田内学のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
ネタバレお金儲け、ではなくお金自体の話だ。
理屈の説明のために、無理やり物語にしているのではなく、ストーリーも読み応えがあり楽しく感じた。
お金という道具の奴隷にならない考え方
お金が問題を解決しているのではなく、受け取った人がその問題を解決してくれる。
お金の力は、選ぶ力。
一人一人のお金の使い方が社会を形づくっている。
お金は奪い合うのではなく、
共有するもの。
世界は贈与でできている。
働く女性、と表現するときに、
仕事ではなく家事や育児に専念する専業主婦のことは含まれない。
家族のために体を動かして働いているのに。
働く→お金を稼ぐ
という考えになっているのも、お金の奴隷になっている証拠だと思う。
働くこと、誰かのためになる行為そのもの
誰かが抱えている問題を解決すること。
それが働くこと。
社会の手触りを感じながら、
ぼくたち。の範囲を広げていくこと。
お金の奴隷にならず、孤独にならずに生きていくためにこう考えられるようになりたい。
この本を読み終わると、心地よい社会の一員でありたいと思う健やかな気持ちが湧いてくる。
愛のエネルギー家事や、
ダイウィズゼロを思い起こす。
お金を溜め込む事が幸せではない。
人に感謝をしたり、つながりのきっかけになったり、未来の社会が良くなるように、と願いながら使うことを身につけたい。 -
Posted by ブクログ
効率化して人の負担が軽くなるほど社会は良くなると断言されているのが良かった。お金は大事という話にとどまらず、なぜ個人に責任が押し付けられているのか、お金が本当に大事なのか?を丁寧に書いてあって良かった。なぜ大人が本気になれないのか。本当にその通りだと思う。しがらみや習慣を破らなければ新しい事はできないのに、新しい意見を出す若者は常識を知らないと大人から常に批判されてしまう。カチコチに固まったチャレンジが許されないこの社会を破る手立ては何かあるのだろうか。個人にできる事は少ないが少なくとも若い世代が生きやすい社会にしたいと思えた。易しい言葉で色々考えさせられる良い本だった。常識は変わるのだ、ということを常に忘れずに生きていきたい
-
Posted by ブクログ
お金の不安を解消できる本と思い、本書を購入。
結論は社会全体や自身の行動を見直すきっかけとなる啓蒙活動の本であった。
お金そのものの不安を解消することが目的ではない。お金やその他の不安を抱えたままどう乗り越えればよいのかを教えてくれて、何度も読み返したい1冊であった。
・本では大きく4つのステップで話が進む
【情報を整理し、旅の支度をして、困難を直視し、仲間と協力する。】
本を読んでみて作者の原体験からこの本が書かれていることが良く伝わりました。そして、作者は危機感を感じており、その危機感を共有して共に動いてくれる人々を増やしているのだと感じました。今の時点では自分の行動が社会を大きく変えるとは思わないが、自分が行動することで少しずつ自分や自分の周りに影響を与えることができ、その結果としてどんどん大きな社会影響を与えることができると思えた。そのため、まずは自分の身の回りを良くしていく意識で物事に取り組もうと思えた。社会を知ることで、自分にとってより良い選択を取れると思えた。
またヒトの心理のようなところまで深掘りして社会課題を読み取っており、面白かった。作者は様々な角度から物事を観察している、考えていると思わされました。私もそのような人物になりたい。
■今回の本で響いている言葉
・資本はヒト・モノ・カネ。今はヒトという資本が不足し始めている
・仕事の重要性と年収が必ずしも一致しないという構造的な歪み -
Posted by ブクログ
お金はただの通貨
自分のやりたいことをやってもらうために使う道具
お金は増えるのではなく、どこかに流れている
目的を共有して未来や社会に役に立つ投資をすること
僕らの範囲を広げると、お金を使うことが嬉しくなる
国の借金は海外からの輸入が大きくなった証拠。海外から欲しがられるようにならないといけない。
基本は贈与で社会は成り立っている。
社会人生活が長くなり、仕事の意味をお金以外で見いだせなくなってきて、より良い年収、福利厚生、社会的地位を目指さないとという焦燥感に駆られていたが、これこそがお金の奴隷。本来の目的をよく考え、社会の役に立つために働き、未来に投資する。今後はそんな生き方をしていきたいと思った。
ある政治家が、日本の若い優秀な人たちがいい会社に勤めてお金を稼ぐのではなく、自分の生まれ育った国や街に貢献してくれるような社会になればいいと言っていたが、まさにこのことだと思った。
外資系企業の参入により、競争が激化し、製品サービスも、採用も難化している。なにかを買うときに僕らを意識するだけでも変えられる未来があるのではと思った。もちろん、それは海外、日本のくクリだけではなく。
-
Posted by ブクログ
よい本でした。読みやすく、田内学さんの思いが伝わってきました。
「お金の不安という幻想」という題名だけを見ると、「私の不安は幻想なの?」とも感じましたが、読み進めると、大切なことは「お金」でなく、「他への愛」だと感じました。
いつの間にか、お金さえあれば、不安は解消されるとの認識が社会を覆うようになりましたが、原始から人は他への愛ゆえに物事やサービスを作っているのであり、他への愛の効率的な交換手段がお金なのですね。
互いに助け合うことが、物やサービスを作る動機になっていたのでしょう。
交換手段としてのお金が発明され、てから、利己を満たすため、大量の物やサービスが作られるようになり、利己のバランスが「神の見えざる手」となり、物やサービスが多くの人にゆき渡るようになりました。
そのことはとてもすばらしいことなのですが、お金万能との考え方が広がる要因にもなったと思います。
これからの人口減少社会を迎え、人手不足で供給不足になると、大切な物やサービスが人々にゆき渡らなくなる。
この危機を乗り越えるため、利己のためでなく、他への愛ゆえ物やサービスを作ることを思い出す必要があると思いました。
よい本でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレボスが学生の主人公と社会人の女性に向かって、お金と社会の仕組みについて、小説形式で語る本でとても読みやすかった。
お金を稼ぎたいと思いつつ具体的にどう稼ぐかに迷っていたため手に取った。
お金を個人がどう扱うか、ではなく、社会のなかでのお金の価値や流れ、考え方について例え話も含めて書かれていてとてもわかりやすかった。
働くということはお金を稼ぐことではなく誰かの役に立つこと、内側ではお金は増え続けるものではなく社会全体で見たらどこかに流れているのだと思った。
「金は天下の回りもの」という考えと同じだと思った。
お金自体に価値はない、とわかるようで分かりきっていなかったが、具体例が身近でわかりやすかった。