あさりよしとおのレビュー一覧
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ふらっと寄った本屋さんの新刊コーナーで発見
はじめは「なつのロケット」が再版になったのかなー
と思って通り過ぎようとしたらば、タイトルに「……団」と続いているのに気付いて二度見してしまった(笑)
今のわたしが宇宙(宇宙開発)のことが好きになったのは
あさりよしとおさんの「まんがサイエンス」がきっかけ
難解になりがちな宇宙の話を、まんがでざっくり噛みくだいて、ユーモアたっぷりに描かれていて理解しやすく
遥か遠いことのように思っていた宇宙のことが、なんだか身近なことのように親しみが持てる
そういうところが好き
「なつのロケット団」
ロケットはどうなるのか?
三浦は打ち上げを見れるのか?←
続報 -
Posted by ブクログ
ツイッターなどでナウシカのメーヴェを再現した人がいる…というのはなんとなく知っていて手に取った。読んでみて、ただの再現ということではなく、実際に飛ぶ飛行機をイチから作るということに込めた思いがよく理解できた。また、それがどれだけ大変だったかも。「飛行機」という具体的な機能のある機械が「アート」になるというのは、読む前にはあまりピンとこなかった。けれど、この飛行機作品に至る八谷さんの創作活動を原点まで遡って紹介してもらうことで、なぜ飛行機を作ったのか、メディア・アートというものでどこを目指しているのか、一端を知ることができた。何より、八谷さんが一つ一つ障害を超えながら夢を実現していくストーリーに
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Posted by ブクログ
「実録なつのロケット団」のサブタイトルのほうがピッタリ。
『なつのロケット』という、小学生がロケットを作って打ち上げる、というマンガがあり、それに触発されたオヤジがロケットを作って打ち上げる、というノンフィククション。
まだ、衛星軌道に乗っていないのと、徐々にオヤジ達の夢から若手を育成しつつの事業化にフェーズが移ってきているのが、書籍化のタイミングと、本書から感じる「不完全燃焼」的なコストパフォーマンスの由来だろうか。
元ネタともいえる小説『夏のロケット』との三部作で。ルーツは『オネアミスの翼』まで遡るのだろうか、それとも普遍的願望なのだろうか。 -
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著者はポストペットを生み出した人だと知り驚いた。
風の谷のナウシカで主人公が乗っていたメーベを実際に作ろうとここ見た10年の記録をまとめた本。
正直題名からは、もっと気軽に作ろうと言う感じを想像していたが、実際はもっと骨太でビジネス的な話としてとても興味深く読むことができた。
また、どんなプロも最初はアマチュアからスタートしているので、志で負けなければいいと言うのは自分の子供にも聞かせてあげたいと思った。
一つのプロジェクトとして全体を俯瞰して、メーベを作る方法を考えている点や、実際にパイロットを募集して合格者にハンググライダーの講習を受講させる箇所等は、ビジネスで成功するには色々考えて落 -
Posted by ブクログ
誰もが、一度は夢に見、想像したことがあるでそぅ。
『風の谷のナウシカ』に出てくるメーヴェに乗って、
ナウシカのよぅに、空を自由に飛んでみたぃな~と。
本作品は…、そんな夢に向かって、本気で取り組み、
本当にメーヴェを作って、空を飛んでみよぅといぅ、
オープンスカイ・プロジェクトの10年間の軌跡です。
単純に…、このよぅな取り組みって、大好きです。
公的機関や大学のプロジェクトじゃない点もよぃ。
(ちなみに…、ジブリ公式プロジェクトでもなぃ)
プロジェクトの企画から初テストフライトまでの、
大きな一区切りまでの足跡が語られておりますが、
読んでいて、なんとも心地よぃ気持ちになれます。
さ -
Posted by ブクログ
11巻目。2008年刊行。
ロケットの話は、いつもより真面目ですよねぇ。
まぁ、ちょっとはいつものあさり節なブラックさもあるのですが、大変まっすぐななロケットに関するお話でした。
これを1年間通して連載させてくれるメディアがあるということ、というか、これを「連載してもいいよ」と言われるだけのスペースを作ったのは、今まで、あさり よしとおが、積み上げてきたものなんだろうなぁと思います。
ロケットの出てくる話は、他の話よりも、斜に構えるところが抜けて、正直なところがでてる気がします。
たしか、ホリエモンとかとロケットを作っているんでしたっけ。
こういうマンガが、きっと後に続く人を育てていく -
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Posted by ブクログ
ネタバレチェック項目4箇所。「今、日本では、民間用の航空機は年間何騎くらい製造されているでしょうか?」。日本が第二次世界大戦で敗戦してから、乗り込んできた連合国軍最高司令官総司令部「GHQ」によって飛行機は破壊され、製造はもちろん、研究すら禁止されました、これが、「航空禁止令」と呼ばれるものです。航空の歴史を知れば知るほど、「戦前の人たちが、こんな素晴らしい無尾翼機を作っているのだから、戦後の僕たちだって作れるはず!」と思いました、ちょっと大げさかもしれませんがオープンスカイの目的のひとつは、一旦途絶えた日本の飛行機の系譜を継ぐことなのかもしれません。その世界のプロが、経験による先入観ゆえに気づかない