あさりよしとおのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
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ある朝、目を覚ました六文が目にしたのは「家族の代わり」を自称する2人の悪魔と、父親殺害という惨劇の痕跡だった。悪魔が語るところによると、父親を殺したのは天使であり、これは、キリスト教の「七つの大罪」すべてを犯した父親への天罰だという。納得のいかない六文は、なぜ悪魔が地上にいるのか、その目的は何かと問う。それに対しての答えは…「地獄が悪人の魂で満杯になっているので、地上で善行を成して人心を健やかにして、人間を天界におくるため」だという。どこか釈然としないものを感じつつ、六文と悪魔達、そして天使に惨殺されかけながら悪魔の力で黒猫として転生した父親の珍妙な共同生活が始まるのだった。 -
購入済み
いつもの、あさりよしとおさん
大体新刊が出ると買ってますが、彼の作品に、しっかりかっきりわかりやすいエンディングを求めてはなりません。
捻くれているのです。
しかも、今回のはいつもの毒が薄めです。
しかし、私は常に彼の活動を応援しているので買い続けます。