きていきたい
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Posted by ブクログ
お金の不安を解消できる本と思い、本書を購入。
結論は社会全体や自身の行動を見直すきっかけとなる啓蒙活動の本であった。
お金そのものの不安を解消することが目的ではない。お金やその他の不安を抱えたままどう乗り越えればよいのかを教えてくれて、何度も読み返したい1冊であった。
・本では大きく4つのステップで話が進む
【情報を整理し、旅の支度をして、困難を直視し、仲間と協力する。】
本を読んでみて作者の原体験からこの本が書かれていることが良く伝わりました。そして、作者は危機感を感じており、その危機感を共有して共に動いてくれる人々を増やしているのだと感じました。今の時点では自分の行動が社会を大きく変えるとは思わないが、自分が行動することで少しずつ自分や自分の周りに影響を与えることができ、その結果としてどんどん大きな社会影響を与えることができると思えた。そのため、まずは自分の身の回りを良くしていく意識で物事に取り組もうと思えた。社会を知ることで、自分にとってより良い選択を取れると思えた。
またヒトの心理のようなところまで深掘りして社会課題を読み取っており、面白かった。作者は様々な角度から物事を観察している、考えていると思わされました。私もそのような人物になりたい。
■今回の本で響いている言葉
・資本はヒト・モノ・カネ。今はヒトという資本が不足し始めている
・仕事の重要性と年収が必ずしも一致しないという構造的な歪み -
Posted by ブクログ
お金はただの通貨
自分のやりたいことをやってもらうために使う道具
お金は増えるのではなく、どこかに流れている
目的を共有して未来や社会に役に立つ投資をすること
僕らの範囲を広げると、お金を使うことが嬉しくなる
国の借金は海外からの輸入が大きくなった証拠。海外から欲しがられるようにならないといけない。
基本は贈与で社会は成り立っている。
社会人生活が長くなり、仕事の意味をお金以外で見いだせなくなってきて、より良い年収、福利厚生、社会的地位を目指さないとという焦燥感に駆られていたが、これこそがお金の奴隷。本来の目的をよく考え、社会の役に立つために働き、未来に投資する。今後はそんな生き方をしていきたいと思った。
ある政治家が、日本の若い優秀な人たちがいい会社に勤めてお金を稼ぐのではなく、自分の生まれ育った国や街に貢献してくれるような社会になればいいと言っていたが、まさにこのことだと思った。
外資系企業の参入により、競争が激化し、製品サービスも、採用も難化している。なにかを買うときに僕らを意識するだけでも変えられる未来があるのではと思った。もちろん、それは海外、日本のくクリだけではなく。