安達哲のレビュー一覧
-
Posted by ブクログ
待ちに待った第3巻。2巻の発行からえらい時間が経っていて、3巻が出ていた事を知りませんでした。
取って付けた様な名前の姉「地主おねい」(幼児)とその弟の、かわいらしい日常とエキサイティングな日常が短いストーリーで描かれています。
巻を経るごとに、人間離れした特技が明らかになってきました。作者の思いつきでいろんなことをさせられて、その辻褄はとりあえずほったらかし・・・それがまたいいのですが。
ご姉弟の「ムッスー」とした表情、「ホッ」と一息付く表情、「フー」と威嚇する顔、など等全てがかわいらしい。
時々「おねいのあの顔見たいなー」と思い、何度も読み返します。 -
購入済み
壊れゆく世界と喪失の果て
狂気と現実が混ざり合い、夢と悪夢の境界が曖昧になっていく。
心の拠り所を求めながらも、すべてが崩れていく様子が残酷なまでにリアル。
衝撃的な展開の連続に息をのむが、ただの暴力や破滅ではなく、そこにあるのは確かに「青春」の終わり。
読み終えた後、言葉にできない感情が胸に残る。 -
購入済み
生と性、痛みの青春
少年の視点で綴られる、生々しくもどこか儚い青春の記録。
家族、恋、性、大人への憧れと絶望が、淡々とした日常の中で交錯する。
衝撃的な描写の中にあるリアルな感情が胸を締めつける。
出口のない閉塞感と、それでも進むしかない若さの衝動が痛いほど伝わってくる。 -
購入済み
バカ姉弟が好きで全巻集めていましたが、新刊が出ると知り即購入。
今回は、志津子さんが出てないのが寂しかったけど、変わらず可愛らしく賢い姉弟が見れて満足です。 -
ネタバレ 購入済み
読後感はよくない
素晴らしい作品だと思うけど
いろいろな感情がグルグルしてしまう内容
用務員のおじさんが、いわゆる子供の頃に目指した大人像というか、大人らしく人間らしく誠実でホッとしてしまった。
子供にそんなことしちゃいけないヨォ!
というセリフがなぜがズシンと心に届いた。本当にそうだと思ったし、この倒錯した漫画の世界にあって、ちゃんとした人が登場したことにとても安堵した。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【上巻感想の続き】
地上げ屋とヤクザがどうしたとか、その被害者が亡くなったとか、
なるほどバブル期に発表された作品なのだなぁ、なんて、
どうでもいい部分で頷いちゃったりして。
それにしても、純真な少年(←エロ妄想激しいけど)が一生懸命になればなるほど、
彼をいたぶるようにエスカレートするオヤジどもの悪逆っぷりには反吐が出るぜ。
しかし、壊滅的なバッドエンドだったら嫌だなぁ……と思っていたら、
ラストは意外にスッキリ。
個人的には、ゲージツ家ってのは、子供の頃、周囲から浮いていて辛かったとか、
物事を何かと深く考え詰めて自らを追い込んでしまうとか、
そういう苦しみを昇華させる
表示されていない作品があります
セーフサーチが「中・強」になっているため、一部の作品が表示されていません。お探しの作品がない場合は、セーフサーチをOFFに変更してください。