石田祥のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
おもしろかったです!
出版社勤務だけど、編集の仕事に初めて携わることになった小依と作家の皆月。
2人は取材のため、お抹茶に関する逸話を探しながらお抹茶スイーツを求め、京都の人気名所やお店を巡ります。
行く先々で出会うお抹茶スイーツも美味しそうでしたが、今まで知らなかった抹茶の知識も小噺もかなりおもしろかった。
二人で巡る京都は、クスリとなる軽快な会話と柔らかな雰囲気が心地よく、食欲も好奇心も満たしてくれる。
ちょっとした謎もあって、本の中から楽しみが次から次へと湧いてくるようでした。
もっともっとお抹茶について知りたくなったし、物語に触発されて、京都の町でお抹茶スイーツ巡りをしてみたくなり -
Posted by ブクログ
ネタバレ猫好きだし、好きな作者が含まれいたので。
好きな作者、若竹七海の「神様のウインク」は
文字通り沈みつつある公団に住む中学生の話。
幼い頃の火傷の痕が顔にある少年は、
母親はいるが顔を合わせてもらえず、
母親に代わって祖母の面倒をみるヤングケアラー。
その相方は、
そんな火傷の痕なんて大したことないと言って、
父親によるたばこの痕で水玉模様になった尻を見せた同級生。
相変わらずひりりとした話で、かつミステリー仕立てで面白かった。
他の作者は全くチェックしておらず期待もしていなかったが、
「オロロ畑でつかまえて」の作者はYouTubeでバズった猫の秘密、
「ある日、あひるバス」の作者は四代に渡